今にも出囃子が鳴り、小朝が出てくるような寄席の舞台
昭和30年代の初め、やっと 庶民の間でも、テレビが普及始めた頃から、寄席の番組は好んで見ているが、なかなか生を見る機会はなかった。
ところが、昭和も終わり頃だろうか、甘納豆メーカが主催する春風亭小朝独演会の観賞募集に応募し、見事当たったのである。
会場は、有楽町マリオンの 11F 朝日ホールで、演題は「明烏」他二席、たっぷりと笑い、堪能し、おまけに甘納豆をお土産に貰ってきたことを思い出す。
それ以来、小朝事務所である「春々堂」から、独演会開催の都度 案内状が届き、最近こそ 体調の関係で出鰍ッる回数は減ったが、以前はチョコチョコ出鰍ッたものである。
そんなことで、関東地区にある寄席の定席はおろか、歌舞伎座、国立大劇場、日生劇場、日比谷公会堂、博品館劇場などすべて出向いている。
そして、いつの間にか、販売されている彼の落語テープは、全て備わっており、チョットした小朝シンパといえ、寝るときはタイマーをセットし、子守唄替わりに聞いている。
毎日 聞いていたら、いい加減飽きるだろうと・・・思いきや、殆どが「まくら」の部分で寝ており、本題は未だにハッキリせず いつまでも新鮮を維持している。
作品は、横浜にぎわい座の情報コーナーに展示されている寄席の舞台で、ラップフィルム効果により写画にしたもの。
小朝の似顔絵は、歌舞伎座で独演会を開催したとき、イラストレータの山藤障二が描いたものである。
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