先週の土曜日、高槻の行きつけのライブハウスの方に紹介されて、バンドメンバーで
同じく市内の別のライブハウスに行ってきた。(ここでいうライブハウスとは、楽器が
置いてあり自分たちが演奏できる店。こういうのは「演奏できるライブハウス」とい
のかな?)
席に座り店内を観察していると、PA設備をはじめ、客席の数や距離感等はなかなか
よくて結構演奏を楽しめそうないい雰囲気。マスターが挨拶しに来てくださり、置いて
ある楽器の由来等を説明してくれはる。それらを聞いていると雰囲気もよくなり、そ
ろそろ演奏させてもらおうかな、と思っていた矢先のこと。
店のドアが勢いよく開いたかと思ったら、大きな声を出した二人組が入ってきて、そ
の内の一人が席にもつかずいきなり店のギターを抱えてステージで歌い始めた。
もうひとりは大声で不釣合いな合いの手を入れている。二人ともあきらかに酔ってい
るのは確かだが、酔い方(人間性だろうが)が非常に悪い。
口の聞き方は悪いわ、手拍子を強要するわ、周りお客の楽しさを全て奪い去るような
傍若無人の振る舞いなのである。
俺はそういうタイプの人がとってもキライやから、その時点でほぼキレていたので、
全く手拍子など打たず、そのことで何か言うてきたらちょっと文句いうたろ、と思い
ながらしばらく眺めていたら、今度は俺たちに演奏しろ、といってきた。
こんな気分の悪い中で演奏しても全く楽しくないのは分かっていたが、演奏しなけれ
ば間違いなく喧嘩になりそうだったので、メンバーの男性二人で一曲演奏することに
した。
席に座り、チューニングをしていたら今度はチューニングするのか、チューニングな
んか聞きたくない、みたいなヤジがくる。いちいち相手にするものめんどくさいから
ほぼチューニングもせず、一曲だけ演奏してさっさとステージを降りた。
どうもその間、席で待っていた女性メンバー二人にもかなり嫌なことを言ってたみた
いで、女性たちも嫌な顔をしていたし、そのあとすぐ店を退散させてもらうことにした
のだが。
最初のマスターの話で、もう出入り禁止にしようと思ってる難儀な客がいて、たまに
くるんです、みたいな話を聞いていたのだが、まさしくその客がちょうとお見えになっ
たみたいだった。
なるほど、そらこんな客にこられたら店もたまったもんじゃないだろうと思う。特に
今回の俺たちのように初めて来店した客は店にとってはとても大切である。それが
この客二人がいたために、おそらく二度と来てくれない客になってしまうのだから。
ただ、この人たちもお金を払っているお客である以上、店としても無碍に断るわけに
はいかないのだろう。「他の客に迷惑になるからもう来ないでください」で済む客な
らたぶんマスターもとっくにそう言ってるはずだし、そのような正攻法が通用しない
客だから、心底困っているに違いない。
客の「切りどころ」と自分の精神状態の「切れどころ」これが一致すればこんな楽な
ことはないのだろうが、決断の難しさがあり決断を伝える難しさがあり、それが店の
経営、ひいては自分の人生に関わってくるだけにマスターにとってはホントに難題だ
と思う。
あの日は二度とこんな店来るかい、と思ったがこのマスターの気持ちを思うと、もう
一度くらいは試してあげたい気もする。でもまたあの客にあったらその場で帰るやろ
から、行く際はこの間の客来ませんよね?という確認の電話を入れてからにしようと
思うが、それに対して「いつも○曜日の○時頃に来ますから○曜日の○時なら大丈
夫です」みたいな答えが返ってきたら、それはそれで「そこまで分かってるんならな
んとかしいな」と言う気になりそうやし、やはり縁がない店なのかなぁ…。
もう少し自分の気持ちの様子を見ようと思いまする。
同じく市内の別のライブハウスに行ってきた。(ここでいうライブハウスとは、楽器が
置いてあり自分たちが演奏できる店。こういうのは「演奏できるライブハウス」とい
のかな?)
席に座り店内を観察していると、PA設備をはじめ、客席の数や距離感等はなかなか
よくて結構演奏を楽しめそうないい雰囲気。マスターが挨拶しに来てくださり、置いて
ある楽器の由来等を説明してくれはる。それらを聞いていると雰囲気もよくなり、そ
ろそろ演奏させてもらおうかな、と思っていた矢先のこと。
店のドアが勢いよく開いたかと思ったら、大きな声を出した二人組が入ってきて、そ
の内の一人が席にもつかずいきなり店のギターを抱えてステージで歌い始めた。
もうひとりは大声で不釣合いな合いの手を入れている。二人ともあきらかに酔ってい
るのは確かだが、酔い方(人間性だろうが)が非常に悪い。
口の聞き方は悪いわ、手拍子を強要するわ、周りお客の楽しさを全て奪い去るような
傍若無人の振る舞いなのである。
俺はそういうタイプの人がとってもキライやから、その時点でほぼキレていたので、
全く手拍子など打たず、そのことで何か言うてきたらちょっと文句いうたろ、と思い
ながらしばらく眺めていたら、今度は俺たちに演奏しろ、といってきた。
こんな気分の悪い中で演奏しても全く楽しくないのは分かっていたが、演奏しなけれ
ば間違いなく喧嘩になりそうだったので、メンバーの男性二人で一曲演奏することに
した。
席に座り、チューニングをしていたら今度はチューニングするのか、チューニングな
んか聞きたくない、みたいなヤジがくる。いちいち相手にするものめんどくさいから
ほぼチューニングもせず、一曲だけ演奏してさっさとステージを降りた。
どうもその間、席で待っていた女性メンバー二人にもかなり嫌なことを言ってたみた
いで、女性たちも嫌な顔をしていたし、そのあとすぐ店を退散させてもらうことにした
のだが。
最初のマスターの話で、もう出入り禁止にしようと思ってる難儀な客がいて、たまに
くるんです、みたいな話を聞いていたのだが、まさしくその客がちょうとお見えになっ
たみたいだった。
なるほど、そらこんな客にこられたら店もたまったもんじゃないだろうと思う。特に
今回の俺たちのように初めて来店した客は店にとってはとても大切である。それが
この客二人がいたために、おそらく二度と来てくれない客になってしまうのだから。
ただ、この人たちもお金を払っているお客である以上、店としても無碍に断るわけに
はいかないのだろう。「他の客に迷惑になるからもう来ないでください」で済む客な
らたぶんマスターもとっくにそう言ってるはずだし、そのような正攻法が通用しない
客だから、心底困っているに違いない。
客の「切りどころ」と自分の精神状態の「切れどころ」これが一致すればこんな楽な
ことはないのだろうが、決断の難しさがあり決断を伝える難しさがあり、それが店の
経営、ひいては自分の人生に関わってくるだけにマスターにとってはホントに難題だ
と思う。
あの日は二度とこんな店来るかい、と思ったがこのマスターの気持ちを思うと、もう
一度くらいは試してあげたい気もする。でもまたあの客にあったらその場で帰るやろ
から、行く際はこの間の客来ませんよね?という確認の電話を入れてからにしようと
思うが、それに対して「いつも○曜日の○時頃に来ますから○曜日の○時なら大丈
夫です」みたいな答えが返ってきたら、それはそれで「そこまで分かってるんならな
んとかしいな」と言う気になりそうやし、やはり縁がない店なのかなぁ…。
もう少し自分の気持ちの様子を見ようと思いまする。