僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

もっくんとたっくん

2012-02-02 | Weblog
小さな子供たちの行動は全てが一生懸命で、私たちを必ず笑顔にしてくれる。

昨日、娘に聞いた話では、一番上の孫のもっくん(幼稚園)が、友達のたっくんと大喧嘩をしたとのこと。それはもう、激しい取っ組み合いで、倒れながら上になり下になりお互いパンチを繰り出すというまるで格闘技のような状況だったらしい。

もちろん、子供のけんかの勝敗なんてどうでもいいのだが、結果はほぼ引き分けらしく、幼稚園一の泣き虫で、殴られても何もできなかったもっくんが、いつの間にかとてもたくましくなっていたことに驚き、また嬉しくもあった。

加えて嬉しかったことは、娘のひとこと。
「あんなにひ弱だったもっくんがこんなふうに成長したのはたっくんのおかげやなぁ。たっくんがおらんかったらもっくんあかんたれのままやで。」

子供は自己主張をぶつけ合い、その中で様々なルールを学ぶ。それは今の若者に一番欠けている「身体性」そのものである。「けんか相手」は子供にとって最高の友達であり、全うな人格形成を助けてくれる存在なのだ。

これからは英語が大切だからと既に園児を英語塾に通わせている親も多いと聞く。
「サンキュー、ユーアーウエルカム」なんて言葉を覚えさせるより、「公園で友達と遊んどいで」と送り出す親のほうが、どれほど子供の将来を思いやっていることか。

「エクスキューズミー」でことが済むならだれも苦労なんかしませんぞい。