唐松原水爆禁止協議会主催の「平和行進」(網の目行進)に参加しました。
蒸し暑いなかでの行進でした。
出発式では、唐津被爆者の会から濱田満男さん(88才)が「生き証人として一日でも長生きして原爆の実相を知らせていきたい」とのべ、政治の流れが「憲法を変えられ戦争への道を進もうとしている」と危惧を訴えられました。
それに先立ち、坂井俊之唐津市長のメッセージが職員によって読み上げられました。
市長は、「一層の平和行政に努めている」とのべました。
私は参加者を代表して、玄海原発の再稼働の申請がされたことに触れ、「福島原発の原因も収束の見通しもたっていない、15万人の方は避難生活を余儀なくされている」と指摘し、東電が放射能汚染水が海に流失していることを隠していたことなどから、「再稼働を許さない草の根の運動が今日の平和行進でもあります」と激励しました。
今回の出発式は、これまでと大きく違っていました。
昨年までは、暑さを避けるため市役所の玄関ロビーで実施され、お茶の接待もあっていましたが、「申請が遅れた」ことを理由に玄関前で出発式が行われるという異例のなかで行われました。
同じように玄海町を訪れた平和行進団は、室内で町長からのメッセージとお茶の接待をうけました。
唐津市の対応は今後正さなければならない事であります。
被爆者の会の濱田満男さん。
九州電力へ「再稼働を止めよ」と申し入れする行進団の皆さん。