昨日は一般質問をしました。
「玄海原子力防災訓練について」では、原子力災害の特性を全く無視した訓練を繰り返していたことが分かりました。
住民避難では、
「二タ子一丁目に放射能が、避難指示の基準に達したために住民を避難させる」という前提でした。
しかし、住民の集合場所は、屋外で、誘導員は防護服を着ていません。
バスは、「コロナ対策」と称して、外気を取り入れています。
これでは、「放射能が避難指示の基準に達した」という前提条件を無視したものです。
バスの中に、放射能が入り込むではありませんか。
バスの汚染検査は、安物のエプロンを羽織った検査官が、タイヤとワイパを確認。
除染作業は、濡れティッシュでタイヤを拭くだけというお粗末なものでした。
以前は、車全体を水のシャワーで洗い流す訓練をしていましたが、「内閣府の指示」とかなり後退しています。
原子力災害の特性を熟知した訓練とはほど遠い、「形式的な訓練」と云わなければなりません。
今日の一般質問が、来年の訓練に活かされることを期待しています。
写真は、議場で使ったものです。
医療関係者が使うようなビニールのものを羽織って検査と除染をしています。