第378話.近況と世情 5月3日 コロナ騒ぎ(4)そろそろ長期戦略への変換時期=働きつつケア

2020-05-04 00:45:15 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

今日は、多くの方が感じ始めているように、感染防止のケアを継続しつつ、経済活動を再開した方が良いのでは?と言うお話です。

私の推し政党の美人党首を筆頭にほぼ全幹部がここ最近皆同じような主張を声高に叫んでおります。相当ヤバい未来が見えているのでしょうね。僕も同意です。

1)緊急事態への疲れ 完全封殺は無理 長い付き合い

皆さんそろそろ巣籠りを卒業したい感じですかね。
気分的なものもありますが、主に経済面で洒落に成らない方々が多数出て参りましたね。特に、自営業、中でも飲食業の皆さんがかなり困窮されていらっしゃるようです。先日もとんかつ屋の御主人が先を憂いてお亡くなりになりましたね。こうした巣籠を続ければ感染は抑制されるのは間違いないでしょうけど、何時迄巣籠を続けても、実は完全にウィルスが消える事もないのです。だから第二波、第三波の感染の波は確実にやってまいります。これは専門家会議の尾身先生もそう言われていますね。ですから、大前提として、コロナとは長い付き合いになる事を大前提としないといけないのです。

当然の事ですが、長い付き合いをするなら今みたいに経済活動をずっと止めてはいられませんよね…。

2)疲弊する経済 感染に因る死者より自殺者

こんな経済活動が止まり、収入が全く入って来ない状態が続くとすると、多くの会社が倒産するでしょうし、一説によれば、中小企業では、5月末までしかもたない、と言う企業が45%、6月末までしか持たないと言う企業が65%だそうです。

中小企業だけでなく、大企業だって大変です。航空会社、JR、建築、地方銀行、百貨店、ホテル業、旅行代理店業、エンタメ、スポーツ関連等々と、多くの企業が存続不可能になると言われています。そりゃそうです。収入がないのに、賃貸料や電気代や社員の給与など固定費をずっと払い続けられる筈もありませんからね。海外の航空会社も5月末に大量倒産と言われていますね。それはもう政府が補償できるレベルでは無いですよね。
ただでさえ毎年2万人を超す多くの自殺者を抱える日本です。この数は間違いなく今年増えていくでしょうね。もしこのまま経済活動を止めていたら、と言う前提ですがね…。ですから、コロナと長い付き合いをするなら、経済活動を止めてはいられないのです。

3)実は少ない単位あたりの死者数

今の所、コロナで亡くなった方は500人位、今後どこまで増えるかは分かりませんが、インフルだって毎年3千人位は死者が出ています。定義の仕方では毎年インフル関連死は1万人と言う意見もありますね。コロナはまだそこまでは行っていませんね。まずその点を知っておくべきですね。1万行っても毎年のインフルレベル、と言う事です。で、それだけ死者が毎年出るインフルへの対策で経済活動停止要請なんてしてませんよね?この点も知るべきですね。

また単位あたりの死者もポイントです。
コロナによる死者は当然大きな国ほど人数は多いのですが、私の推し政党の幹部の方も言われていましたが、本来であれば単位あたりの死者数を比較すべきですね。
100万人あたりのコロナの死者数は、
スペインは約530人、イタリアは約470人、UKは413人、アメリカは197人、ロックダウンしていないスウェーデンは260人、コロナ抑制に成功したと言われる韓国は5人、でもこの日本はたったの4人です。結構頑張っているのです。
ですから、多分、日本のコロナ対策は今の所効果があったと言えるのではないかと思いますね。この短期間の対策としては、まずまずの成果だったと言えるのではないかと思います。政府も対策会議も医療従事者の皆様も、そして我々国民も皆様よく頑張りましたね、と言う事です。我々はしっかり自己管理をし、ある程度ウィルス感染の拡大を抑える事に成功した、と言えるのではないかと思います。それだけの管理能力があるのです。その点も知っておくべきですね。

一方、気になるのは、特にロックダウンしていないスウェーデンの単位あたりの死者数が、ロックダウンをしたUKの死者の63%だったと言う事実です。イギリスの死者は413人、それに対しスウェーデンではたったの260人です。ロックダウンしたUKよりしないスウェーデンの方が死者が少ないと言うこの不思議。何故か?でも、スウェーデンが何もしなかったか?と言うと決してそうでもないようなのです。

●ロックダウンしないスウェーデンがした事

私の推し政党の幹部の方の動画を見ると、東北大の押谷先生の説明では、実は、御老齢の方から排出される菌の量は若い人達より多いらしく、保菌者になると大変危険らしいのです。一方、老齢者自身は若い人に較べ免疫力が弱いので、感染した場合、重症化しやすいので、老齢者どうしの集まりは大変危険なのであり、それが老人ホームでクラスターが発生しやすい大きな理由の一つらしいのです。スウェーデンもその点心得ているのか、老齢者の在宅の徹底を要求したようです。

他、血糖、血圧、喘息など基礎疾患を抱える方々も感染後重症化するので、基礎疾患を抱える方々の在宅の徹底を要求したようです。その2点が、スウェーデンがした事です。

それ以外は、これまでと変わらず経済活動も学校(中学以下は)も普通に行っていたようです。それがまずまずの成功をしたスウェーデンの対応の秘訣でした。感染は防げないと割り切り、でも極力重症化だけは防ぐためのケアをしっかりする、一方、仕事も勉強もこれまで通りキッチリするという戦略です。とてもイイ戦略だと思います。日本ならもう少しうまくやれそうな気がしますがね。

●弁証法的解決 ケアもしつつ経済も再開

ですから、ある程度市民の自己管理でウィルスの拡散を抑制できると証明した日本人です。今後もマスクの着用や、人との距離の取り方、手洗いうがいの徹底、在宅勤務が可能なら継続し、通勤時間のシフトなど、ケアを続けつつ、経済活動は可能なかぎり再開して行くべきなのかもしれません。社会における経済活動再開とそこから来るお金の循環は、人体にとっての血液の循環と一緒です。人は血液が回らなければ死に至りますが、社会とて経済が回らねばお金と言う酸素が社会と言う体に運ばれず社会全体が死に至ります。同じ事です。経済を回して、お金の巡りを良くし、社会を正常化させないといけませんね。個人もお金が要りますし、労働はそれ自体が喜びです。家に籠ってばかりじゃストレスが溜まりますしね。このまま活動自粛では、生活の基盤となっているJRやJALなど交通インフラが機能しなくなり、下手すると倒産しますし、チェーンの大手のホテルもレストランも町から消え、沢山の失業者とホームレスが街に溢れ、倒産苦の自殺者や窃盗や薬物使用者やDVが増加し、荒んで煤けた未来がすぐにやって来ます。あっという間にです。そして一度それら社会基盤が壊れるとその修復はそう簡単ではありません。ほぼ不可能と言われていますね。今なら傷も浅く幾らでも修復可能です。

今後もコロナとは長い付き合いになりそうですから、ケアをしつつ、愛の思いを込めた良い仕事をしていくべきです。

今の所コロナでの死者数は500人位、インフルで亡くなる死者数は年間3千人、関連死まで入れてⅠ万人、仮にコロナの死者がインフルレベルになるとしても、もし政府による自粛要請の結果起きる倒産など不況による生活苦により自殺する人の数が、数千人、数万人単位で増えたとしたなら、何かバランスが悪いですよね。その場合、誤った政治判断によって亡くなった方の数がコロナの死者数を上回る、と言う事になってしまいます。そんな事は避けるべきですよね。

欧州もアメリカも近々ロックダウンを部分的に解除して行く予定です。日本もボチボチ考えるべきですね。なにせ、5月末までしかもたない中小企業が45%、6月末までしか持たないと中小企業が65%ですからね。このままじゃどう考えてもマズいでしょう?

●最後は霊的人生観をもって肚を括り、神と共に生きる

最後は、心構えが大事です。
このブログでも何度も指摘したように、人間は霊的存在であり、より神近き存在になる為、この世に何度も転生しては様々な経験を積み心の修行を重ねている存在が我々人間の真の姿である、と申し上げています。あの世、霊界こそが我らの本来の住処であり、我々は霊的な存在です。ですから、仮にコロナに感染してあの世に帰る事になったとしても、それは恐れるに足らずです。死は数年後か数十年後にはどの道必ずやって来ますしね。

また、実は我々は神の子であり、神の一部でもあるとも言われています。大いなる神と繋がっているのですから、本来我々は最強の存在の一部であり、結果、最高の安心が得られる存在でもあるはずなのです。それを心から信じられれば、結果、その様な状況が現れて来て、ウィルスに必ず打ち克つ事が出来るようになるはずなのです。神とのつながりを信じて心強く生きていきたいものですね。

では、また。

後日、呆れる9条保持者多数の憲法論議と、10万円支給に絡めるマイナンバー登録の危険性と、中国依存を止めて復活した台湾経済などについて出来ればどこかで指摘したいな、なんて思っています。

では。

湖畔人

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