僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

2020-05-26 | Weblog
「噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうが良くできている」
これは西部劇ワイアットアープの中の名セリフとされている。
私は噂を信じない主義だが、なるほど確かにこれはあるな、と思った。
「この人ならこんなことしそう」とか、「この人がまさかそんなことを」なんていうことを想像するのはまず単純に面白い。そして噂を立てる人は、対象になる人を知っていればいるほど事実もたくさん知っているので、それを混ぜながら話を捏造していく。だから証拠なんかないのに“証拠らしいもの”に裏付けされた「ノンフィクションぽいフィクション」になってどんどん広がっていくのだと思う。それを流布された人はたまったものではないのだが、そこで止められないのが噂好きの人々なんだろう。
ただ、噂には愛嬌もある。「ちょっと奥さん、〇〇さんちのご主人ったら〇〇“らしい”わよ」と“らしい”が入るのがミソで、「信じるも信じないもあなた次第だけどホントなのよ」という「ワタシ」が信じてもらえるかどうかを楽しんでいるところもあるし、内容そのものを信じる信じないの選択枝が用意されているからだ。参考までに過去私に立てられた噂を紹介しよう。
「〇〇さん、痴漢で捕ったらしいよ」
実はこれ、自宅から10mと離れていない場所で女性が男性に馬乗りになられていたところを友人と二人で取り押さえたもの。翌日の新聞にもその記事が載ったのに、会社では一時そういう噂が立っていたらしい。
ま、でもすぐに信じるも信じないもあなた次第。きっと私には“証拠らしいもの”があったに違いないから。

※後で警察からこの犯人は麻薬常習者だったということを聞いた。
★人を傷つける噂や作り話を肯定しているものではありません。人の不幸は蜜の味と言われるように、“蜜の味程度の不幸”くらいにクスッと笑える程度ならいいかな、と思います。