喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

内子オーベルジェから田舎暮らしを考える

2017-01-23 | 田舎暮らし
 一昨日、五十崎に用事があった。
朝7時過ぎ。
1時間ほど早く着いたので、内子の竜王公園に久しぶりに上がってみた。

 ここには、様々なスポーツ施設などがあると同時に、
田舎にはなじみが浅い高級ホテルがあった。
その名は、「オーベルジェ内子」。



 オーベルジュとは、フランス発祥でありながら、
日本各地にも数多く点在するようになった<宿泊設備を備えたレストラン>=オーベルジュのこと。

 自然環境などの地域性を活かしながら、地元の食材を使った料理の提供に努力を惜しまないオーベルジュは、
その土地ならではの食事を楽しみとする旅行者の期待に応えられる存在のようだ。



 また、食の安全や健康への影響、食材の品質に一般旅行者の関心が高まりつつある現在、
オーベルジュの存在は食事先を選択する際に、指標の一つともなるはず。

 オーベルジュでの食体験によって得られる、日本の食の豊かさとすばらしさを
国内はもとより世界へも伝えていくこともできるかもしれない。




 内子や五十崎の冬は長いので、それに備え、人間も植物も虫たちも春の訪れをじっと待ち続け、寒く長い冬を越していく。
田舎にいると、日々季節の移ろいを感じることができる。

「身土不二」、人の生活と自然環境は切り離せないということを昔の人は知っていた。
 オーベルジュ内子のコンセプト、すなわち内子の身土不二を根本に、
滞在を通して、人が生きる歓びと真の豊かさを感じとっていく。



ホテル内部を見せてもらおうとしたところ、
スタッフの方と仲良くなり、離れにある宿泊の部屋まで見せてもらった。

 いつか泊まってみたい宿だ。



                岬人(はなんちゅう)