第34話. お気に入りのラジオ番組 『VISION』

湖畔人です。

車に乗る事が多い手前、車中ではCDかラジオをよく聞きます。週末は気分転換の為によく音楽を聞きながら湖畔をドライブしたり、家で調べものや仕事をしながらラジオを聞く事も多いのですが、よく聞くラジオチャンネルは、主にNHKかJ-Waveでして、その中でも特に土日の楽しみの一つは、J-Waveの夕方から夜に掛けて、番組の変わり目、時間帯の変わり目に何度も放送される番組『Vision』を聞く事なのです。このVisionを聞くためだけに、ラジオ付ける事すらあります。2～3分のとても短い番組なのですが、雰囲気のいい大人っぽいピアノのジングルで始まり、一気に独特の空気感に引き込まれ、毎回、古今東西の偉人、奇人、著名人のエピソードや言葉を通して、人間の面白さ、ユニークさ、偉大さを詩的に教えてくれる、何とも教養の香り高い素敵な番組なのです。
本日2月19日はプロレスの日らしく、プロレスにまつわるお話が一時間おきに紹介されていましたが、何故かリンカーンについて紹介されている時間帯もありました。と言うのも、リンカーンは190cm超と体格が良く、若かりし頃はよく地元でレスラーとしてバトルを繰り返し、かなりの強者として名を馳せていたようなのです。番組では、そのリンカーンの言葉として「敵が友となる時、敵を滅ぼしたとは言えないかね？」と言う彼の言葉を紹介し、米国史上最も尊敬されている大統領、奴隷解放の父であるエイブラハムリンカーンの本当の強さは彼の優しさの中にこそあるのかもしれない、と締めくくっています。何かとても良いお話ですよね。
毎回、番組の最後の締めにはナレーターのVieVieさんがフランス語で何か仰るのですが、フランス語を解さない僕にとってはただの音の響きにしか過ぎないのですが、毎回何かとても上品で何かとても得した気分にさせていただいております。
聞くオアシス、そんな感じの良い番組です。できればこれからもずっと続いて頂きたいです。
時間がある時には是非聞いてみてください。お勧めします。

湖畔人