湖畔人です。
前話でポールウェラーの『Above The Clouds』のご紹介をしましたが、その際、ライブ版が良い、特に、94年のWolverhampton Civic Hallでのライブが良いよ、と申し上げました。他にもライブ版の方が一番良いと思える曲があったなーと思いまして、思い出したのが、ドンヘンリーの『Heart Of The Matter』と『The end of Innocence』です。以前もご紹介しているので二回目ですが、これらの曲もオリジナルより、この2000年5月にダラスの Fair Park Music Hallでやったライブ版が奇跡的によくて、二回目のご紹介です。
ゆったりとしたビートと風のような美しいコーラス隊がもう奇跡的によくて、感動が他のバージョンとは全く違うのです。まぁ、しいて言えばセットが今一つ、ちょっとハリーポッターみたいで暗い、後、ドンヘンリーの髪型もチャラいのがあれですが、でも音は抜群に良いです。お薦めします。
まぁ以前も申しましたが、 『Heart Of The Matter』の方は、本当はとても好きなのになかなかうまく行かず離れ離れになってしまった嘗てのパートナーに新しいパートナーが出来た事を人づてに聞いて、とっても動揺し、その相手が自分でない事が重ね重ね恨めしく残念にも思うのだが、でも愛する人の幸せを祈らないといけないな、折り合いを付けないと、と自分に言い聞かせる歌です。切ないですね。
『The end of Innocence』の方は、小さい頃はわかりやすい幸福がずっと続くと信じて疑わなかったけど父親は何処かに行ってしまったし、我々が選んだ老いぼれた王は戦争の事ばかりで、想像していた輝く未来はどこえやら、もうずっとイノセントではいられない、ぼちぼち大人になる時だ、と言う感じの歌ですかね。ここで言う王とはレーガンさんの事を指すのではないか?と言う意見が多いようですが、彼は戦争はしてないし、むしろ米ソと言う地球を壊してしまう程の核を保有する二大核保有国がずっと憎しみ合い睨み合っている冷戦と言う緊張状況を終らせた偉大な人で、人類の大恩人です。UKのアーティスト達がサッチャー批判を繰り返したように、ドンヘンリーにはレーガンさんが汚れた政治家に見えていたのでしょうかね?レーガンさんは歴代TOP3に入る位の偉大な大統領でしたがね。なかなか政治家の評価は難しいですね。一方、クリーンで今時な感じの民主党のクリントン家もオバマ家もバイデン家もコールタール並みの黒さですがね。見た目のイメージとその実体は逆に見えるものなのですかね。なかなか難しいものです。
さて、話は変わりますが、トランプさんの一期目の終了まで後数日ですね。
まぁ、”トランプさんの出現は、米軍の情報部の愛国者達がケネディ暗殺後、強い危機感と愛国心から始めた国を取り戻すためのプロジェクトの現れであり、ケネディの失敗を取り戻す為のある意味リベンジ劇なのであり、失敗は無い強固なプロジェクトなのだ”と見る方々もいますね。彼らは、まだまだ強気の見立てを持っているようです。個人的には、彼等の願いが一般人が大したダメージを受ける事無くスムースに実行出来るのであれば、そんな良い事は無い、と思っています。どうなのでしょう。期待して最後まで見届けたいと思います。仮にうまく行かずトランプさんが一旦下野する事になったとしても今後も注視し応援して行くつもりですがね。
では。
湖畔人