今日帰って何気なくテレビを見てたら、天国からの手紙なる番組が
流れていた。そんな番組があるのも知らなかったし、大体からして、
俺は占いとか霊感とかの類のものは新地のホステスさんのお世辞よ
りも信じないので、うさんくさいなぁ、と思って見てたんやけど、ビックリ
したのは、霊能力者(なん?)の江原ナントカ氏が亡くなった人に変
わって、遺族に「真実」を伝えるというシーン。
死後の世界のことが分かるのなら、死人に口なし、なんてことはなく
なり、未解決の殺人事件も全て解決するはずや。それなのに、遺族
の方は彼が聞こえるという、亡くなった方の「真実の言葉」を聞いて
納得し、涙を流し、その江原さんとやらに感謝している。
ただ、「誰にも分からない」世界なので、それが絶対に真実じゃない
とは言い切れないかも知れないが、絶対に真実じゃないと言い切る
ほうが、それこそ「真実」に近い気がするのに。
こんなのは、詐欺罪に問われて当然のように思うんやけど、相手が
嘘でもいいからうまく騙して欲しいと思ってるのであれば、話は別だ。
ただ、そうであれば、番組タイトルを「江原ナントカとの霊感マジック
!」とし、「あなたも気持ちよく騙されてみませんか!」みたいなサブ
タイトルでもつけなあかんよな。
この江原さんとやら、今ちょっと流行っているらしいけど、ちょっと毛色
の違うマジシャンということなら、確かに新しい気はするけどね。
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