ペンシルベニア州フィラデルフィアの「ムトー医療博物館」の後は・・・
サンマルコにある「死体農場」です。
長閑な感じの場所ですが、ここに「死体農場」があるそうです。
この人が奇界遺産のフォトグラファー 佐藤健寿(さとうけんじ) さんです。
「死体農場」(サンマルコス)は
テキサス州立大学・法医人類学センターの敷地内に設置されていました。
そして案内してくださったのは、テキサス州立大学教授のダニエル氏です。
扉は動物などが入らないように二重になっています。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
ここから先は過激でグロテスクな表現と画像が含まれますので
そういったものが苦手な方は、閲覧はお控えください。
18歳未満の方、閲覧される方は必ず各自の責任を持ってご覧下さい。
白い旗印を目印にしている場所は
遺体を野ざらしにして鳥に食べられていく様を研究しているサンプルです。
鳥の餌食になると大体1日で白骨化するそうですが
日本では、姥捨山へ老いた両親を置いて来て鳥葬していた所がありましたね。
死体農場(ボディ・ファーム)」とは法医人類学の研究施設であり
現在アメリカ国内に8カ所設置されています。
遺体を観察する若者たちの多くは、検視官を目指す人でした。
アメリカ国内に8カ所設置されているわけは
それぞれ気候が違うところで研究しているからだそうです。
他にも、バクテリアの研究者の専門的な知識を持った人たちがいます。
この場所が選ばれたのは
死体遺棄事件で最も多いのが森の中でそれを再現するためでした。
ドローン撮影も許可され、これは上空からの写真ですが・・・
こんなにも沢山の遺体が置かれています。
ここにある遺体は全て善意によるもので、
生前、我々の研究に賛同してくれた方達だそうです。
※20年ほど前に、70代の女性から「私、献体に登録しているのよ。」と
聞いて驚いたことは勿論ですが、とてもショックだったことを思い出しました。
その女性は特別な病気でもないので、なぜ献体に登録をしたのか聞いた時に
「お役にたちたいの。」と、穏やかな表情で話されたのです。
今まで忘れていたことですが、このような形で貢献されたのですね。
私には、献体の登録する勇気もありませんが・・・
このような人たちが居られることを忘れてはいけないと思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます