テレビドラマのDr.コトー診療所の人気が高いらしいね。
確かにあんまりテレビドラマを見ない俺が、わざわざ見るとまではいかん
でも、その番組をたまたまやってたら見てしまうもんな。
で、例によってなんで見てしまうのかな、と考えてみると3つほどポイント
があるような気がする。
まずひとつめは、「孤島」
普段は何不自由ない所に暮らしている人が、この孤島という普段経
験できない所で人が生き生きと暮らしている、というシュチュエーション
に入り込んだだけでまず「面白い」と意識する。つまり、
1.日常+日常=面白くない
2.異常+異常=訳がわからない
3.日常+異常=面白い
という法則の3番目の状況が作られている。
そして、ふたつめは、「弱さ」
医者という職業を中心にしたドラマだけに、あの孤島には病気をはじ
め、人間関係のねじれや、落胆などがちりばめられていて、見ている
人は自分の弱さをそれとかぶせて共感する。
そして、最後は「関わり」
あの島では、今や都会ではすっかりなくなった親子や近所同士の関
わりがある。おせっかいが大嫌いな俺には絶対耐えられないほど人と
人が関わりあい、深く繋がっていく様子は、古き良き時代の、そして
人間の本来あるべき姿を描き出していて、ここでは心の深層に語り
かけるような共感が導き出される。
あとは出演者のキャスティングもいいし、皆いい演技をしているなぁ
とも思うので、まぁ視聴率がいいのも頷けるところや。
でも、こういうドラマが作られる裏には必ず、ほとんど休みもなく昼夜
を問わず必死で働き続けた人たちがいる訳で、その人たちはドラマ
作りを楽しめたのかなと、俺はどうしてもそこが気になってしまう。
本当に人生を謳歌している人が作るものこそがホントに面白いもの
やということを、今日の新庄が証明してたしね。
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