喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

人が来てもらえるような居心地のいい家庭を

2017-01-28 | 田舎暮らし
 人が来てもらえるような居心地のいい家庭をつくりたいと思っている。
風通しのいい、開かれた家庭。

 両親のそんな姿を見て育った。

 お正月にも多くの人が来てくれた。
喜久家ボランティアのフランス出身のルシアン。


 釜木から来てくれた幼なじみのひょうきんなまー君。
平礒のこー君。
 2人は、関西で暮らしている。




 会話が盛り上がる。


 ふるさとに帰って来た時に、様子が聞ける人。
お酒が飲める仲間。

 次に会えるのは、お盆だろうか。
2人にとって、心待ちに思ってもらえればうれしい。

         岬人(はなんちゅう)
 

拝むということ

2017-01-28 | 田舎暮らし
 今日28日は、旧正月。
正月をふり返る。

 大晦日から正月にかけて拝むことが多い。

 我が家にお祀りしている9つの神仏を拝む高校1年の娘たち。





 これが神社であれば、

1:賽銭箱に賽銭を入れる。
 白い紙に包んだ米を「おひねり」として供えていた名残り。
 大事なものを捧げることは私欲があっては出来ないことなので、賽銭を入れることで心の靄を祓うという意味もある。

2:鈴を鳴らす。
 鈴の音によって祓い清め、神を呼ぶ。

3:二拝(2回頭を下げて深くおじぎをする)
 神への敬意を表す。

4:まずは胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして二拍手。
 その後、指先をきちんと合わせて祈りを込めてから手を下ろす。
  掌をずらすのは、神と人とがまだ一体になっていないということ。
 二度手を打つことで神を招き、その後掌を合わせることで神人が一体となり、祈願を込めて神の力を体得するからだといわれている。

5:最後に一拝をして終了。
 もう一度おじぎをすることで神を送る。




 子どもたちには、神仏の意味もふくめ、拝み方までしつけをした。
そして何より子どもたちは、その1番の実践者である祖父の姿を見てきた。
 こうして次の世代へと引き継がれていく。
大切にしたい姿だ。


              岬人(はなんちゅう)

ふるさと平礒の神社をお参りする

2017-01-28 | ふるさと
 大晦日、夕方に年をとった後、神社とお墓・お寺をお参りする。
この時は、女性はせず、男性のみ。
父と私と息子の3人でお参り。

 まずは、神社へ。


 以下が一般的な参拝の仕方。

1:まず、鳥居をくぐる前に衣服を整え、軽く会釈をしてから境内に入る。
 鳥居の向こう側は神の空間。
 参拝はすでにここから始まっている。

2:参道は中央を避け、ゆっくりと歩く。
……中央は神が通るところなので避け、ゆったりとした気持ちになって拝礼するための心の準備をする。

3:手水舎で手水をとり、心身を清めてからご神前に進む。
……ここで俗界の穢れをおとす。

4:軽く会釈をしてから賽銭箱に賽銭を入れ、鈴を鳴らして
「二拝二拍手一拝」の作法で拝礼し、軽く会釈をして退く。


5:帰る際も、来たとき同様に中央を避けて参道を歩き、中に向かって軽く会釈をしてから鳥居を出る。

 
 拝殿で、二拝二拍手一拝。





神様をお迎えし、お祀りする正月

2017-01-28 | 田舎暮らし
 今日は、春節(旧正月)。
正月をふり返る。

 正月は、神さまをお迎えし、お祀りする行事。
田舎のわが家では、そんな文化が色濃く残っている。

 大晦日、家中のすべての神棚に神様の好きなもちなどのお供え物が置かれ、燈明が灯される。

 左が年神様。
正月のみお供えされる。


 座敷の神様。


 お不動様。
正式には不動明王。仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。
大日如来の化身とも言われる。また、五大明王の中心となる明王でもある。
真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている。


 恵比須様。


 荒神様。


 庭に祀っている鍾馗(しょうき)様。


 明けて正月。
お供え物は、雑煮になる。
 ただし、仏壇は精進料理なので、魚などのだしをつかって煮たものはお供えされない。








 神棚の向きは、「天子は南面し、臣下は北面す」という故事にあるように、南は君主が向く方角とされている。
また東は太陽が昇る方角で、1日が始まる方角とし「勢いが良い」とされている。
 この事から神棚は南向き・東向きに置くのが一般的とされている。


 田舎暮らしには、このような大切な風習や文化がまだまだ色濃く残されている。

                    岬人(はなんちゅう)

春節(旧正月)

2017-01-28 | ふるさと
 春節とは、中国・台湾など中華圏での旧暦の正月のことを言う。
一年の中で重要な祝日とされており、新暦の正月よりも盛大に祝う。

 日本では旧正月といわれており、明治維新の前までは旧暦を使い旧正月を祝っていたが、
政府が太陰暦を太陽暦に変えてから現在の元旦に正月を迎えるようになったといわれている。

 知り合いにも旧暦で、年賀状を出す人がいる。

 春節・旧正月は毎年日付が異なるが、これは新暦である太陽暦は「太陽を基準とした暦」で、
地球が太陽を周回する日数を換算して出来た暦。
 これに対して、旧暦である太陰暦は「月を基準とした暦」で月の満ち欠けを基準に日数を区切る暦のため、
新暦では1年は365日、旧暦では1年は354日と11日のずれがあります。

 このずれが春節の日付が毎年変動する要因となる。

「正月」とは本来旧暦の1月のことをいい、中華圏などではこの旧暦での正月のことを「春節」と呼ぶため、
日本以外では「旧正月」という言葉は使わないようだ。

 2017年の春節は、今日1月28日。
1月27日(除夕)~2月1日(初五)の6日間が連休になる。

 今年の正月の風景。









 

                              岬人(はなんちゅう)

みかんのある風景

2017-01-28 | 佐田岬の風景
 今日は、小春日和。
春を思わせるような暖かい天気。

 年末もそうだった。
大掃除で、神棚のものを神社に納めに行きながら、写真を撮った。

 わが家の裏の道。
 

 

 お宮への道。
このモノラックで荷物を運ぶ。
 

 

 わが家の倉庫を見上げる。


 白く見えるのは、清見タンゴールにサンテをかけたもの。




 後日、平礒の集落を歩いた。
だんなさまの裏の三差路。
石垣と柑橘。


 あさじりの伊予柑。



 みかんのある風景が大好きだ。
それは、幸せを感じる風景。

 未来に残していきたいふるさとの風景。

                岬人(はなんちゅう)

腐らないミカン

2017-01-28 | 農業
 昨年の大晦日に大掃除をしていたときにすごいものを見つけた。
それは、1年前に正月を迎えるために神棚に飾った柑橘(伊予柑)だった。

 それがこの写真。



 何と腐っていないのだ。
枯れている。

 「奇跡のリンゴ」を栽培し有名な青森県の木村秋則。

 木村秋則さんの奇跡のりんごは腐らない!
 普通に農薬、肥料を使って育てたリンゴと木村秋則さんの無農薬、無肥料で育てたりんごを置いておくと、
木村さんのリンゴは半年経っても腐ることなく、自然に乾燥していく。

 農薬、肥料を使ったりんごは徐々に腐っていく。

 木村秋則さんのリンゴはまさに「奇跡のリンゴ」です!
 農薬に頼らず、肥料にも頼らず自然の力だけで育ったリンゴは、
しっかり土の中に根を張って土から栄養を吸収するそうです。…

 「りんごはね、自ら育つ力を本来持っているのです。
私は、その力を横からそっと支え、応援しているだけです」と木村さんは言う。

 木村秋則さんのリンゴの木の根の長さはどのぐらい長いと思いますか。
なんと50メートルも伸びるらしいです!
「木は、肥料を与えなければどこまでも根を張って栄養分を吸収しようとするのです」と木村さん。


 1年間神棚に置いていたミカンがなぜ腐っていないのかは、よくわからない。
でも木村さんの考えにあてはまるようだったら、すごいことだ。

 「奇跡のミカン」を作ってみたい。

            岬人(はなんちゅう)