僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

子供らしさ大人らしさ

2010-04-12 | Weblog
朝のテレビで、番組の企画の大縄跳びに参加する小学生にインタビューしていた。
で、意気込みを尋ねられた小学生だが、「自分の大切な時間を削って指導してくださる
先生のために頑張りたい」てなことを言ってたわ。
正直俺は「可愛くない」と思ったね。もちろんこの子になんの罪もないことは説明する
までもないけど、小学生がこんなもの分かりのいいことを言うなんてどうかしてる。
小学生は大人の気持ちなんてまだまだ分からんでええねん。あの先生怖いから嫌い、
とか、やさしいから好き、とかそんな真っ直ぐで正直な心根が子供達をイキイキと元気
にしてくれる。ほんで、先生の親の思いは、大人になった時に知ったらええ。あの時大
人たちはこんなことを思って自分達に厳しく接してきたんや、と知るそのギャップが人
に感動を与え、人を豊かに育てるんやから。

だから、今回のことでとにかくひどい、と思ったのは、
子供達に「俺はお前達のために自分の時間も削って頑張ってるんだぞ、だからお前達
も頑張れ」と言った大人がいた、しかもそれが教職にある先生だった、ということや。
そやないと子供がそんなこと言う訳ないもんね。

何やと思ってるんやろね。子供達をそして自分を。
先生の苦労話なんて子供達は聞きたくないって。説明は一見理解に一番近いように
思うけど、マラソンでいうならゴール地点に車で連れて行ったようなもんで、何の力にも
ならない。

へドを吐いて倒れてしまった子供たちに影で涙しながら、鬼となり蛇となりゴールまで
辿り着かせてやる。そこで達成感を味わうものもいれば、ただ怒りだけを覚えるものも
あるやろう。でもそれが人間の個性であり全てが思い通りになるわけではない。
そういう覚悟をもった人が教師と呼ばれ、大人と呼ばれる資格があるんやと思う。

テレビ局ももう少し考えて編集したほうがええと思うなぁ。
まぁ、中におると以外とそんなこと見えないもんで、自分もよう似たことしてるんやと
は思う。

子供以下やとよく言われる自分、自戒の念を忘れんようにせんとね。


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