第453話.気になったテレビ番組(9)『のだめカンタービレ』(再放送)

2020-09-13 23:27:17 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

半沢直樹、他イイドラマが多い昨今ですが、今また嘗ての名ドラマ『のだめカンタービレ』が再放送でやっていますね。

嫁が気を利かせてビデオに録っていてくれたので、毎日、深夜に帰宅した後、睡眠時間を削ってのだめの余韻に浸ってから寝る幸せな日々を過ごしています。(ちょっと寝不足ですが)それも毎日更新ですのでホントサイコーだなと思っている今日この頃です。

のだめは特別な魔法が掛かった今見てもスゴイドラマの一つだと思います。コミカルだし、極端だし、若干、人間の扱いが暴力的で雑な時もあるし、時々、気がふれたように”ヒーィッ”ってなる事もありますが、主人公の千秋先輩の心の呟きがとってもイイのです。

俺様キャラで自分にも他人にも厳しい千秋先輩ですが、でも、生まれ持ったものなのか何なのか、此方が勝手に思っているだけですが、どうも彼の呟きを聞いていると、彼は、下記のような世界観を持っている節があるのです。

"この世界は神が作られた世界で、人間は皆神の子で、転生の中、段々と神に近づき成長して行く事が期待されている存在であり、その中で、結果として段々と神に近づく事が出来た方々が人間としてのマスター達(マエストロ)なんだろうし、そうした方々は、専門知識においても、人を愛する事においても、人を信じる事においても、人を育て、人を動かし組織を運営する事においても秀でたリーダーなんだろう、自分のいつかそうなりたいし、既にマスター(マエストロ)した方々から是非学びたいと思っている。
一方で、マエストロには成れていない他の全ての人達も、皆問題もあるし、完璧ではないし、欠点も多いけど、でも、全ての人達は皆神の子であるから当然皆何らかキラリと光るものをその内に持っていて、自分にはそれが見えるし、そうした各自の光るものは大切にし、さらに伸ばす手助けをしてあげたいな、でもどうであれ、各自全力で取り組むのが前提であるべきだ、"なんて思っている感じを受けるのです。

女好きでハチャメチャに見える竹中直人さん演じるシュトレーゼマンですが、彼のオーケストラに向き合う姿勢を見て、一瞬でその力の差、悟りの階梯における差を千秋先輩は感じ取ったらしく、こう呟きます。
"あの人はきっと、音楽を、人を尊敬して、それが自分に返って来くる(と知っていて実際にやっている)…あれが本物のマエストロなんだ…。"
と呟くのです。もうシビレますね…。

元々潜在力があるから、その実力を正確に計れてしまうのでしょうが、彼の人物評や音楽への評価に関するつぶやきは聞いていてとても深く、音楽や人や世界への愛に満ちていて、とても面白いのです。
それであの抜群のルックスです。
あの頃の玉木さんは世界最強ではないんでしょうか?

主役の、のだめを演じる上野樹里さんも、瑛太さん演じる峰君も、水川さん演じる清良やその他の俳優陣も、今や大スター達ばかりですが、まだ未来のスターの卵だった方々が多数出演していたドラマだから、皆さん意識も志も高いし未来への希望に満ち溢れそれはそれは皆さんホントにもうキラキラしていて見ていてホントに感動的なドラマに仕上がっているのです。

そして音楽、ベートーヴェンの交響曲 第7番やガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーは毎回出て来ますし、数々のクラシックの名曲達を毎回楽しめるのもこの番組の魅力なのです。

こんなドラマはそうそうないです。神ドラマってやつなんだと思います。
再放送されている事をまだご存知ない方は早めに録画予約して楽しんでみてください。ハッキリ言ってサイコーなのです!

では。

湖畔人

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