第335話.3年間寝かせたブレクジットと30年間寝ていた日本

2019-12-16 02:10:46 | ★改善・変更の要る仕組み 仕来り 風潮 法律
湖畔人です。

超短くブログを書きたいと思うのですが、週末もずっと忙しく、続いて明日から今週はずっと週末までパンパンの予定であり、次の週末にはグロッキーになっている事が想定されています。まぁでも悔しいので世情についてちょっとだけ触れたいと思います。

まぁ英国ではボリス率いる保守党が圧倒的な勝利を掴み、年明けにはやっとブレクジットが達成出来そうです。ホント良かったですね。これでUKの景気も為替も上向く事でしょうし、何より主権の回復がなされますね。これまでは、お上であるEUのコントロール下にあり、自分では何も決められない、まるでEUの植民地のような状態でしたからね。自立できてホント何よりです。

ボリスやナイジェルファラージの尽力もあり16年にブレクジットが国民投票で決まるも、その後は、その投票結果を後悔する声も多く、首相になったメイさんはほぼEU残留と実質変わらないような妥協案をずっとまとめようとして来て、ボリスはその態度に失望して早々と外相を辞め、政治の第一線からは暫く離れていましたね。ブレクジットの旗振り役が暫く表舞台から姿を消していた状況だったのです。その間、先行きが不透明な事もあって、為替も株価も下がり、英国はずっと不況に苦しんできましたね。

でも、今はUKはブレクジットを推す声が多数を占める国になりました。

これは、想像、妄想の類ではありますが、2016年の段階では英国民の半分はまだEU在留希望でしたし、そんな生煮えの状況でブレクジットを先に進めても余り良い事は無かったでしょうし、もしかすると多分ボリスもそう判断していて"ここは国民が腹の底からEUの弊害やブレクジットの意義を理解するまで時間を掛けよう"と考え、敢えてボリスは政治の表舞台から暫く姿を消して、そうして、こうして国民の方からブレクジットの早期締結を望むような状況が出て来るのを待って、機が熟するのを待って、満を持して昨年あたりからまた表舞台に顔を出すようにして来たのではないか?、何て言う妄想をしたくなるくらい、嘗てのリメイナーも今は殆どブレクジット支持派に変わって来ており、今のブレクジットは多くの国民の支持を得た腰の入った本物のブレクジットになって来たかと思うのです。
16年に強行していた場合よりずっと混乱も不満も残らず良かった気が致しますし、結果的に完璧なブレクジットになったのではないかと思うのです。でももしボリスがこの状況を以前から見越していて、3年間敢えて国民への勉強期間を意図的に設けていたとしたならば、これは大変な策士であって、もしそうならホントビックリなのですが、でもまぁそんな事は無いんでしょうけど、それにしても、そう穿った見方がしたくなるくらい、結果的に、この3年間はEUの弊害やブレクジットの意義や主権を取り戻す必要性に関して国民の理解が深まる為には本当に必要な時間だったように見えるのです。そして、結果、3年経って今完璧なブレクジットが出来ているかと思います。

一方、日本も、アジアの盟主としての立場を受け入れずに30年間もその使命を放棄し寝かして来た存在かと思います。1990年頃、日本は世界の覇権国家も狙える位の立ち位置にいましたし、少なくともアジアの盟主として、西側の普遍的な価値観、自由や民主主義等西側的価値観とその思想をベースにした繁栄を広める役割が期待されていた存在でしたが、自虐史観の洗脳の呪縛にかかり、世界へのビジョンや責任感の欠如を実感し、嫌われても断行する位の勇気や強いリーダーシップの欠如も深く自覚して、日本は自らアジアの盟主たる資格無しと自己判定し、自ら自らの力をあえて弱めて、影を潜め、30年間も静かに低迷して来た存在であったかと思います。要は使命から逃げていたのです。その間、日本があるべき立ち位置を放棄した事で、中国共産党と言う化け物の肥大化、怪物化を許し、その結果、ウィグルも台湾も香港も、周辺国の多くも、借金漬けにされ隷属化された多くの国々も、今相当苦しんでいますが、この状況の出現を許したのは他でもなく日本とアメリカが要因です。その二国の見立ての悪さがこうした事態の出現を許したのです。ですから、二国はその責任を取って中国共産党と言う化け物を終わらせ、変質させねばなりませんね。

一方ブレクジットでは無いですが、こうして30年間も経つと、日本も大分、本来のあるべき姿に気付きつつあるように見えて来てはいますね。

自虐史観の洗脳も段々と解け、先の大戦もアジア解放の為の聖戦であって先人の志を尊ぶべきと考える人達も段々と増えて来たように見えますし、日本には、本来的には、アジア諸国に対して、個人の自由や人権思想や民主主義等の西側の普遍的な価値観をアジアに拡散、共有する役目があるのではないかと思いますが、それだけでなく、同時に、それらの考えの根幹に、極めてアジア的な、人間神の子、仏の子的な霊的な価値観を持たせて、同時に転生輪廻の思想から来る生まれ変わりの思想とそこから来る人種や宗教や性別や国の違いを超えて多様性を尊ぶ寛容さをも加味した、新しい民主主義を作り出し、それを共有、拡散、実証する役割も見えて来たのではないかと思うのです。西洋と東洋の思想を掛け合わせて弁証法的に完成させた新しい霊的な民主主義の確立です。その確立により、唯物論、無神論、共産主義のマルクス主義の打破も期待されている役目でしょうし、イスラムとキリスト教の対立の解消も期待されている役目でしょうし、神の子としての自覚から、自己実現を果たし、それを通して他の役に立たんと志を立て、自助努力や勤勉さから成功と繁栄を勝ち取り、その繁栄を共有する、即ち共栄の思想も、日本の大きな役目なんでしょう。
そして今、その本来の使命を自覚、実行すべきだった1990年から30年も経って、今やっとそのあるべき姿を受け入れられる精神的素地が整いつつあるのかな、と思われるのです。

その意味では、我々日本の喫緊の課題は、何より、霊的な人生観の獲得と共有が急務でしょうし、それには今日本に現れたる宗教家の声にもっと耳を傾けるべきなんでしょうし、そして中共から香港や台湾やウィグルや沖縄を守る事が今最もすべき政治的なアクションなんでしょうし、最終的には、中国共産党の打破及び中国の民主化が最重要事項なのでしょう。

日本は英国の10倍も時間を掛けて本来の使命への理解と自覚を深めて来た訳ですから、それなりに大きな変革をこの世界に対し起して行く役割と義務があるのではないかと思われます。

そろそろ本腰を入れて頑張らないといけませんね。

それでは。また。

湖畔人