
絶頂の極み
も
項垂れる日々
も
ずっと
続きやしない
うれしくとも
哀しくとも
ヒト
は
生まれ
育まれ
巡り
愛し
愛され
結び
守り
守られ
覚悟し
送り
送られていく
そんな
一連
の
道すじ
も
繋げれば
人生
という
一冊の
壮大
で
尊大
な
長編小説
に
なり得るだけで
日々は
案外
脈絡も
筋書きも
ない
短編集
の
ようなモノ
一頁
の
次は
二頁
でも
実は
三頁
と
四頁
が
続いてる訳じゃ
なかったりする
ただ
繋げていくだけの
惰性ではなく
義理立てでもなく
読み返しても
腑に落ちなかったり
直視出来ないくらい
悔い改める箇所も
出てくるかも
しれないけれど
案外
ずっと
過ぎた後
読み返す
と
そういう箇所ほど
味わい
や
愛着
が
湧くモノ
なんだ
たった
ヒトツ
短編集
を
長編小説
に
綴じ直すため
の
ルール
が
在るのなら
それは
自己責任
自身
で
見つけたから
自身
で
選んだから
自身
で
決めたから
そんな
感覚
と
覚悟
の
下に
自身の人生
なのに
名脇役に
徹して
どうする?!
自ずから
手を引っ込めて
誰かの人生
を
賞讃する
余裕があるのなら
ワタシは
その手を
欲望を
書きなぐる
術に
変えるだろう
誰に
見届けられなくとも
自画自賛
でも
構わないから
書き続けよう
書き改めよう
黒く塗り潰した
痕跡すら
いつか
いとしく
想える
ように
毎日
が
新たな一頁
毎日
の
新たな決意