僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

あっぱれ その2

2006-10-03 | Weblog

またなくなった人の話やけど、レイチャールズという人のこと。

今日レイチャールズのCDを聞いていたら、サザンの桑田さんが作った
「いとしのエリー」の英語版が入っていた。
それは、桑田さんの楽曲の素晴らしさと、レイチャールズの歌唱力が
相まって世界で十分通用する歌に仕上がっていたと思う。

でも、桑田さんのセンスは確かに素晴らしいけど、今まで日本人が
作った曲で素晴らしい曲は何曲もあったはずやのに、どれひとつとし
て世界で通用しなかったのは何故なのか?

当然言葉の問題があり、歌唱力の問題もあり、ハートの問題もあ
るやろう。でも俺は、一番大きい理由は「プライド」やと思うねんな。
ロックやブルース、ソウルなど現在の音楽の中心になっているのは、
皆アメリカやイギリス生まれ。彼らには「音楽後進国の日本人の作
った曲なんか歌えるかい」というプライドがあるはずで、ちょっとくらい
できのいい曲でもそれをカバーして唄うなんて考えられへんねやろう。

その中で、レイチャールズや。彼は貧困や様々な差別に苦しみな
がらも世界的な一流ミュージシャンにまでなった。そんな彼やからこ
そ、プライドに縛られずに日本人が作った曲でも素晴らしいものは
素晴らしいと認め、唄うことができたんやないやろか。

世界に通用する桑田さんもあっぱれやけど、世界をひとつにするレ
イチャールズはもっとあっぱれやねぇ。


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