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僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

天才肌は天才ではない

2006-09-28 | Weblog

俺は基本的に天才肌なのだ。
でもこれは自慢するわけじゃなく、逆にコンプレックスに近いところで。

自分で言うのもなんやけど、子供の頃からカンがいいほうで、全体
像を見るのが得意。いわゆる木よりも森を見るタイプやったので、
細かいことはできんけど、ほとんどのことは一度見るなり聞くなりする
だけで、理解してそこそこ形だけは整えることができた。
運動しかり音楽しかり。勉強はできんかったけど、周りはできる奴や
と思ってたみたいで、これがまた天才肌たる所以のひとつ。

なんかやっぱり自慢やないかい、というツッコミが聞こえてきそうやけど、
実はこれが逆にコンプレックスなのよ。

ようするに天才肌は、大した努力もせんのに、何でもすぐ人並み以
上にできるようになり、それに加えて求めることの結果がすぐに見え
てしまうので、結果から逆算した超省エネの最小限の努力しかしな
い。当然、できることのひとつひとつをとれば、コツコツと努力する人
にやがて追い抜かれることになる。つまり俺ができることには全て、
俺よりできる人がいる。
その結果48歳になった今、何をさせても平均以上にはできるけど、
何一つずば抜けたものがないという、早い話が何の取柄もない人
間になってしまった。

天才肌はあくまでも「肌」であって天才じゃない。
天才はほとんど努力しなくても、その道にずば抜けた力を発揮で
きるか、もしくは、考えられないほどの努力をすることができて、ず
ば抜けた力を発揮できるかのどちらかで、いづれにしても他人には
決して真似のできないことができる人。
だから、天才なら少しくらい自慢してもいいけど、天才「肌」はしょ
せん何もできないほんとにくだらないものなのだ。

何年か前にそういうことに気がついた。まさにお肌の曲がり角なのか
も知れんねぇ。


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