僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

神秘

2006-09-17 | Weblog
今日、俺のおふくろと嫁さんの両親を招いて敬老の日のささやかなイベント
を開催した。

内容は、長女の手料理でもてなすというささやかなものなんやけど、その後、
皆で子供が生まれた頃からのアルバムを見て、結構盛り上がってしまった。

そのアルバムには今もまだ元気なおじいちゃんおばあちゃんともう亡くなった
おやじや、たくさんの友人達と写った写真があって、ウチの子供達がいかにた
くさんの愛情を受けて育ってきたかが良く分かる。

アルバムを眺めてるうちに長女が写っている写真を見つけたんやけど、何故
か写真がモノクロ。なんで?と思ってよく見るとそれは嫁さんのアルバムの中の
一枚で、嫁の写真やった。
でもそのそっくりさといったらどう見ても長女にしか見えない。さっきまで見てい
た長女のアルバムの中に、笑顔の作り方、顔の角度、おまけにあめちゃんを
持つ手の位置や角度まで、全く同じ一枚があるのだ。
もうなんか気持ち悪いくらいクローンしてて、これがカラー写真ならどうやっても
見分けがつかないくらい似ている。というか同じと言っていい。

DNAと言ってしまえばそれまでやけど、当然DNAも環境によって様変わりする。
そんな条件の中で、服装は違っていても全く同じ笑顔が引き継がれたという
のは、その前の激動の時代から嫁もたくさんの愛情を受けてきたということで
あり、先人の努力たるや、もはやこれは奇跡というか神秘の世界といっていい
ほど神がかり的なものがある。

そういえば俺の何世代か前のおじいちゃんは村長をしていたらしく、その墓は
村が建ててくれたもので、寺の中でも一番大きくて目立っている。

この素晴らしき先人達に囲まれた俺達にそのわずかな遺産さえ感じられない
のがまた神秘ではあるけれど。

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