僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

人災と天災の境目

2006-06-05 | Weblog
エレベーターで事故が起きた。
乗る回数とその空間の高さから考えたら飛行機なんかよりよっぽど危ない乗り物やねんけど、普段俺達はそんなことをほとんど考えることもなく乗っている。それほどエレベーターは信頼されてる乗り物なんやけど、一度事故があるともう、乗るのが少し怖くなる。それでも毎日毎日否が応でもエレベーターを利用していればそんな感情もやが麻痺し、事故も忘れて、誰もがエレベーターはまた安全で便利な乗り物として認識するようになる。そんな繰り返しのなんと多いことか。原因がはっきりしなくても、原因が報告されなくても、便利・楽を作り出すものは、仕方なく利用されることで、その商品の価値を取り戻す。
ウチの会社はとあるビルの4階。でもエレベーターがなく、階段。こんな事故が起こったあとでも、エレベーターがなくてよかったなんて思えなくて、やっぱり階段よりエレベーターがええなと思うねんから、自分でも、最近の事故はもう自然災害みたいに「きたら仕方ない」みたいな感覚になってしまってるなぁと思う。その自然災害も人間が引き起こしてる部分がたくさんある訳でこうなるともうどこからが人災でどこからが天災なんかも分からへんようにもなってきてる。ただ、今回の事故は間違いなく人災。そやのに便利を全てに優先させて、誰もがその責任追及を忘れるようやと、この事故に会った少年は報われない。
"仕方なく利用する"エレベーターがなかったことに少しは感謝しないとね。

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