大島衆院議長は31日、国会内で記者会見し、相次ぐ不祥事を繰り返す安倍政権に「民主義の根幹を揺るがす」と異例の注文をつけました。
森友学園を巡る財務相の決裁文書改ざんや自衛隊の日報隠ぺいなどを念頭に、「立法府の判断を誤らせる恐れがある」として、反省と改善を促したものです。
「国会としての正当かつ強力な調査権の一層の活用を心がけるべきだ」とも述べています。
衆院議長がこの時期に発言するのであれば、半年に及ぶ会期中に発言する機会はあったはずです。
行政を監視する立場にある立法府は、「数の論理」におもれるのではなく「民主主義の根幹」を自覚し、役割を果たして欲しいものです。
写真は、遅咲きの白いあじさい。