第456話.気になった音楽(170)(171)浜辺に残した夏への未練を感じさせる曲 RATS & STAR『Tシャツに口紅』,『ランナウェイ』

2020-09-21 06:03:13 | 気になった音楽
湖畔人です。

またまた現実逃避の音楽三昧です。
夜とか朝とか結構涼しいし、日も短くなってきて、大分秋めいてきましたが、若干夏への消化不良感があるので、もうひと気もまばらになった浜辺にお別れを告げるような曲を二つご紹介したいと思います。

以前、第449話、第450話、第451話で、夏の終わりを惜しむ曲特集をやりましたが、そこではオールディーズ、特にドゥーワップを二曲ご紹介したのと、最近CMで『め組の人』が使われているのを聞いて、ちょっと RATS & STARを思い出しています。

田舎の海辺の町の先輩達にはそれこそリアルRATS & STAR、鈴木雅之さんみたいなイカつい風貌の先輩達が沢山いらして、大分怖かったのですが、そんな先輩達は髪型はリーゼントで若干髭もはやしている人もいて(今思うと高校生でありかよ?って気もしますが、当時はそう言う人達もいました)顔もしゃべり方もかなり怖かったのですが、でも何故か格好は、アルファベットのワッペンが付いていて片腕にラインが入ったレタードカーディガンを着ていて、足元はサドルシューズで決めたアメリカの60年代のIVYリーガーみたいな恰好をして、ガニ股でスクーターに乗って街中を走り回っている方々が結構いたのです。顔は怖すぎるのに、格好は可愛らしく、"怖いのか可愛いのか、どっちなんだよ?"と、子供ながらによく思っていたものです。で、ちょっと憧れてもいましたね。
そんな昔の事を最近懐かしく思い出していた所だったのです。

そこで、RATS & STARの楽曲の中で、夏が終わって寂れた浜辺を連想させる曲を二曲ご紹介したいと思います。

一つ目は、『Tシャツに口紅』です。
多分学生時代から長く付き合っている男女が、社会に出て揉まれるうちに、忙しさからか、ちょっと心に隙間風が吹き始めてしまって、将来家庭を持つ自信も無く、別れを切り出す夜明けの海辺のワンシーンを歌ったものです。
作詞は松本隆さん、作曲は大瀧詠一さんのハッピーエンドの同窓コンビでして、いつものコンビでもあり、且つ松田聖子さんの絶頂期寸前の一時期を担当したソングライターコンビでもあります。切なくてとても良い曲です。お薦めです。

二曲目は『ランナウェイ』です。
まだシャネルズと名のっていた頃の曲で、たしかデビュー曲ですね。
作詞が湯川れい子さん、作曲はグループサウンズ出身の井上忠夫さんです。
つっぱった、でも傷付きやすい男女二人が駆け落ちをする?感じの曲でしょうかね。たしかパイオニアの音楽機材のCMで使われていて、とてもカッコ良かった記憶がございます。イイ時代でしたね。

お薦めします。
では。

湖畔人

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