第231話. 対反日行為への要ペナルティ&慰安婦問題+朝日系&中韓対応&日米露の提携の模索&他

2019-02-17 14:22:24 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

韓国国会議長の天皇陛下への不敬な発言、レーダー問題、徴用工問題に絡む日本企業の資産差し押さえ、等、数多くの許しがたき韓国の反日行為に対し、明確なペナルティで対応する必要がありますよね。いつまでも遺憾で済ましていいはずもありません。特に韓国国会議長へはしっかりと謝罪を強要すべきです。それが出来なければ、国交に支障が出ると迫るべきです。それ相応のペナルティ、制裁を課すべきです。
政府には毅然とした是々非々の対応を望みます。経済制裁、韓国の基幹産業への大きな脅威となる部材や工作機械の輸出制限、渡航ビザ復活等、考えられる手立てを全て打っていただきたい所です。出来ないなら、出来る方々に国会議員に成って頂くべきです。今の政府では正直弱過ぎます。

また、国連安保理による北への制裁決議を破り、北に石油精製品を大量に持ち込んだ制裁違反が取り沙汰されていますが、日本も国際社会に、特に米国に訴えかけ、韓国に対し、厳しい経済制裁を課すよう促すべきです。

また、韓半島出身の特別永住外国人の処遇も、内容をどこかで再検証し、時代にそぐわない物、バランスを欠くもの、不公平感のある内容のものがあるなら、変えて行くべきです。そうした特別扱いの状況を一旦リセットすべきと考えます。日本人に成るか、親日的外国人として継続的にVISAを取って日本にいていただくか、そうでない場合は帰国の支援をするとか、もう戦後70年以上も経っているのですから、特別処遇など止めて、他の国から来ている外国の方々と対応を同じにすべきと考えます。

それにしても、慰安婦に関しては、私の推し政党にいる外務専門の切れ者の方が言っている通り、河野談話が慰安婦の”強制連行”を肯定していると取られてもおかしくない謝罪内容になっている点が事実と異なっており問題なのであって、その点が、韓国の慰安婦問題のプロパガンダの論拠に成っている為、まずは河野談話の撤回と破棄を自民党政権はすべきと考えます。ポイントは強制連行の有無です。そこは無かったのですから明確に否定したものに変える必要があります。河野外務大臣は遺憾ばかり言っていないで、父親の撒いた悪しき種を刈り取るべきです。それができたら、応援しても良い、と考えます。

また、朝日新聞と系列のテレビ局は、慰安婦像が設置されたり、慰安婦のプロパガンダが世界で拡散されたニュースが出る度に、"慰安婦の拡散には自分達も大きく寄与した責任があり、大変申し訳ない”と毎回国民に謝罪すべきです。そもそも、日本軍による慰安婦の強制連行等の情報はでっち上げのフェイクニュースだったと、言い出しっぺの吉田清治が自ら告白したのですから、その情報を真実のように日本だけでなく世界に拡散したその重い罪が朝日にはある訳で、その禊払いは全く出来ていないし、朝日系列はその日本への罪深さを深く認識し、今後も積極的に火消し役を果たすべきです。それが彼らに必要なカルマ取りです。それをせずに日本の良心みたいな顔はして欲しくないのです。朝日系のニュース番組がまるで日本の良心みたいな顔をしてニュース報道をしているその姿勢を見ると、いつも違和感を感じるのです。日本人の顔に嘘の情報で泥を塗っておいて、あれだけ迷惑を掛けて置きながら、何故平気な顔をしているのだ?と、いつも不思議に思うのです。皆さんはどうでしょう?私は納得していません。これは、朝日系列だけでなく、社民党の福島瑞穂氏も朝日と同様、慰安婦問題の拡散に寄与しており、彼女も禊払いが全く出来ていないと思います。何故、彼女が当選し続ける事が出来るのか、本当に日本と言う国は日本が嫌いで反日な議員を一生懸命当選させようとする反日な国民が多いみたいで本当に不思議な国です。日本を愛する国民を増やす事から始めないといけないみたいです。まずそこから変えないといけませんね・・・・。

いずれにせよ、基本、対韓半島、対中国に関しては、諭吉さんの脱亜論は130年以上経った今も色褪せず立派な不変の真理なんだと個人的には思っています。中朝韓とは、付かず離れず、距離を取って行くべきと考えます。もちろん、香港、台湾は守るべきです。ただ、嘘は百回言えば真実、的な態度を臆する事なく平気で出来てしまう中韓とは、基本信頼関係のベースが成り立たないので、基本的にダメだと思います。意図的に距離を取るべきです。

ただ、彼等は、タフだし、賢いので、余り気前よく情報を出さない事が肝要です。パクっていつの間にか本流の様なポジショニングを取り、オリジナルが駆逐されるケースが良くあります。特に韓国は、90年代から、ハニートラップや家や車をエサにして、あらゆる手立てを使って日本人技術者達の技術情報を吸い上げて来ました。お蔭で、日本の得意分野の半導体も液晶も携帯も皆韓国に敗れ去りました。ハイテク分野はもう情報がダダ洩れで、基本もう手遅れですが、素材とか、一部の工作機械とか、ホンの一部の分野だけは、まだ日本に強みが残っている分野も僅かに残されているようですが、ただ、まぁ国の研究機関も国立大学も、もう中韓のスパイ天国であって、国民の血税である国の予算を使って研究した成果が、簡単に海外に持ち出され活用される無防備な今の現状は、ただただ愚かとしか言いようがありません。

アメリカも90年代からずっとそうでしたが、やっと最近、中国人技術者の締め出しをし始めましたね。でも、もう時すでに遅し、もう20年以上も中国は情報取り放題でした。取り敢えず、やらないよりはマシですが、遅きに失した感は拭えませんがね。

今後は、日本も血税を使って得た研究成果をもっとしっかり守り、中韓には警戒を怠らない事が重要かと思います。余り中韓を舐めてはいけないのです。彼らの方がずっと狡賢く、タフなんですからね。彼らに対する情報の管理と警戒が何より重要です。

そして、日本は近い将来、核を保有をした反日統一朝鮮と対峙する時期が近づいている事を知る必要があります。そしてその背後には同じく反日国で核を保有しアメリカに代わって覇権国たらんとする中国が控えている事を知る必要があります。今はトランプ氏が北との緊張緩和を演出していますが、日本は、人口7千万人の反日的核保有国と向き合う未来に直面する覚悟を持つ必要があるのです。

その時は、日本は幾ら払ってでも、米軍に日本に沖縄にいて貰うしかありません。県民投票などを沖縄にやらせて米軍をいずらくしている場合では無いのです。核の保有を真剣に検討せざるを得なくなります。本当に亡国の危機が次から次へとやって来るのです。だから、ロシアとは、北方四島の主権の所在をあいまいにしたままでも良いので、平和条約を結んでおいて、できれば日露安保位まで踏み込める下地を作っておいて、経済的にも軍事的にもアメリカ一国頼みから脱却してロシアとの関係強化を急ぐべきです。そして、世界最強の日米露と言う新しい同盟の形を模索すべき時が近づいて来ていると思うのです。トランプ氏は乗り気でも米国の世論がそれを許しませんから、日本はその橋渡し役、坂本竜馬を買って出て、米露を結びつけるべきなのです。もう真剣にその道を模索すべき時が近づいて来ていると思うのです。

湖畔人

第169話. もし今サッチャーやビスマルクが日本の首相であるならば

2018-09-02 17:21:27 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

最近ビスマルクとサッチャーがとても気になっています。理想の政治家、として注目して気になっているのです。私の好きな80年代に活躍したUKのアーティスト達でサッチャーを良く言う方々は残念ながら一人もいないのです。逆にサッチャーの悪口を歌にした曲は結構な数ございます。まぁ、彼らアーティストの仕事の一つが社会のガス抜き、不況で苦しむ多くの若者達の不満のガス抜き、と言う使命もあるかと思うので、サッチャーの大胆な変革により多くの労働者達が職を失っているので、サッチャーを恨んだとしても理解ができない訳ではないのですが、でも客観的に見ればマーガレット・サッチャーと言う政治家は間違いなく偉大なる政治家であり、名宰相の一人でして、社会主義政策で行き詰っていた当時のイギリスの構造的問題に外科手術を施し、大きい政府から小さい政府への転換を図り、多くの官営の機能を民営化させ、繁栄をもたらした偉大なる政治家です。今の日本とは真逆の対策を施し閉塞していたイギリスに再び栄光の火を灯した人物ですね。今の日本に本当に必要なタレントなのです。一方ビスマルクも弱小国家群の集まりであったドイツ系諸国を統一させ、統一ドイツを作り、富国強兵路線と巧みな外交でドイツを最も勢いのある新興国に仕立て上げた名宰相です。

このビスマルクとサッチャーですが、二人には幾つか共通点があって、まず、二人ともニックネームに“鉄”が付いていましたね。ビスマルクは“鉄血宰相“と呼ばれていたし、サッチャーは”鉄の女“と呼ばれていました。二人とも周囲の意見が何であれ信念を持って政策を断行できる強いキャラクターの持ち主、信念の政治家でしたね。

また、彼らのその強い信念の裏付けとして、二人とも神を深く信じていましたね。神への深い信仰が彼らの信念の背骨です。二人とも神の目を意識して政治をされていたようですね。サッチャーは言わずと知れた熱心なメソジスト派の敬虔な信者でしたし、ビスマルクも神に対し謙虚であって、常に神の目を意識しながら政治をしていたようです。ビスマルクの言葉として“神を怖れよ、そして、他の何人をも怖れるな。”と言う言葉があったり、“政治とは歴史の中に残された神の足音に注意深く耳を傾け、その歩調に自らの歩みを合わせるものである”と言う言葉も残しています。この“歴史の中に残された神の足音に注意深く耳を傾け、その歩調に自らの歩みを合わせる”と言う考え方は、“時代の変化、文明の流れ、変遷は、神が企画、立案、実行した成果なのだ”という歴史観をビスマルクが持っていた事を示しているように見えます。多分、彼の見立ては正しく、人類を啓蒙する為に様々なテーマを持った時代が神によって用意され、神の使いである天使達が様々な時代、様々なエリアに、様々な人種や名前で生まれては、自らの使命を果たすことで、時代を、文明を作って来た、その中の経験を通して、人類に何が正しいのか、何が最適なのかを考えさせる機会を作って来た、それが人類史の真相であったと思うのです。ビスマルクは、その“歴史”の動き、“時代”の動きの中にある、神の声を聞かんとし、神の意志や意図を見出そうとしていた、そして、それら神の意志に自らを合わせ込み、自らを神の代理人とせんとしていたようですね。その為には、まずその前提として、神がこの世界をどう見ているか、神が人類に何を期待しているか、と言う点に関し、正しい見方が必要となりますが、まず、人を悪、罪人と見るか、神の子と見るかと言う選択があるかと思いますが、正解としては人を神の子と見るとなるかと思います。次に、神が神の子である人間に対し、どう言う生き方を望むのか、その点への考察も重要であって、他人も皆神の子であるが故に調和し、仲良くすべきであり、一方、各自、与えられた才能を最大限に発揮し、自主独立の精神でもってそれぞれの人生を切り開き、富を作り、その富でもって他を施す、それが、神が神の子達である我々人類に対し望まれた姿である、と考えるべきかと思います。そして、そうした状況を作る為の環境整備に政治家は邁進すべきである、それが聖務である、国と言う単位に対しても、今自分が属する国も、神によって授かったものと受け取り、大切にし、その国の国民として、自国を強化し、守り、より良く、より豊かにせんと尽力する事が神の期待に応える事であると心得る、そしてその実行が、神の代理人としての政治家の役目と考える、そう言った考え方を、ビスマルクも、サッチャーも持っていた、と、そう、彼らの言動から想定をしております。ここに輪廻の思想があれば、尚良くて、他国に自分が生まれていた事をも想像させ、他国や他人種への寛容の精神を持つ事が出来ますのでより良いのですが、キリスト教社会のビスマルクにも、サッチャーにもそうした輪廻思想を期待するのは難しいのかもしれません。ただ、ビスマルクはスピノザの汎神論の影響を受け日本的な思想を持った汎神論者だったようでしたし、東洋的、ギリシャ的輪廻思想に理解があったとしても何の不思議も無いですし、彼は、我々の先輩達、伊藤博文や大久保利通にアドバイスする際も、上からではなく、同じ目線で親身にアドバイスをしてくれています。彼には人種的偏見というものは無かったようです。彼は、大久保達に“ドイツは新興国であり、やっと英仏列強と肩を並べたが、英仏は世界各地の植民地を貪り、諸国はそれに苦しんでいると聞く、欧州の親睦はいまだ信頼の置けぬものだ、日本もその危惧を感じておろう、我々は、英仏と違って帝国主義、植民地支配等はしない、彼らは、普段、親睦礼儀をもって交流しているが、それは表面上のことであって、内面では弱肉強食が実情であり、万国公法は彼らにとって利があれば守るが、不利とみれば武力を用いる都合の良いものだ、貴方がたも万国公法を気にするより、富国強兵を行い、独立を全うすることを考えるべき、さもなければ植民地化の波に飲み込まれる。親交を結ぶならドイツとしなさい”とアドバイスをし、大久保も伊藤もビスマルクの大ファンとなり、自分の事をそれぞれ“我こそは日本のビスマルク”と思っていたようです。山縣有朋もそうだったようで、ビスマルクは明治の大御所達に大人気だったようですね。仮にビスマルクが輪廻を信じていなかったとしても他人種に対し大変寛容な人物であったのは間違いないようです。一方、サッチャーに輪廻思想を期待するのは厳しいのかもしれませんが、彼女もまた、彼女の宗教教育改革において、ヒンドゥやイスラムの教育を認めたように、他宗教、他人種に対し大変寛容な人物だったようです。仮に輪廻思想を抜いたとしても、人間神の子思想や、自主独立、自助努力、祖国繁栄、防衛強化の思想は熱烈なメソジスト派の信徒としてサッチャーも共有しておりましたし、ビスマルクも当然そうであって、そこは二人とも共通しており、それらの考えを遂行することが、神の願いに沿った政(まつりごと)であると心得ていたのは多分間違いのない点かと思われます。

前項とも関係しますが、次に、二人とも保守の政治家であり、国家の主権の確立を最重要視しており、その保持の為には経済と軍事力及び教育が重要と言うリアリスト的視点の持ち主であって、特に軍事を重要視しておりました。サッチャーに関しては、ご存知の通り領土を取り戻すため、主権の確保の為にフォークランド紛争を起こしておりますし、ビスマルクも祖国統一の為、幾つも戦争をしていますが、そもそもの考え方として、“名誉と独立を好む国民はすべて、自国の平和と安全は自分自身の剣によることを意識すべきである。”、“現下の大問題は言論や多数決によってではなく、鉄と血によって解決される。”と言うリアリスト的考えの持ち主でした。これは今の日本に本当に必要なリアリストとしての視点です。ただ、誤解いただきたくないのはビスマルクは好戦的と言う訳でもなく、“勝利に終わる戦争と言えども、常に一つの悪であると私は考える。政治は民衆をそれから守る努力をしなければならぬ”と言う言葉の通り、彼は、武力は慎重かつ最小限に留めるべき、と言う考えの持ち主でした。非常にバランスが良い考えですが、今の日本に最も必要な考え方ですね。

二人とも、神の心を忖度しながら、リアアリストとして、経済と軍事力(外交)と教育の強化をし、国民に“誇り”と“主権”と“自主独立“と”富国強兵“を実現しようとした理想の政治家だったと思います。

サッチャーやビスマルクがもし今、日本の首相であるとするならば、
・まず、日本としての10年後、20年後、30年後、50年後、100年後の、あるべき姿を示し、あるべきアジアとの関係性、世界との関係性を示し、その為の意識変革を訴えるでしょう。
・次に、当然9条を変え、国防を強化し、ITや宇宙を含め本気を出せば実は米国並みと言うところまで実力を上げようと計画をぶち上げるでしょう。
・また、未来の基幹産業として、完全自給自足を実現せんとし、エネルギー、食糧の面で自給を達成できるよう、技術革新を命じるでしょう。陸の魚の養殖、海の発電、あらゆる天候の変化や天変地異から守られ、安定供給できる新しいエネルギーと食料の供給を目指すでしょう。
・大規模で高効率先進的な交通インフラの構築を命じるでしょう。
・次に人口は力なりとして、人口増加の為、親日国からの移民を推奨し、世界中に日本語学校を作り、リクルートをし、人口2億人を目指すでしょう。出産を奨励する為、国としても出産の支援、手当をし、老夫婦による小規模保育園を推奨し、また妊婦が産後に社会復帰しやすくなるよう法制度を設けます。
・税制も変え、消費税、所得税、法人税、相続税、他、大規模な減税を実施し、消費を促進させます。
・高齢者対策として、年金制度も、大きく受給開始年齢を上げ、高齢者に長く働いて頂けるよう、再就職の為の支援を大規模に行い、また年金受給不要者を募り、実施者には名を記した記念を遺す等、名誉を讃える対応をします。また年金停止者から要望があれば、これまで彼らが支払ってきた年金分を全額返済します。
・高齢者の住みよい街作りを目指し、高齢者達の生活や移動が容易になるようコンパクトな老人マンション街を多数駅近くに作り、僅かな距離で買い物や病院や仕事や遊び等全てが出来る様な街を駅周辺に作り直します。若い人達程、駅から離れて暮らすというスタイルで街を作り直します。そこには前述の老夫婦による小規模保育園が多数営まれ、通勤の前と後にお母さん達がその駅前の高齢者マンション街に立ち寄って子供を預けたり引き取ったり出来るようにします。
・規制撤廃により、民放テレビ局も増えます。それにより偏向報道が激減します。
・自虐史観を止め、欧米による帝国主義を止めた英雄として先の戦争を見直す教育を始めます。
・反日勢力への反撃も開始します。竹島からの施設の撤去を韓国に要請し、韓国が聞き入れなければ、米国に韓国と開戦すると言い張り、米国の仲裁により韓国は竹島から去らざるを得なくします。
・慰安婦や南京問題に関しても、文科省と外務省と外部委員で調査機関を作り、それらの反日国の主張に対し徹底的且つ客観的な調査を行い、国連も一言も口を挟めない程の証拠と論理を組み立て、全世界でプロパガンダを開始し、同時にライダイハンや中国によるウィグルやチベット、内モンゴル、反共産主義者への弾圧の数々の証言を集め、国連や世界的なメディアでネガティブキャンペーンを張ります。
まあ、軽く思いつくだけで、そうした事をきっと言うと思われます。

二人であれば、自国民が、誇りと生きがいを持ってそれぞれの専門で成果を出せるよう、その環境作りを目指す事でしょう。そしてしっかりとした安全保障、外交、憲法、軍事力、科学技術力を総動員して、長きに渡り存続出来る国家を作らんとする事でしょう。

二人とも神の代理人として、神の願いを日々想定しながら、人間神の子、自主独立、自助努力、祖国繁栄、防衛強化を実現すべく日々戦ってくれる事でしょう。こうした政治家こそが、今の日本に本当に必要な政治家なのです。特に各種天変地異を温暖化のせいにするのではなく、そこに神意を見出し、謙虚に自らの非を検証できる政治家が要ります。安倍首相はサッチャーを尊敬しているようです。であれば、サッチャーを見習い、もっと踏み込んでほしい所です。中途半端な経済対策、中途半端な憲法改正、中途半端な親米反中共対応、スワップ再開などやっている場合では無いでしょう。神意を感じるセンシング能力があれば、今、神が何を世界に対し望み、何を変えようとされているか、容易に想像がつくはずです。神の願いは、まず、共産主義国で専制国家で人権弾圧を平気でして来た中国と言う国が、金と軍事力と購買力にものを言わせ、世界を従わせ、覇権を現実のものとしようとしている今の状況こそが、神にとってはの最大の懸念でしょう。そしてその覇権の阻止こそが、神の一番の願いでしょう。同時に、世界に復活しつつある社会主義、共産主義と言う病を終わらせる事も、多分神の次の関心事である事でしょう(人がこの世に生まれて来る目的に反する為)、そして三つ目の神の関心事は、多分、自らが生み出した世界宗教同士がいがみ合い憎しみ合う今の現状を変える事にある事でしょう。彼らが信じている神が同一の神であり、彼らが同じ神を崇めている兄弟宗教である事を知らしめ、お互いの違いを尊重し合いながら共存する事を神は強く願っているはずなのです。多分、多くの皆さんもそう想定されるのでは無いかと考えます。神の願いを想像する事はそんなに難しい事では無いはずです。そして、もし、今地上に出ている政治家の中でもっとも神意を感知する能力にたけ、且つ神の代理人として世界をその方向で変える事が出来る偉大なる政治家を一人あげなさい、と言われたならば、それは間違いなくアメリカの現大統領であるトランプ氏が、それに該当すると言わざるを得ないでしょう。トランプ氏は神の側から見て、多分地上において最も頼もしく、最もありがたい神の戦士として神の目には映っているはずなのです。

日本の政府は、そうした神の気持ちを理解もせず、トランプ氏の足を引く事ばかりを一生懸命しているように見えます。センス無いですね。

願わくば、この日本においてもビスマルクやサッチャーの様に強い信念を持ち、神の心を自らの心として動ける、そしてトランプさんとも歩調を合わせ世界を神の意に沿う方向で変えて行く事が出来る強くて偉大な政治家の出現を心の底から期待をしたいと思います。

それでは、また後日。

湖畔人

第164話. 今年最後の先の大戦の復習

2018-08-19 14:25:56 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

今回は、今夏の先の大戦関連の最後の記事です。
先の大戦は、知れば知るほど、残念な気持ちになるばかりです。歴史は勝者によって都合よく書き変えられる物、と言った主旨の話をよく聞きますが、本当にそうなんだなと思うし、たとえ動機が良かったにしろ、勝てる見込みが無く、多くの国民の命を失わせた責任は当時の政府にはあるし、アジア解放など狙いはそのままに、やり方は他になかったのかと言う検証は要ると思うし、当時の為政者も、当時のマスコミにも、当時の国民にも、反省点が多かったのは間違いのない事実かと思います。
戦争にそう詳しい訳でもないので、素人の自分が気が付いている範囲でしか語れませんが、現代の我々にも他人事と思わず気にしないといけないポイントは下記かなと思っています。

① 陸海軍の若手によるクーデター未遂が二回も起きた事、ガバナンス不足、
② その背景としての景気の悪化、
③ 反日プロパガンダの放置、逆のプロパガンダの不足、
④ 戦線の拡大のし過ぎと兵站・補給計画軽視、
⑤ 最先端の有効な戦力の研究と保持、
⑥ 強力な友人国の保持。

上記6点に関しそれぞれコメントをしてみたいと思います。

① 陸海軍の若手によるクーデター未遂が二回も起きた事、ガバナンス不足
これは、今は文民統制とマスコミも政治家もうるさいし、余り軍部の暴走自体の心配は必要ないにしろ、今目を光らせる必要があるのは、嘗ての若手将校並みに危険な現代のマスコミですね。テレビと新聞等メディアです。彼らの報道でクーデターに近い事は平気で出来ているし、彼らは実際にやっています。首相もクビに出来るし。その癖、当時の若手将校たちと一緒で、正しく判断が出来る人達とはとても見えないのです。報道の自由、と言われると皆たじろぐ訳ですが、嘘や偏向の過ぎた報道は厳しくチェックされる必要があります。だれかが、あれは偏向している、一面的と指摘できる勢力が要る訳です。放置してはいけません。今後マスコミをどう国民がウォッチし、どう誤りを指摘し制御するか、何が有効なのか、考えるべき時期が来ていると思います。世界的に左傾の偏向マスコミが世論を形作っています。思いっきりバイアスが掛かっていますので、マスコミを監視するマスコミ、マスコミのマスコミが要ると考えます。

② その背景としての景気の悪化
2.26も5.15も背景には当時のもの凄く悪い景気と国民の爆発寸前の不満がありました。景気の悪さでも人々の判断は狂っていくのです。我々も世界の経済がどうなるにせよ、国防とエネルギーと食料の確保が究極の事態には最重要となるのです。食料とエネルギーを全部輸入に頼るのは危険です。戦争に突入した直接的な理由は石油を止められた事にありましたし、現代の日本には原子力も当然必要です。左翼の反原発の動きには負けてはなりません。食料も米は100%近い自給率ですが、食料全体ではまだ40%弱ですので、要改善ですね。特に野菜、大豆、小豆は日本食の基本ですので、自給率アップが望まれます。

③ 反日プロパガンダの放置、逆のプロパガンダの不足
フーバーさんの所でも指摘した通り、戦前は、日本人なんて人間ではない位の勢いで偏見報道が蒋介石の嫁を発信元にして全米や世界で共有され、日本許すべからず、と言う空気が世界に特にアメリカに充満していました。所謂プロパガンダです。今も慰安婦や南京でやられたい放題ですが、これはその逆をやって、嘘と論破し、中、韓、国連は嘘つきだ、信用するな、と逆のプロパガンダをギャーギャー言って回らないといけません。もう許してくさい、我々の悪口は止めてください、と言われる位までグリグリやるべきです。こう言うのは、真面目な女性がやると効果的です。女性戦士に期待したい所です。

④ 戦線の拡大のし過ぎと兵站・補給計画軽視
これは、もう有名な話で、あっちこっちで同時に戦いを起こして、兵器も食料も医療も行きわたらずそれでどうやって戦えと言うのだ?政府も軍の本部もアホなのか?と言われてしまう所以の一番恥ずかしい部分です。本来、戦いに臨む場合は、兵站・補給計画を含め必ず継続的に戦い勝てる戦略を練るべきで、何か起きた時のバックアッププランも様々に考えて置くのが普通であって、行き当たりばったりで事に及び、多くの人命を失うと言う愚行はあってはならない訳です。この背景には、過去の日清、日露の勝利の栄光から緩み切っており、日本は神国だから大丈夫的なメデタイ精神論も背景にあったと思われています。これは、本当に大事な部分であって、神を信じると表明していればいるほど、その人間は、だれより、現実的で、誰より用意周到で、あらゆる戦況の変化に対応できるバックアッププランを考えて置くべきなのです。ある意味、無神論者よりも、現実的で冷静な状況判断と想定が要るのです。その上で、考えてもしょうがない、後は心を決めて戦うだけ、と言う段になれば、そこで初めて神を信じる者として、心を決めて死をも恐れず戦うのは良いにしても、様々な冷静で冷徹な戦力分析もせず、起きうる想定も幾つも考える事もせず、ただただ、めでたく神様が何とかしてくれる、なんて言う態度は、怠惰だし、傲慢だし、“信仰者=馬鹿“と言う誤った印象を人々に与えてしまうし、しては成らない行為だと思うのです。全てを神に委ね、自分は状況分析もせず、研究もせず、対応策も練らずなんて言うそんな態度をとる者は、”神を信じています“等と気安く言うな!と言いたくなる訳です。皆、信仰者が馬鹿と思われるし神様ご自身も迷惑だろう、と言いたいのです。神を信仰をすると言うならば、誰より現実的で、誰より科学的で、誰より冷徹な分析でもって状況を見、しっかり対応策を練るべき、その上で最後の最後に神の御加護を願うべき、それが今後の信仰者に課せられた義務だと考えます(私見ですが)。

⑤ 最先端の有効な戦力の研究と保持
大戦当時のアメリカは、空母と機動性の高い戦闘機の多数の保持が勝利には欠かせないと見、その体制を整えましたが、日本は、その点で先行していながら、その有効性を戦略的に強化が出来なかったのが敗因の一つと思われています。 今は、IT、宇宙、原潜、ステルス性、原爆かそれ相応の決定的戦力保持、等色々あるかと思いますが、何が有効かを常に世界の軍事に目を光らせ、より良い戦力、より効果的な戦力を探し、そして良き物は直ぐに自国に取り込んで行く、その柔軟性とスピード感が重要です。最近政府は、宇宙ゴミの衝突や他国の衛星の妨害を監視する衛星監視用の衛星(SSA衛星)の導入検討を表明しましたが、とても良い事だと思います。

⑥ 強力な友人国の保持
今はアメリカがそれですが、先の大戦前は独りぼっちでしたね。自由、民主、人権、信仰など普遍的価値を守ると表明する現米政権とはしっかり手を組んで離さず、方向性がズレたら指摘をし、うまく補完しながら新しい時代を築いていければ宜しいかと思います。

今思いつくのはそんな所でしょうかね。
兎に角、戦争などそうそうすべきでは無いが、相手に戦争を起こそうと思わせない、そうした強い国である事が、そしてまともな国と協定を結んでおくことが本当に大事かと思います。

湖畔人

第162話. フーバー元大統領の呟き F・D・ルーズベルトの私怨で始まったかもしれない太平洋戦争 不必要だった二回の原爆投下(改)

2018-08-14 22:26:07 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

またまた外交評論家の加瀬英明さんの発言からインスパイアーされて、ある視点のご紹介です。今回はフーバー元大統領についてです。
ネット上で、あるテーマで記事を色々探していて、 “確かにそうだ”と共感する記事を見付けて、その記事の著者の蘭を見ると、実は何度も同じ著者の記事に行き当たっていたと言うパターンが結構あります。最近は戦争関連で同意する記事や発言の多くの発信元が実は加瀬さんだったというパターンが結構多くて、勝手に親近感を持たせていただいています。でも以前このブログで彼の親戚であるジョンレノンへの不満を言ったので、ちょっと気マズイのも事実ですが・・・・。

さて、今回のフーバー大統領ですが、加瀬さんの記事で、ハーバート・フーバー第31代米国大統領の自伝『裏切られた自由(Freedom Betrayed)』と言う回想録があると知りました。ハーバート・フーバー元大統領はF・D・ルーズベルト元大統領の前任の大統領です。F・D・ルーズベルト元大統領と言えば、日本を大戦に引き摺り込んだ張本人、日本への原爆投下のプランを描いた人物と言う事で、日本にとっては最悪の人物ですが、フーバー元大統領は、このF・D・ルーズベルト元大統領を手厳しく批判をしており、日本を擁護するコメントも多く、何だかありがたかったので、加瀬さんの記事と他の幾つか情報ソースからの抜粋で、フーバー元大統領の自伝『裏切られた自由』に書かれている彼の見てきた大戦前後の出来事について触れてみたいと思います。
フーバー元大統領は、退任後も、政権には色々と助言をしたりする立場にあり、F・D・ルーズベルトの政権とも、トルーマン政権とも係りがあったようです。そんな当時の政権の内情を知る彼の視点から見ると、この太平洋戦争と言うものは、世間で知られているようなものとは大分違った見え方をしていたようなのです。
まず、フーバー元大統領は、1946年に来日して、ダグラス・マッカーサー大将に会い、“日本との戦争のすべては、戦争に入りたい一心だったあの狂人F・D・ルーズベルトの欲望が引き起こしたものであったな。”と語り、マッカーサー大将も同意をしたと言います。また、“アメリカとの戦争は自殺行為と十分に分かっていても、それでも日本がアメリカと戦争をせざるを得ない状況に追い込んだのはF・D・ルーズベルトだ。 F・D・ルーズベルトは、品格を重んじる国(日本)であれば我慢できることではなかった事を承知で屈辱的な条件を突き付け日本を戦争に追い込んだのだ。”と言う主旨の発言をし、それに対してもマッカーサー大将は同意したと言います。
また、フーバー元大統領は、左傾化したルーズベルトとスターリンが秘密裡に共謀して日本を戦争に追い込んだとも見ており、当時、ソ連の共産党のスパイが多数ホワイトハウスにスタッフとして入り込んでおりルーズベルトの周辺にいたことを暴露し、ソ連に親近感を持つルーズベルトが実は満州をソ連に差し出したかった事や、中国国民党・蒋介石の妻が、日本に関するありもしない悪い噂をデッチ上げて、それをルーズベルトら米国政治家に対し拡散をし、日本のイメージ低下を狙ったロビー活動をしており、これがかなり功を奏したことも暴露しています。また、日本による和平提案が、欧米列強の要望を殆どのんだ、かなり低姿勢の妥協案だったにも拘わらず日本と戦争をしたいF・D・ルーズベルトはこれら日本の和平提案を全て却下した事などを暴露しています。また、フーバー元大統領は、太平洋戦争は十二分に避け得る戦争であったにも拘わらず、ルーズベルトの中国における権益欲と、日本が中国大陸に持つ権益への彼の嫉妬心と私怨が、戦争せざるを得ない状況を作り出したのだ、と言う趣旨の事も述べています。そしてその背後には、スターリンと蒋介石の暗躍もあったのだと指摘しています。
加瀬さんの記事でも、”日本は20世紀に入ってから日米開戦まで、アメリカの国益を損ねるようなことは、何一つして来なかった。だからアメリカに因縁を付けられる言われは無かったのに、何故かアメリカに恨まれ、段々と戦争せざるを得ない状況に追い込まれた、日本が批判され、孤立化していった理由の一つでもあった中華民国との軋轢も、別に日本軍は中国大陸への領土拡大の野望があった訳でも何でも無いのに、中華民国から度重なる挑発を受けて不本意に日中間の戦闘が拡大していったのが経緯だったのだが、その裏で中華民国に武器や金銭を与え、支援をし、混乱を助長させていたのは、他ならぬF・D・ルーズベルトその人だったのだ。“と、そう言った主旨の指摘をされています。また、”ルーズベルトの母方の祖父は、清との阿片貿易によって巨富を築いた方で、幼少の頃から中国に強い愛着心をいだいていたために、日本を嫌っていたのだ。“とも指摘しています。個人的な私怨で、日本を戦争に引き摺り込んだ可能性がかなり高いようです。
実際、F・D・ルーズベルトは日本人が大嫌いだったようです。”人類の進化には異種人種間の勾配が要るが、日本人は省け“と言ってみたり、日本兵の骨?から作ったと言うレターオープナー(封筒を開けるナイフ)をプレゼントとして他の議員から贈呈された事実を隠そうともしないし(悪趣味だし、Xチガイですか?)、日系人の強制収容政策を推し進め、在米日系人を相当窮地に追いやっていましたし、日本嫌いを隠そうともしなかった人物です。さらに、人間を大量殺傷できる原子爆弾開発の話を聞いたとき、日本に対して使用することを想定し、大喜びしたと聞きます。イXレテますね。
こうして見ると、どうもF・D・ルーズベルトと言う人は、そもそも左翼思想に親近感があり、その意味でもソ連や蒋介石とは近かったし、またお爺さんの代から中国に親近感を覚えており、中国が好きで中国で権益を得たかった、一方、極東の小国・日本は、日清戦争で中国に勝ち、満州も得、中国で権益を確保しており許せない、と嫉妬をし恨み嫌っていた、だから、日露戦争に敗れ同じように日本に恨みを抱くソ連とも組み、大好きな中国の蒋介石とも組んで、日本を徹底的に苦しめ、ABCD包囲網をしかけ、ハルノートで最後通告をし、日本を戦争へと追い込んで行った、とそのように見えて来ます。そして、その後日本は開戦へと突き進みますが、日本が真珠湾を攻撃したとの報告を受け、F・D・ルーズベルトもスターリンも蒋介石も、これで大手を振ってアメリカが戦争に参加できると大喜びしたようです。一方、ヒトラーからイギリスを救った、比較的良く言われるチャーチルも“これで米国を欧州における対独戦に引き込める”と日本の開戦を喜んでいたようです。彼はあくまで対ナチスでの米軍参戦が彼の喜びの主要因でしょうが、それでもまあ、何か嫌ですよね。
もし本当にこうした日本が嫌いで中国が好き等と言う極めて個人的な理由で日本を戦争に引き摺り込み、日本を原爆の実験場にまでしようとしていたとするならば、この人間は本当に許しがたいし、ホント、どうしようもないXX野郎だと思いますね。ホントに最悪です。
さて、広島と長崎の原爆ですが、企画をしたのは、F・D・ルーズベルト、でも彼は日本の降伏を見ずに脳卒中でこの世を去ります。多分X獄にストレートに行ったと思いますが、よって、核のボタンを押したのは、彼の次の大統領、トルーマンでした。
さて、我らがフーバー元大統領は、この原爆についても手厳しく非難をしてくれております。
“1945年7月のポツダム会議の前から、日本政府は和平を求めている意向を、繰り返し示していた。ポツダム会議はこのような日本の動きを受けて行われたのだ。”、“ヤルタ会議が1945年2月に催されたが、その翌月に、日本の重光葵外相が東京駐在のスウェーデン公使と会って、本国政府に和平の仲介を求めるように要請していた。ここから進展はなかったが、日本が和平を求めている決意を、はっきりと示したものだった。”、“7月26日に、ポツダム会議が日本に対して最後の通告を発するまで、日本は6ヶ月にもわたって、和平について打診していた。日本は原爆投下の2週間前に、ソ連に対して和平の明らかな意向をもっていることを知らせていたが、トルーマンも、バーンズ(国務長官)も、スティムソン(陸軍長官)も、日本の外交電文を傍受解読して、承知していたはずだ。”、“トルーマン大統領が人道に反して、日本に対して、原爆を投下するように命じたことは、アメリカの政治家の質を、疑わせるものである。日本は繰り返し和平を求める意向を、示していた。これはアメリカの歴史において、未曾有の残虐行為だった。アメリカ国民の良心を、永遠に責むものである”、と非難してくれているのです。これだけ日本が停戦の意思を示していたのに、それを判っていたはずなのに、何故それに対し、大した反応もせずに放置し、何故不必要な原爆を投下したのか!、と憤ってくれているのです。
ありがたいし、アメリカにもこうした見方をされた元大統領がいた事を知る事は、今後も引き続き同盟国としてアメリカと付き合っていく為には、本当に必要な情報ですね。同盟には信頼が無いと継続が難しいですからね。本当に大事な情報なのです。
原爆とトルーマン批判は、フーバー元大統領だけでなく、後にアメリカの第34代大統領となった当時ヨーロッパ戦線における連合軍最高司令官だったアイゼンハワー元帥も、原子爆弾の使用は不要であることをトルーマン大統領に進言し、強硬に反対していたようですね。日本の敗色が濃厚で、原爆の使用はまったく不必要だと信じており、もはや不可欠でなくなっていた兵器を使うことは、避けるべきだ、と主張をされたようです。やはり、必要のない原爆投下だったのです。
では、何故トルーマンは原爆投下を決断したのか?アメリカには未だにあれは戦争を終わらせるために必要な処置だったと言う意見が多数のようですが、でも上記二人の大統領経験者によりその必要性は否定されている訳です。では何故か?私が良く参照する保守系オピニオン誌のWEBサイトでは、あの原爆投下の、その根底にあったものは、日本人ならいくらでも殺してよいという人種差別の意識が前提にあったからだ、と指摘しています。その前提の上で、きっと原爆の効果測定を日本人を使ってやってみたかったのでしょう。だからこそ、原爆投下後、米軍の医療団が被爆地に入ったにも拘わらず、焼けただれた人々を見ているにも拘らず、治療をする訳でもなく、ただただ科学実験の測定の様に、ひたすら観察をして帰って行っただけだったと聞きます。当時の日本人は助けるべき人間とは思われていなかったのでしょう。ホントに酷い話です。ナチスを批判する資格は無いと思いますね。酷すぎますし、明らかな戦争犯罪です。今はアメリカの力なくして国が守れない半人前国家の日本ですが、是々非々、良い事は良い、間違いは間違い、それが過去であれ何であれ、忌憚なく言える間柄が健全な友人関係であって、原爆は明らかな間違いであり、今後もそうアメリカには言い続ければ良いと考えます。聞こえないフリをするかもしれませんが、その時は耳元で、“F・D・ルーズベルトもトルーマンの判断も間違っていた。日本を戦争に追い込んだ事も、原爆の投下も、東京等大都市への一般人に向けた無差別爆撃も、全て誤りであった。当時の日本国民には本当に申し訳なく思う、と謝罪すべきです。是非フーバーさんを見習ってください”、と何度でも言ってあげればよいと思います。それが大事です。だって友人国ですからね。

さて、大変衝撃的なフーバー元大統領の回想録『裏切られた自由』ですが、2011年まで50年以上も公開が見送られていたそうです。未だに現地で人気の高いF・D・ルーズベルトを支持する国民が多いため(あのマイケルジャクソンですらF・D・ルーズベルトが今いてくれれば良かったのにと言う謎の礼賛歌を歌っており誤解が深いようです)、長きに渡りとても出版できる空気では無かった、と言うのが理由かもしれません。でも真実は真実。世界中で、特にアメリカ国内において広く共有して頂きたい真実ですね。日本の教科書にもフーバー史観として掲載して貰いたいです。それで多くの英霊が浮かばれるでしょうしね。

湖畔人

(2018.8.15改訂)

第161話. 実は特攻だった戦艦大和の出撃 降伏条件を緩和させた特攻の死

2018-08-14 16:26:34 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

宇宙戦艦ヤマトのモデルとなった戦艦大和、当時世界最大の軍艦で、巨大な大砲を持つその戦艦は、実は戦争末期においては時代遅れな戦力となっていたようです。日露戦争の様に軍艦同士の戦いであれば、遠くまで砲弾を飛ばさせる大和は多分世界最強の軍艦でしたが、太平洋戦争末期においては、小回りの利く性能の良い戦闘機が戦いの主力であり、その戦闘機を多数乗せて運ぶ空母による攻撃がもっとも強力な戦力となっていた時代だった為、大和は一時代前の、あまり実用性のない戦力になってしまっていたのです。実は、戦闘機と空母による戦いと言う流れを最初に作ったのは日本と言われており、空母の保持も小回りの利く機動性が高い戦闘機の保持も、実は日本が先行していたのです。ただ、その凄味に先に気付いたのが、米軍であり、短期間で徹底的に改善をして、最強の戦闘機を開発し、それを運ぶ空母を多数保有し、日本に勝ったと言うのが太平洋戦争の真相です。いつもそうですが、日本の良さを一番知らないのは日本自身なのです。当時の日本の上層部に軍事的センスの良い人が少なかったのかもしれません。また、通信傍受能力、殆どの暗号が解読されていた点もアメリカの強みでした。そして何より、産業の厚み、生産能力、資源、人口、それらインフラのベースがあらゆる面で日本を圧倒していたのです。それでも、日本はそこを精神力と愛国心と科学技術力でカバーし互角に戦っていたのですから本当にスゴイ事なのですが、それが故に、米国は戦後の日本から愛国心と宗教心を戦略的に奪い、弱めたのです。アメリカの強みは、大リーグを見ても判る通り、今も昔も、情報を取る力と、その分析能力と、それを受けて研究開発する能力と、産業化へ転化の速度が強みだったのです。全てをデータ化し、情報として統計として科学的に分析をし、自分達の弱みも謙虚に認めて最善を常に探して、新しい勝利の方程式を開発し、それを現実の力に変える適応能力、その速さに凄味があるのです。当時も今も変わりません。グーグルも、ツイッターも、彼らの強みなのです。精神論だけでは敵わないのです。日本も学ぶ必要がありますね。特にIT、情報を盗み解析し攻撃する力が弱すぎです。日本に凄腕ホワイトハッカーが多数いれば、現存する共産勢力圏にもグラスチノスチが起きて、共産党幹部の保身のままの巨万の蓄財と汚職の数々が暴露され、白日の下にさらされ勝手に崩壊となるはずなのです。攻め所を考えてほしいのです。そして、一方、日本は、当時の米軍によって骨抜きにされた愛国心と宗教心も取り戻さねばなりませんね。
さて、話は戻りますが、戦争後半においては、改善された圧倒的な戦闘能力を持った米軍最新鋭機により、日本の海軍が保有していた航空部隊は壊滅的状況となっており、残すは、特攻攻撃位しか手が無い状況でした。ですから、仮に大和が出撃しても、大和を守る航空部隊による援護がない状況での出撃となる為、沖縄までたどり着く見込みは殆ど無いと言われておりました。要は、大和の出撃は死を前提にした特攻攻撃だったのです。一説には帰りの燃料を積んでなかったとか、いや、帰りの分もあったとか、または、沖縄の住民に物資を届ける為、歯磨き粉他日用品をたんまり積んで、貨物船の代わりもしていたとか、いろいろと言われていますが、建前的には、沖縄の海岸の浅瀬に乗り上げ、砲台となって米軍を攻撃し、海軍兵も陸軍と一緒になって沖縄で米軍と戦う、と言う趣旨での出撃となったようです。しかし、本音を言えば、命令を下した本部ですらも、沖縄までたどり着ければ奇跡と思っていたようです。但し、この後に控えている本土決戦においては、一億総玉砕、一億総特攻と言うスローガンで国民全員を巻き込んで米軍と戦おうとしていたため、その先例として、身を賭して心意気を示せと、出撃を命令されたようなのです。当時は数千の乗組員を無駄に死なせるわけにはいかない、と、多くの反対が起きましたが、“一億総特攻の魁となれ”、と言う指示には抗えなかったようです。そして大和は出撃をし、薩摩半島の坊ノ岬沖で米軍の戦闘機約380機の攻撃を受け、2時間後に無残に太平洋に没したのです。本当に、溜息しか出ない、なぶり殺しに近い大和の出撃劇だったのです。
この時期、日本の航空戦力を振り絞った、沖縄戦での空の特攻攻撃が行われており、多くの若い命が失われましたが、米軍には多少のダメージを与えられはしても、巡洋艦、戦艦、空母は一隻も撃沈できず、あくまで、心理的なダメージを与える事にしかならない戦闘ではあったようなのです。
これら多くの若者の命を奪った、この特攻と言う攻撃方法は本当に必要だったのか、本当に有効だったのか、意味のある死だったのか、無駄死にでは無かったのかと、本当に深い溜息が出て来るのですが、でも実際、その特攻から来る心理的プレッシャーは当時のアメリカ政府の方針変更にまで影響を与えていたと言う意見もあるようです。
本ブログでも何度か触れて来た外交評論家の加瀬英明氏ですが、彼によれば、まず、昭和天皇が、停戦と降伏を決意したのは、何も広島長崎の原爆ではなく、それは『ポツダム宣言』である、と言っております。嘗ては、日本の降伏の条件として、『カイロ宣言』にて“無条件降伏”が要求されていたのですが、『ポツダム宣言』では、“条件付きの降伏”に条件が変わって来ており、その内容なら日本国民を活かせるし、主権も保てるし、無暗に“一億総特攻”でもって命を散らす必要はない、として、終戦を決意されたようだと、そう加瀬氏は言います。そして、アメリカが『ポツダム宣言』において“条件付きの降伏”に内容を変えて来たその背景には、当時の米軍の統合参謀本部の試算があって、統合参謀本部の試算によれば、“もし日本で本土決戦を行った場合、この戦争は1947年まで継続し、想定される米軍の死傷者の数は100万人を超える”と言う試算の報告がされており、その報告を受けたトルーマンが、条件付きに内容を変えたのだ、と加瀬氏は言います。よって、無駄に命を散らして来たかのように見えていた悲劇の特攻の戦士達の死も、米国の政治判断にも影響を及ぼし、結果、戦争を止める重要な役割を果たしたのだと、加瀬氏は言います。“もし、アメリカが無条件降伏を要求し続けていたとすれば、たとえ原爆が投下されても、本土決戦は行われたはずであり、一億総特攻の方針下で更に多くの命が奪われ、日本は更に壊滅的なダメージを受けていたはずだった、その状況を救ったのは、降伏条件が条件付きに変わった事にあり、その状況を作ったのは、太平洋で戦い命を散らした特攻の戦士達のお蔭なのだ”と、そう言った主旨の事を加瀬さんは言われているのです。
それが本当であれば、南の海で散って行った数多くの勇ましき英霊達の死も浮かばれると言うものですね。その死に意味があったのであれば、死にがいもあったと言うものです。加瀬さんの解釈が正しければ英霊も救われますね。ありがたい事です。

湖畔人