僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

髪の代わりに残ったもの

2011-04-14 | Weblog
20年ほど前の話になる。

子供が通う幼稚園で「園歌」を公募するという話があり、私も作詞・作曲をして応募したことがあった。
結果、残念ながら園歌には漏れはしたが、「父兄の歌」として採用してくれる、ということになり、その時は「へえそうなんや」みたいな気持ちで終わったのだが、先日、孫が同じ幼稚園に入園した際、娘がもらってきた資料の中に、なんとその時私が作った歌が作詞・作曲者名入りで載っていると聞き、今度はえらく驚いてしまった。

資料を確認したら、間違いない。なんとありがたいことに20年以上経った今もそれは歌い継がれているようである。
こうなればもう童謡や唱歌並のロングランだ。もはや歴史である。私は中田喜直氏や滝廉太郎氏と肩を並べたのだ!
などというのは全くおこがましく、冗談だが、自分の名と作品をずっと残してくださったということについては、ホントにありがたくただただ光栄である。

せっかくのことなので、20年ぶりにその唄を口ずさんでみたが、詩の中に、愛だのなんだのなんかこっ恥ずかしい言葉が入っていて自分ではどうも歌えない。その時は恥ずかしくなかったんだから、やはりその時感じたことはその時に必ず表現しておくべきだなぁ、と改めて思うことにもなった。

ということで、今度幼稚園に、父兄の方々がその歌を歌ってくださっている所を聞かせて欲しいとお願いにあがろうと思っている。

「え!?あなたがあの歌の作者・・・」という言葉を最後に、翌年以降、資料から消えてしまうかも知れないが。