喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

おじさんからのコニャック・カミュナポレオンのプレゼント

2016-02-16 | 感動
 14日の日曜日、姉の義父に久しぶりに会った。
2年前、お伊勢参りの帰りに松山の家におじゃまして以来。

 大好きなおじさんだ。
鹿児島県枕崎出身の船乗り。
長い間、貨物船の船長として働いた。

 骨太の体格で、鍛えられた体は元気そのもの。
船乗りだが荒っぽいところは全くなく、物静かで笑った時の笑顔がとてもやさしい。
 時おり口から出る鹿児島なまりが、大学時代の親友を思い出させてくれるようで、
そんなところも大好きなところ。

 80歳を越えて、少し元気はなくなったものの、
おじさんの良さは変わらずにじみ出ていた。

 1時間ほどして帰るときに、
「よかったらこれ飲んで。
同じ船乗りで外国航路専門の弟から、40年前にお土産にもらったもの。
うちは誰も飲まないからどうぞ。」


 そんな貴重なお酒を私に。
とまどったが、ありがたくいただくことにした。

 豪華な箱を開けて感動。
ビンではなく、ブック型の陶器にナポレオンのデザイン。
しかも遊び心で、栓がナポレオンの帽子になっている。



 早速、家に帰り一杯。
んー。口あたりがやわらかく、まろやか。
これが長い時間が作り出す熟成の味だろうか。



 おじさんの気持ちも含め、
心もお腹も幸せで満たされた。

 毎晩の楽しみが増えた。
日々の暮らしの小さな幸せ。

 案外、幸せってとびっきりのことよりも
こんなものなのかもしれない。
 
         岬人(はなんちゅう)



佐田岬の風景 ~伊方町豊之浦~

2016-02-16 | ふるさと
 3日前に佐田岬にも春一番が吹いたかと思えば、昨日は雪がちらつく寒さ。
暖かい春が待ち遠しい。

 1週間ほど前に伊方町豊之浦を通ったとき、
あまりに景色がよかったので、カメラにおさめておきたいと思った。



 沖に見えるのは、宇和海の波をたたえて静かに浮かぶ黒島。
美しい景観と磯釣りの名所として太公望を楽しませてくれる無人島。

 ここ豊之浦には、漁師が多く、あっさりして、人情味が厚い。
大好きな豊之浦だ。
 港には、多くの漁船がつながれている。

 

 佐田岬には、リアス式の浦々に、個性的な集落が多い。
どこを見ても歴史や文化、習慣が違う。
そんなオンリーワンのかけがえのないふるさと。

 今回は時間がなく、集落には入れなかったが、
また久しぶりに歩いてみたいと思った。

             岬人(はなんちゅう)