喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ハクビシン(白鼻心)を追う

2013-07-12 | ブログ
 実家平礒への帰り道、さまざまな生き物を見ることができる。
昼間であれば、ヘビはもちろんキジ、ヤマドリ。
湿っぽい日であれば、大きなイボガエル(ガマガエル、ヒキガエルとも言う)。
 そして夜はさらに、タヌキはしょっちゅう。
時にはイノシシ、キツネ。
昨夜は、ハクビシンが道路を横切っていた。
 


 ハクビシンは、漢字で書くと白鼻心。
ひたいから鼻の先にかけて、白い線がはいっている。
動きは、早くないが、木登りを得意とする。
指の数がタヌキは、4本なのに、ハクビシンは5本あるため、前足を器用に使いこなす。
そのため柑橘などを食い荒らすやっかいな動物とされている。
しかし、保護動物になっているため、自由に駆除できない。

 四国や本州の東に生息。
有力な説とすれば、明治時代に中国から毛皮目的で持ちこまれたようだ。
でもアライグマのようにあきらかに外来動物とされておらず、それが駆除しづらい理由となっている。

 まあ、何はともあれ、この自然が多い田舎はまるで囲いのない動物園。
野生動物の楽園。
15分間の暗い夜の帰り道も楽しみの1つとなっている。

 先ほどのハクビシンをしばらく追跡。
あまり逃げようとするそぶりもなく、道路を右に左に行ったり来たり。
ときどきこちらをちらっと見るが、車のライトがまぶしく、すぐに顔をそむける。

 3分間ほどの野生動物観察。
楽しいひとときだった。

 田舎の夜の楽しみ。