第867話.気になった映画『ハウルの動く城』 カバル?でも魔術は避けられないし

2023-01-09 00:22:17 | 気になった映画
湖畔人です。

映画について少し。

でも映画と言っても、今劇場でやっている映画ではなくて、先日、金曜ですかね。テレビでやっていましたね、ハウル。スタジオジブリの宮崎駿監督の『ハウルの動く城』 です。自分の中ではジブリ映画の中でナウシカと並び、一位か二位くらいに好きな映画でして、仕事も在宅で途中だったのですが、もう仕事は終いにして映画を観る事にしました。イヤー、やはりすごい映画で、見入ってしまいましたね。

以前も第644話でも書きましたが、ちょっと特別なんですよね、この映画。
特に魔術が効いて、雲が激しく動いて、予言の空に通じるような、時空の裂け目みたいなシーンが度々あるのですが、あんなの見ちゃうと、一体宮崎さんはどうやって、こうした映像を知り得たんだろうか?まるで魔術の経験者のようだ…と思ってしまうのです。まぁ凄いシーンが幾つかありますよね。サリマン先生がハウルに本性を暴く魔術を掛けられるシーンとか、ソフィが幼少時のハウルとカルシファーの契約時の情景を目撃し、その後、時空の裂け目に落ちるシーンとか、まぁそれはそれは凄いのです。あんなの見ちゃうと、宮崎さんはもしかするとフリーメーソンとか、そうした霊界に参入できる秘儀の経験者なんじゃないの?と疑ってしまう程、臨場感のある見事なシーンが幾つかあるのです。

魔術......。

ハウルは根はイイ子で、ファウスト的探究心からカルシファーと通じ、特別な力を得、その力を、戦争を防ぐ為に使わんとし、一人ゲリラ戦を挑み、その過程の中で、魔王へと変質してしまう寸前だったのですが、ソフィの恐れ知らずの行動力と愛の衝動的な力で、ハウルも人間に留まる事が出来たし、隣国の王子も魔術を説かれて人間に戻れて、戦争終結に導かれるし、めでたし、めでたし、と、まぁそんな感じのお話でしたかね。

で、その彼の嫌う戦争を、霊的に、魔術的に支援していたのは、彼の元師匠であるサリマン先生で、彼女の強大な霊力、魔力で、自国を勝利へと導かんとしているのですが、所詮、人殺しであり、あまり品の良くない感じの手下を多数使っていましたね。

でも、まぁ政治家が霊能者に助言や助力を求めるのはよくある話なのです。

あの憎っくきF.D.ルーズベルトもジーン・ディクソンと言う霊能者をWHに呼び出して未来を占って貰っていますね。
ナチスドイツは、占星術師カール・エルンスト・クラフトをおかかえ占い師として使っていたし、
イギリスはそのカウンターとして、ロンドンに亡命してきていたユダヤ人の占星術師ルイ・ド・ウォールでナチスの作戦を逆解読していました。
それだけでなく、あの悪名高い魔術師、アレスター・クロウリーもイギリス軍情報部から協力要請を受け、イギリス中の魔女たちを集めては“ヒトラーのイギリス上陸を防ぐ”為の呪術的儀式を度々行っていたようです。実際、うまく行っていたようですね。
あと、チャーチルの有名なVサインは、クロウリーから授かった魔除けのサインと言われています。Vサイン=アポフィスとタイフォンのサインとの事で、ペンタグラムの魔力を応用したもので、ナチスの鉤十字の使用に対抗する魔術的手段なんだそうです。

と言う事で、各国魔術合戦をしていました。

でも、やはり、一番の魔力は、二つの世界大戦を企画し成功させたDSこと、英米背後のユダヤ系金融寡頭勢力、"イルミナティ―"の霊的な力を思い出すのです。なにせ、彼ら、魔術的儀式で結ばれた秘密結社ですからね。魔法使いなのです。

彼ら、DS、金融寡頭勢力、イルミナティ―と言うと、金の力と支配下の主要メディアを使った大衆洗脳がイメージですし、他、教育界の支配や、株主として産業を支配、そして金の力で政治も支配して来たイメージですね。なにせ、お金を刷る立場にいましたので、政府に利息付きで金を貸す立場ですから、政府はもう彼らの言いなりなのです。そうした彼らは、戦争で主要国に金を貸し付け、今の中国みたいに債務の罠で国々を隷属させ、兵器の売買でも稼ぎと、金稼ぎと権力の奪取の手筈として、戦争を企画し、何度も実行して来ました。
そうした謀略家のイメージが先行する彼らですが、その背後で、実は重要で、力を発揮して来たのは、霊的な世界とのコンタクト、魔術の力なのです。その力で、未来を見、未来を読み、魔術の助力で難しい局面を打破し、人々に幻影を見せて信じ込ませ、と無理やり現実を捻じ曲げては、欲しい結果を得て来た人達です。
この力が侮れず、強力なのです。

こうした霊的な力を、メイコーさんのような陰謀論者や、トランプさんの支持者の皆さんや、トゥルシー・ギャバードさんも、"カバール"とか言って、忌み嫌いますし、白魔術も黒魔術も全部NGみたいな感じですが、カバラ自体は密教と同じで、霊界参入をする手段、儀式であって、誰と繋がるか、何を目指すかで、正邪が分かれるのです。なので、それ自体に善悪はなくニュートラルです。何でも霊的コンタクトをしたらカバール=悪、みたいな短絡的な見方はすべきでないですね。少なくとも、世界征服を狙う側はその力を使って彼らのアジェンダを遂行する強力な手段として使っているのですから、それに対抗する側も、聖なる魔力で対抗しないといけないのです。

願わくば、聖なる側の助力を得て、悪魔に打ち克つ必要があるのですが、最低でも、祈りの力は要るのです。祈るくらいなら誰でもできるしね。

だから、魔術を軽んじるなかれ、と言う事ですね。
それが今日言いたいことです。
はい、では、また。

湖畔人