kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

奇界遺産×アメリカ合衆国 ① ムター博物館「キョンシーのモデル 死蝋」

2018年09月14日 | Weblog
2018年9月5日に放送された、バラエティ番組「クレイジージャーニー」で


奇界遺産の写真家・佐藤健寿さんがアメリカで見てこられたものです。


ムター博物館(ペンシルベニア州フィラデルフィア)は
1858年に医師のトーマス・ムター氏が


個人で所有していた医学標本を
寄贈した事から始まったと言われています。


普通は撮影も禁止なので、行かなければ見ることができない
「ムター博物館は世界屈指の医療博物館」です。


世界中から集められた頭蓋骨は、古いもので300年以上のものでした。

頭蓋骨の仕組みと病気や人格に関係があるのか研究する為に集められたもので、頭蓋骨1つ1つに、死因やエピソードなどが記されています。


これは首狩り族の「シュランケンヘッド」

右は、ヨーロッパの人が作った模造品。
左は、首狩った後に手を加えて小さくしたもので


口から魂が抜けないように紐で結んだ本物です。


「ソープレディ(石鹸女)」のようになる「死蝋」

むかし中国で、土地の状況で死体が腐らない現象があり
身体が石鹸状になった非常に珍しい症例です。


そして死体が腐らない、映画「キョンシー」のモデルでもあります。

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おでこの所に皮膚の角質が発達して角のようになった人
子供のころに骨折して、回復していく過程で筋肉が骨化して動かなくなる病気
他にも、お腹が膨れて結腸が考えられないほど肥大化したものなど・・・


今みたいに保存したり写真が無い時代なので
筋肉が骨化した病気の人は死後、医療に役立てて欲しいと寄贈されたり
ワックスモデル(蝋人形)を使って残しているそうです。

医師のトーマス・ムター氏は、医学が今のように発展していなかった当時「様々な病気の症例を多くの人に知ってもらいたい」と願っていました。
その意思が受け継がれて、今では2万点を超す標本を所蔵されています。
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