華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ありがとうございます

2011年06月13日 07時30分39秒 | Weblog
実習合格に関してお祝いコメントありがとうございます。メールを下さってる皆さん、返信してなくてすみません。これから返信させてもらいます。

金曜日。無事に実習を終えて、夜は友人にゴールドコーストでお祝いしてもらった。土曜日はそのまま友人宅でゴロゴロ。そして昨日は一緒に大学生活を送った友人とお疲れコーヒー。
今は朝の7時半。本当ならもっと寝ていたいけど、過去2週間の5時起き生活が身についているようで目が覚めてしまった。

昨日も友人と話していたけど、私の実習合格はラッキーだったといっていい。これは私の技量が足るか足りないかではなく、何度も登場した監督にとにかく運がなかった。言ってることは正しいけど、力のない弱者(この場合は生徒)を権利を振りかざして合法的に(!?)いじめることを楽しんでいるタイプ。実習中は前向きになるためにこの監督のいいところを見つけようと必至だったけど、今となってしまえば「クソ野郎」(失礼)としか思わない。落ちてしまったグループ内のインディアン女子と韓国男子は、他のグループにいたら絶対受かっていたと思う。悔しいけど監督が全権を握っているので、どうしようもないし、決定もくつがえらない。

この監督はまた、他人の話大好き。自分の生徒なのに良い点は言わず、「あの子はこれができない」「この子はここがダメ」と病棟の看護師と話をする。すると、看護師も私たち生徒を「できない子」として見始め、そして監督と同等の権利があるかのように批判を始める。この監督には私たち生徒を助け、育てる意識があったのかどうか今でも疑問。本人はそうだと言うだろうけど、その意思が生徒に伝わってないならいびってるのと同じでしかない。
そんな監督が仲良くしている看護師も多分にもれず同じタイプ。看護師のほとんどが女性。これまでいろんな病棟に行ったけど、今回初めて「"女の世界"を見た」という思いがある。たとえば、ある日の教育係が同類。私が午前にしてしまったミステイクを午後には看護師全員が知っていた上、小さなミスまでもがまるで命取りのような失敗のように描写されていた(ミスは事実なので、私が言えるわけでもないけど)。最後には「あの子はあかんで」と何の権利もないのに自分なりの見解を展開し、当事者(この場合、私)を笑っていた。
他人を陰で批判し、本人には笑顔を見せる。いくら当事者の耳に噂話が届いても、彼女たちは弱者を選んで噂話をしているので、何も言い返されないことを知っている。いじめと言えるかもしれない。私は年を重ねたせいか、最近では幸いにして他人の批判が気にならないので、そういう場面にあっても「低レベル」と思うだけで動じはしなかった。ミスは事実で、改善しなければいけないわけだし、またわかってくれる看護師さんもいたので。権力に魅了される人間は得てしてゴマすり人間が好きで、自分に対してつれない態度をとる人間に対しては烈火のごとく非難を浴びせる傾向にある…と思っている。なので私は、ゴマすりはしなかったけど、「いつも笑顔で、挨拶は自分から」を心がけた。その結果、いじめ甲斐のない人間としてみなされ、今回、監督や看護師の"役割を超えた感情(悪意)"をうまくすり抜けられたように思う。

不憫なのはインディアンの生徒。彼女は本来物静かで、意見を内に秘めるタイプだった。加えて若いせいか、理不尽からくるストレスや不満の解消がもうひとつ上手にできなかったようで、日に日に疲れ切っていくのが目に見えてわかった。変な話、ダークな肌色なのに、目の下のクマがはっきりわかるほど。彼女の不満の原因は監督と看護師にあり、彼らが悪いんだということ、自分は運が悪いということを何度か口にしていた。しかし、それが事実だとしても、彼らを私たちには変えられないので、自分(の取り組み方)を変えるしかないということまで考えが至らなかったよう。「もうしゃーないやん」「比べても無駄やで」と何度か話をしたけど、楽な実習を送っているほかの生徒と比べて、自分の悲運を嘆くばかりだった。私は実習中、他の友人とほとんど話さなかった。聞いたところで私の環境は変わらないので、だったら余計なストレスを感じたくなかったから。事実、カトリーナとも、特にイエローカードをもらった後ろくすっぽ話をしていない。インディアンの彼女を見ていて、私がうまくこの状況をすり抜けられたのは年を重ね、経験を積んだおかげだろうか、なんて思っていた。今、彼女の抱えるストレス(卒業延期、余計な学費)が我が身のものだったら…と思うと本当に辛い。
しかし、後で聞いた話、監督は「あのインディアンの子は私にあいさつもしなかった」と不満を述べていたらしい。確かにあいさつをしなかった非は彼女にあるだろうけど、それがきっかけで監督が彼女をターゲットにしたのだろうかと思うと、本当にレベルが低いとしか言いようがない。

さて。
不満を吐き出すのはこれぐれいにしておこう。私だって完璧じゃないし、相手に嫌な思いをさせることだってある。若いころはおごり高ぶっていたし。人の振り見て我が振りなおせ。気をつけていかないと。
あ、でもやっぱり監督の振る舞いには納得がいかないので、合格したけど、来週大学に意見を述べに行く。

「目には目を。歯には歯を」。ビバ☆ハンムラビ法典。

やっぱり私、性格悪いかも。
コメント