喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛県立三崎高等学校の体育祭のすばらしさ

2017-09-02 | 感動
 昨日、佐田岬の空に広がったうろこ雲。
そんな時、翌日は天気が崩れることが多い。

 三崎高校の体育祭があるので、心配していた。
結果は、晴天。
 外れたのか。そうとも言えない。
風が涼しく、けっこう強かった。
天気が変わっている。しかも来週は雨予報。



 午前中は仕事だったため、午後から母校の体育祭を見に行く。

 感動の場面がいくつもあった。

1 魂の応援合戦
  男子のみの力強い応援。
 太鼓と手拍子と声のみのシンプルさ。




 顔をくしゃくしゃにして、体の中から声をふりしぼる。
指先にまで、思いがこもる。



2 はじけるダンス
  見ていて、本当楽しくなるこの男子のダンス。
 体全体で、リズムをとり、楽しさを表現。
 佐田岬の太陽だ。


  観客の目をくぎ付けにしたダンスのきれ、なめらかさ。
 楽しそうなキラキラとした表情。
 さわやかな佐田岬の風のようだ。



3 生徒ともに歩む先生方
  先生方全員参加のリレーで体育祭を盛り上げる。
 いい顔をしておられる。
  生徒が頼れる「チーム三崎高校」だ。



4 保護者も熱い
  女子のリレーに直前に飛び入り参加。
 平均年齢は、42歳くらいだろうか。
  子どもたちは、この親父の背中を見て育つ。



5 卒業生が多数参加
  毎年のことながら、卒業生が多数集まる。
 この時のために遠くから帰って来る者もいる。
  フォークダンスの女性役が足りないので、飛び入り参加の卒業生。
 これも三崎高校ならではだ。



6 精一杯
  最後のスウェーデンリレー。
 足が重くなるも、懸命にバトンをつなごうとする若者たち。
 たのもしい。
  そして会場の後かたづけも進んで取り組んでいた。
 社会は、そんな若者を求めている。


  結果発表。
 勝敗はつくが、それ以上のものを手に入れたにちがいない。
  将来、この日の光景を思い出し、勇気づけてくれることだろう。


 三崎高校OBとして、小さいながら、思いがぎっしりつまった体育祭をうれしく思う。
そして後輩である若者たちを、たのもしく思う。
 
 ふるさと佐田岬の未来は明るい。


                岬人(はなんちゅう)


佐田岬の秋空 ~秋を感じるうろこ雲~

2017-09-02 | 佐田岬の風景
 昨日の昼過ぎ、伊方町スポーツセンターの上に、うろこ雲が広がっていた。
あまりにもきれいだったのでカメラを取り出し、シャッターを押す。



 調べてみた。

「うころ雲は、巻積雲の別名です。
 巻積雲は、白くて非常に小さな雲がたくさん集まって出来ている雲です。
その見た目が魚の鱗のように見えることから、うろこ雲、いわし雲、さば雲等の別名がつきました。

 日本では、特に秋に良く見られます。
うろこ雲を見ると、何となく秋の気配を感じますよね。

 秋の季語として、短歌や俳句にも読まれています。

 なぜ秋に多くみられるかというと、うろこ雲が出来るメカニズムに秘密があります。
 秋ごろになると、空が晴れていても朝晩が急に冷え込んで寒くなることがありますよね。
寒くなった時には、放射冷却現象が起きています。
放射冷却現象とは、地面が熱を放射することで、温度が一気に下がる現象です。

 こうして出来た大きな寒暖差によってうろこ雲が作られています。
 うろこ雲が目立ち始めるということは、気温が下がってきているという合図です。
厚手の上着やコートを押し入れの中から出して、来たる寒さに準備しましょう!」




 なるほど。
でもうろこ雲が見えたら、明日の天気は崩れる、雨になる!
と体で感じてきた。

「うろこ雲が出ると明日は雨が降るとよく言われていますが、これは本当です。

 うろこ雲が出来ているということは、上空で暖かい空気と冷たい空気の対流が進んでいる証拠であり、
高気圧が過ぎ去って行って低気圧や前線がやってくる前触れなのです。

 うろこ雲がきれいだなと秋の風流を感じた翌日は、天気予報をチェックしてかならず折りたたみ傘を持ち歩きましょう。」


 さあ、うろこ雲がきれいにできた昨日。
翌日である今日の天気はどうなっただろうか?

 田舎では、自然の変化から天気を予測することができる。
幸せな感覚だ。

           岬人(はなんちゅう)