喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ふるさとのお彼岸

2015-09-19 | ブログ
 夕闇が近づくにつれ、鈴虫やコオロギなどの虫たちの声が、あたりに鳴り響き、秋の深まりを肌で感じます。
 
 連休最後の9月23日は、秋分の日で秋のお彼岸の中日。
この日の前後3日間を含めお彼岸なので、家族でお墓参りを予定している。



 『春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、
お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
 仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸(ひがん)といい、
その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。

 そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
西の方角に悟りの世界(彼岸)・極楽浄土があるので、お墓は西の方角に向けて建てられています。



 お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いた釈迦の教えも受け入れてきました。

 また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、
お彼岸は大切な行事となりました。
                      (all about 暮らしの歳時記より)』




 自分の先祖の数について考えてみます。
父母が2人、祖父母が4人、曾祖父母は8人、その上の4代前は16人、5代前は32人…と倍々で増えてゆき、
10代前は1024人と千人を超え、14代前は1万6384人と1万人を超えてしまいます。
17代前は13万1072人と、10万人を突破、そして20代前になると、なんと104万8576人になるのです。
これを続けてゆくと28代目で1億人を超えます。

 この人たちはすべて自分にとって先祖であり、どこかで1人でも亡くなっていたり、
子どもが生まれなかったとしたら、今の自分は存在していないわけです。
そこには神秘的で奇跡的な命のリレーがあったのです。
そしてこれから将来さらに生まれるであろう子どもや孫へと続いていかなければならないと思うのです。

 このように先祖や未来について、我が子と話し合うことがあります。
 お墓の前に立ち、先祖に対して手を合わせる。
私や子どもたちが顔を知っているのは、私の祖母、ミチエだけですが、
その他多くの先祖がおられたから今の自分がここにいます。
  



 写真は、我が家に集まった女子会。
この子たちの未来もずっと続いていきますように

 お墓参りは、あわただしい日常を心おだやかにふり返ることができる時間となっています。

                           岬人(はなんちゅう)

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