第452話.近況と世情①抵抗の口火はフスの国から,②高評価の安倍政権?=マイナンバーの後に国民の貯金で借金の穴埋め?,③バフェットと商社=地方再生とPPP,④スポーツあれこれ

2020-09-06 16:59:27 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

軽く近況について。

①抵抗の口火はフスの国から

まず、東欧の小さな国、チェコの骨太議員達が、国交のないはずの台湾を訪問し、中国の圧力下にある台湾の自由と民主主義への支持を訴え掛けました。これは言い換えれば台湾の独立支持を訴えたのと一緒ですね。チェコ自体は一帯一路の覚書に調印しているし、大統領自体は親中なのですが、中国の恫喝体質を感じている一般のチェコ人達が中国への反発感情を露にし、反中親台の姿勢を鮮明にしているのです。首都のプラハでは北京との姉妹都市関係を解消して台北との姉妹都市関係を結ぶ程の反中親台ぶりです。

長らくローマンカソリックが支配していた欧州において宗教改革が起きプロテスタントが生まれましたが、その流れの起点となったのはチェコの宗教改革者ヤン・フスの抗議行動とその処刑がその始まりでした。当時のカトリックは十字軍の財政難で免罪符を使って金集めをしていたのですが、イギリスのウィクリフとその精神的子弟であるフスは、罪は真の懺悔でのみ許されるのであり、金で買うものではない、と反発を示し、またカソリックの好戦的な態度をも批判し、聖書だけを信仰の根拠とすべきとし、プロテスタント運動の先駆者となりました。これまでの主張を否定し、カソリックへの謝罪をすれば死刑は免れると言われましたが、フスはそれを断り火あぶりとなり死にました。彼の最期の言葉は”真実は勝つ”だったと当時のチェコ人の間には伝わっており、外国の支配下に置かれがちなチェコ人達の独立を諦めない気持ちの精神的なよりどころとなり続けたようですし、その精神は現在まで息づいているようです。長らくソ連の影響下の共産主義政権下に置かれ、共産主義の悲惨を知り尽くした彼らにとって、中国に呑み込まれ自由を失いそうな台湾の気持ちが痛い程よくわかるのでしょう。チェコの人々は、真実の為に大きな権力と戦える勇気がある方々なのです。

そうしたチェコの方々に対し早速中国共産党政権は恫喝をしています。王毅外相は”深刻な代償を払わせる”とチェコを脅しているのですが、その中国の恫喝に対し、欧州諸国はチェコへの支持を表明しています。親中の頼りないドイツもチェコ支持表明です。マース独外相は王外相との共同会見の場で、”ドイツは国際的なパートナーに対し敬意をもって接するのが当然だと思っているし、相手国にも基本それを望んでいるので、脅迫なんて論外“的な事を言い、チェコへの同情を示しました。隣国スロバキアのチャプトバ大統領も”脅迫は互恵の関係性に反するし、論外“的な事を言い、批判をし、フランスも同様の意見をお持ちの様です。ポンペオさんの反中キャンペーンの欧州行脚の後、その火消しで欧州を歴訪している中国外相達ですが、思いのほか反中の機運に直面しているようです。ウィグルや香港での人権侵害への反発がその根底にあるようです。さて、そうした反中の機運が高まる欧米ですが、では、日本政府はどうするかです。

②高評価の安倍政権?=マイナンバーの後に国民の貯金で借金の穴埋め?

なんと朝日の調査では、安倍政権の肯定的評価が71%との事。つい最近まで半分くらいだったかと思いますが、一気に上がりましたね、何でしょう?嘗ての外交成果を振り返って”結構頑張ったな…“と思い直したのでしょうか?朝日は慰安婦の禊はまだできていません。南京も然り。日本の敵ですね。その朝日にヨイショされると言う事は安倍さんもアチラ側の人間になった証拠なのでしょうか?まぁ反日左翼が主流の世の中です。良かったですね、お仲間が多くて。ただ、何れ反省が迫られる方々です。時期は明言できませんが、必ずそうなると言っておきます。

それにしてもポスト安倍政権は難題ばかりですが、3名とも心もとないですね。
岸田氏も石破氏も格差是正、分配の話ばかりです。社会主義者達の話を聴いているみたいですね。岸田氏は行政のデジタル化、スマートシティー構想とか言って中国みたいなデジタル監視社会を目指してるみたいです。マイナンバーで一元管理で資産も何もかも管理するのは管理側は楽でしょうけど、1千兆円の借金を作る経営能力に欠けた政府(自公政権と官公庁)には任せられませんね。どうせまた血税を人気取りの為に全部使い果たして、しまいには稼いだ金を国(人気通りの為に借金を作る天才)の為に殆ど全部差し出せ、手元には200万円位だけ残してやる、感謝しろ!と言われる所まで行く事でしょうね。今その為の布石としてマイナンバーを使った資産把握が始まっています。

教育無償化、熊本復興でもその場の首相の一言で4千億円の支援が決定しました。コロナで40兆の支援、そりゃ国民はありがたいでしょう。でもその負担はいずれ全部国民に増税と言う形で返ってくるのです。政治家は、選挙で勝つために教育無償化とか人気取りの為のバラマキをし続けています。コロナでも、災害復興でもバンバン借金を作って金をばらまいています。その結果、バラマキの埋め合わせに課税が強化され、国民の資産がどんどん減って行き、結果、景気が後退します、それが今です。国民の代理人として選挙で選ばれた政治家はきっとちゃんと血税を国民の為に効率よく使ってくれるだろう、だから任せて安心と思っているけど、そうではないですよね。現に1千兆円の借金が出来ています。現政権の政治家達も官僚も国家の経営能力がないと言う事です。彼ら、完全にXXXですよね?

そもそも今の日本は実は破産寸前です。韓国がデフォルトとか言っているけど、日本だって実はもう限界なのです。1千兆円強の借金、国のGDPの2倍の借金を持っているのです。もう限界なのです。MMTとか無限に国債を刷れるとか狂ったことを言う人がいますが、信用が無くなった瞬間に国が破綻します。もう限界なのです。多分、政府はいざとなったら国民の貯金に手を出し、貯金に課税をして軽く数百兆税収を得てそれで国の借金をチャラ、帳消しにする算段なんだろう、と言う見方をする人がかなり多いです。私が参照するオピニオン誌も推し政党もそうした懸念を表明しています。

その貯金税の為に、布石として、まず財産把握を完璧にする為にキャッシュレス決済の推奨とマイナンバーに銀行口座他あらゆる金融資産に紐づけようとしています。こうなれば国民の金融資産の全貌がバレバレになります。タンス預金を把握する為に紙幣を新しく変え、諭吉さんとバイバイしようとしていますね。そうする事で国民の隠し資産、タンス預金が把握できます。紙幣を変えてタンス預金の把握、マイナンバーで銀行預金の把握、金や株や外国為替の売買にもマイナンバーの紐づけが義務化され、国民の資産把握が全部済んだら、次は貯金税だろうと言われています。最終的には軽自動車一台分買えるくらいのお金を残して後は全部国に剥ぎ取られるだろうと言う見立てが多いですね。もしそうなったら、そんなの財産権の侵害、憲法違反ですよね。そうなると現政権も革命の対象になりつつある、と言うレベルの話になります。幕末の日本も同様でした。

だから、菅さんになろうが誰になろうが、マイナンバーと銀行口座他の金融資産への紐づけの進捗を注視すべきだし、反対の声を上げるべきですし、次の衆院選の選定ポイントも、そのマイナンバーと金融資産の紐づけ廃止を宣言出来る政党、減税を掲げる政党を選ぶべきかと思います。特に預金が1千万以上の方々、60歳以上の沢山の預金を持つ皆さんは狙われていると自覚すべきです。政府に貯金の殆んどをむしり取られます。だから、次の選挙での投票先にはマイナンバーと金融資産の紐付廃止を言える所を選ぶべきですね。要注意です。

菅さんがポスト安倍と有力視されていますが、まぁ外交も大変ですね。簡単ではないです。次の大統領が誰になるか次第ですが、もしトランプさんが再選すれば台湾を守り、中国を潰しに行くでしょうから、その場合中国につくのかアメリカ&台湾を支持するのか、態度を明確にしろと日本政府は選択を迫られるでしょうね。戦闘も起きるでしょう?その時どうするのでしょうか?ポスト安倍政権はその備えがあるのでしょうか?仮にアメリカが中国系の銀行にドルの決済を許さなくなると中国経済が機能不全になり、中国での商売に依存し、中国での生産に依存する日本企業達は一気に機能不全となり多くが倒産する事となるでしょう。そうした状況は、予想より早くアッと言う間に起きて来る事でしょう。ポスト安倍政権や日本の財界は、その極端な状況への備えはあるのでしょうか?多分ないでしょう。と言う事はその劇薬で経団連の主要メンバーが大分減る事になり、日経平均が空前の落ちを示す事でしょうね。その状況への準備は出来ているのでしょうか?国にその混乱を納める力があるのでしょうか?安倍さんはその地獄が予め見えていて逃げ出した可能性がありますよね。XXXXです。

③バフェットと商社=地方再生とPPP

世界三大投資家の一人で、その三人の中で一番マトモなウォーレン・バフェットが日本の商社5社、伊藤忠、丸紅、三菱、三井、住友の株を割安な将来性高い買い得な株としてそれぞれ5%取得しましたね。世界で事業を展開するコングロマリット達への高い評価をした格好です。大変ありがたいですね。三大投資家の他の二人は、アンティファのパトロンと言われるアナーキスト的なソロス、中韓大好き反日のロジャースと癖がかなり強いですが、その中でバフェットさんはマトモですからね。自分が褒められたかのように嬉しいです。できれば、その5大商社でなくもよいけど、大きな商社達には日本の地方のプロデュース、いい所を伸ばしマーケティングし集客をする仕組みの創造、また地方政治の代行、PPPをやって日本を活性化して欲しいですね。行政はその監査に特化し、実行部隊は民間商社達にやらせたら面白いと思います。検討して欲しいですね。

④スポーツあれこれ

さて、政治は課題が多過ぎですが、スポーツ界はイイ感じですね。ダルビッシュはワンピースの青キジのような風貌で連勝を重ねリーグトップを突っ走っています。菊池雄星も好投、筒香もホームラン、大谷君もサヨナラ安打とメジャーはイイですね。スポーツ界はサイコーです!

さて、心も体も段々秋仕様にしないといけないですね。まだ夏を引き摺ってます。

またボチボチ音楽紹介をやりたいと思います。

では、また。

湖畔人

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