喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

気仙沼から生サンマが届く

2017-10-02 | 感動
 9月22日、わが家に発泡スチロールに入った生サンマが届いた。
あて先は、気仙沼。
 知り合いの伊藤さんからだ。

 三崎中学校に勤務していたとき、東日本大震災で被災地した気仙沼市立大谷中学校と交流が始まった。
伊藤さんは、その大谷中学校で被災した学校を立て直すために中心となって動かれた人。
三崎中学校との交流の窓口にもなってもらい、私たち自身親交を深めた。

 4年前、こちら三崎中学校にも来てもらい、講演をしてもらった。

 それ以来、お互いの特産物のやりとりをしている。


 何と言っても秋の魚といえば、秋刀魚。
 秋刀魚は、北太平洋で水揚される秋の鮮魚。
旬のサンマは脂ののりが良く、塩焼で食すのが秋の味覚の代表格。
秋刀魚は餌を食べてから排出するまでの時間が短いために、内臓にえぐみがなく、塩焼時に「はらわた」も美味しく食べられるのが特徴。
サンマには、血液の流れを良くすると言われる成分が含まれており、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を予防する効果があると言われている。
 またドコサヘキサエン酸も豊富に含まれていて、悪玉コレステロールを減らす作用があると言われている。


 これほど有名な秋刀魚も佐田岬では、あまり有名ではない。
アジやサバの方が人気。

 だから生サンマなど、食べたこともなかった。
今回届いた生サンマを弟が刺身に調理してくれた。
臭みを無くすためにショウガをたっぷり。



 そして一口食べてみた。
脂がのっていて、口の中でとろける。
旨い~!
肉のようでさえあった。
極上の生サンマ。

 伊藤さんとのつながりに幸せを感じながら、
生サンマの味がさらに幸せ感を大きくしてくれた。

 気仙沼は遠くて、近い存在となっている。



           岬人(はなんちゅう)