華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

政治力で劣る

2014年08月05日 22時47分37秒 | Weblog
今日も午後シフト。
今朝はD用事で外出。ついでに先日開拓したばかりのカフェでブランチ。最近外食が続いているけど、ちょっとストレスがたまっているのと、払い過ぎの税金が戻ってきたので財布のひもを緩めている。また頑張れるから大丈夫さ。
帰ってからはちゃんとお弁当とDの夜ご飯の下ごしらえをしていった。私は鶏肉と野菜を炒めたもの。Dは照り焼きビーフ。野菜も食べるように言っておいたのに、帰ったらお肉だけ食べていた。まったく。

さてお仕事。
担当替えがありませんようにとの願いも空しく、今日は総替え。先日4日間担当していたそこそこヘヴィーなセクション。今日退院予定の医療過誤の患者さんは送迎待ち。もちろんケアが必要。フルケアの認知症のおばあさんもいたし、感染症(VRE)を保持した手術前患者さんの入院手続きもあってまたバタバタ(通常、入院受付で行われる作業なんだけど、感染症のために他の患者さんに近づけるわけにいかず、病棟の個室で順番を待っていた)。
このVREの患者さんは数ヶ月前にウチの病院に入院していたのだけど、とてもワガママですぐに怒鳴りだすため、看護師の間ではかなり嫌われていた。婦長クラスが何度も話し合いの席を設けるほど。今日ものっけから夕方のリーダーに噛み付いて、私を助けてくれようとしていたリーダーは「ごめんやけど私には無理!」とさじを投げるというひとコマも。
私が昨日担当した患者さんたちは、昨日の午前中に同じ患者さんを担当していた先輩看護師が受け持っていた。私が担当替えになった上、ややこしい患者さんの担当になったのは政治力で負けたとしか思えない。無念。新人は辛いよ。
とはいえ。
医療過誤の患者さんは、シモのお世話や点滴の管理を除けば、すべての退院手続きが済んでいたため送迎車が到着したら送り出すだけという状態。なのでそこまで大変ではなかった。
フルケアのおばあさんも幸いすぐに他のスタッフの手が借りれたため問題なし。
そしてVREの患者さんも、面倒くさいことは言ってくるけど、失礼ではなかったので比較的スムーズに進んだ。以前の入院時も、私とこの患者さんとの間にはいざこざはなかった。逆に少々気に入ってもらっていたぐらい。もしかして私はうるさ型を扱うのがうまいんだろうか? そういえば先日罵詈雑言をはかれたけど仲直りした患者さん。今日も担当していた。明日退院だからか、はっきり謝罪の言葉はなかったものの「いつもはあんなこと言わないんだよ」「病院を、看護師をちょっと誤解していた」「君はいい看護師さん」と言ってもらった。失礼な言葉を吐かれたときは下剤をタップリ仕込んでやる!と思うぐらいむかついたけど、それを引きずらすに翌日からはきちんとしたケアをした。その結果、こういう心温まる言葉をもらえると、一生懸命お世話してよかったと思う。看護師ってしんどい仕事やけど、同じぐらい喜びがある職業やなぁ。

もとい。
退院患者の送迎がいつくるかわからなかったので、いつ来ても良いようにすべてを早め早めに準備していたのが功を奏し、今日は無事に申し渡しまですべてを終えることができた。他にバタバタしていた同僚にも少々手を貸す余裕があったほど。良かった良かった。時間内に納得のいく作業ができると満足度も高い。

明日もまた午後シフト。今日と同じリーダーなので、おそらく同じエリアの担当になると思う。これまであまりお世話をしたことがない婦人外科の手術があるので、そちらにいきたいようなそうでないような。まぁ、今考えても仕方ない。とにかく頑張って働こう。

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