湖畔人です。
星にまつわる音楽の最終回です。
以前"VIVAニューミュージック"と言う事で松山千春さんとか山口百恵さんの曲を紹介した事があるのですが、その頃、山口百恵さんの曲を色々と聴いていて、その中で気に入った曲が幾つかあって、その内の一つが今回ご紹介する『乙女座 宮』と言う曲だったのです。この曲も宇崎竜童さんと阿木燿子さんの御夫妻が手掛けた曲なのですが、こうした品の良いブギ―調の曲はなんか格好がイイですね。宇崎さんがダウンタウンブギウギバンドの出身なせいなのかなんなのか理由は判りませんが、このブギ―調の曲はとってもカッコイイと思います。UKのグラムロック、T.REXみたいな魔界と通じたような怖い感じのブギ―ではなくて、品の良い明るい世界と通じたブギ―ですね。とってもイイですね、こういうの。百恵さんの曲には他にも品の良いブギ―調の曲はございますね。『夢先案内人』とかね。いつか"品の良いブギ―特集"なんて言うのもちょっとやってみたい気がします。
歌詞ですが、はじめは生まれた生年月日からあの人は何座生まれ、この人は何座生まれ、みたいな色んな月(星座)に生まれた色んなタイプの男性に恋をする恋多き女性の話なのかな、と思っていたのですが、どうもこの曲はホントに幾つもの星座を渡り歩く宇宙のプレイガールの話みたいでして、星座の地図を頼りに流星に乗って旅をし(それを銀河大陸横断鉄道と呼んでいるらしい、なんじゃそりゃ?)、宇宙を渡り歩いては様々な星にて恋愛を繰り拡げる大変スケールの大きな宇宙の遊女の恋愛行脚のお話のようなのです。何かとってもシュールですね。でも一方で、夜空に輝く星達は皆生きているんだ、などと言い、まるでメシア格を持つ霊格の高い女神のようでもあります。"恋する命のトキメキだけが乙女座の祈り"と言うこの女神様の出身星の価値基準は恋愛至上主義なのかもしれませんね。地球だとちょっと叱られるタイプかもしれません。いま彼女が夢中だと言う獅子座の彼も、もう少しするとフラれてしまう定めなのかもしれませんね。何か可哀そうです...。でも宇宙には色んな価値基準がありそうで何か面白いですね。あと、この曲のコーラス、なんか漫才のツッコミみたいでとっても面白いです。
次は、ジョンの『Nobody Told Me』です。
没後の83年にリリースされた曲ですね。何故この曲かって?それは、歌詞にUFOが出て来るからです。ジョンは74年8月にNYでUFOを目撃してますからね。
没後の83年にリリースされた曲ですね。何故この曲かって?それは、歌詞にUFOが出て来るからです。ジョンは74年8月にNYでUFOを目撃してますからね。
曲ですが、音自体は、アレンジがどこか間抜けで、何かおかしくて、でも品があり、音も高品質、と言う、とてもジョンらしい曲になっていますね。
歌詞は、皆色々やるけどピントがずれていて的外れだし、表面的だし、本当に大事な事を扱えていない、何か変な時代だよね?、空虚な時代だ、こんな時代が来るなんて聞いてなかったぞ!UFOがNY上空を飛んでいても別に何も驚か無いよ、だって世の中自体が変だからね、何でもありの世の中だ。でも、世間には、もっと大事な事、もっと語るべき大切な事がある筈だ、みんなそこに早く気が付くべきだね、もっと本質を扱うべきだよ、と、啓蒙家のジョンらしい世間に向けて?マークを投げ掛けた曲ですね。
歌詞は、皆色々やるけどピントがずれていて的外れだし、表面的だし、本当に大事な事を扱えていない、何か変な時代だよね?、空虚な時代だ、こんな時代が来るなんて聞いてなかったぞ!UFOがNY上空を飛んでいても別に何も驚か無いよ、だって世の中自体が変だからね、何でもありの世の中だ。でも、世間には、もっと大事な事、もっと語るべき大切な事がある筈だ、みんなそこに早く気が付くべきだね、もっと本質を扱うべきだよ、と、啓蒙家のジョンらしい世間に向けて?マークを投げ掛けた曲ですね。
ジョンはPVでは屋敷さんと同じくキャスケット帽をかぶっています。New York Hatのビッグアップルというモデルですね。レコードジャケットでは黄色っぽい色のフレームのサングラスをしていますが、あれは日本製ですね。上野にある白山眼鏡のジョン仕様のサングラスです。ジョンは亡くなる前の数年間はずっと日本で夏休みをお忍びで過ごしていたようで、服も原宿でよく買っていたようです。ジョンは、そこの原宿のお店でこの白山の眼鏡を見付けて、とても気に入ってしまったようなのです。その後、その原宿のお店の仲介で白山眼鏡はジョンが滞在していたホテルに呼ばれる事になり、近視のジョンに合わせた調整をしてジョン仕様に仕立てたサングラスを幾つか納めたようなのです。ジョンは亡くなった時もこの白山眼鏡のサングラスをかけていたようですね。
ジョンはとてもオシャレな人なのです。
では、星に纏わる音楽は一旦これでおしまいにしたいと思います。この後は、またネオアコ話を再開したいと思っています。
では、また。
湖畔人