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玄海原発3号機が7年4ヶ月ぶりに営業運転を始めました。
3号機は、再稼働後一週間後に二次系による「蒸気漏れ事故」を起こしました。
その後、4月18日から発電と送電をはじめ、一般家庭に送電をしていましたが、それは法令上、「定期検査中の試運転」との位置づけだそうです。
そうすれば、試運転で送られた電力を使った家庭では電気代を払わなくていいのでしょうか。
試運転であろうが、運転中であろうが「電力」には変わはありません。
それならば、送電をはじめた時が「運転開始日」になるべきではないでしょうか。
約一ヶ月間「試運転」をしていた訳ですから。
しかも、3号機を動かすことで55億円の収支が改善され、来年3月の純収益は550億円を見込んでいるということです。
使用済み核燃料の処分方法も住民避難計画も万が一の緊急対処施設も不十分なまま、利益だけを優先する企業でいいのでしょうか。
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