華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

かみ合わんなぁ

2015年11月29日 23時06分44秒 | Weblog
今日は午後シフト。

4連勤最終日。さすがにボチボチ体が疲れてきていて、今朝はベッドでゴロゴロしながら漫画を読んでいた。10時をまわって、以前乗っていた車を同僚に見せる約束になっていたことを思い出し、急いで準備して同僚宅へ。
彼は最近入社したばかりの外国から来た看護師(多分若い。20代前半?)。古い車なので値段はかなり安く設定してあることもあり、「ほしい!」と言ってくれた。
古いし、長距離を走っているし、いろいろとガタも来ているけど、きちんとサービスも受けているので近所を乗り回す程度にはまったく問題はない。
この車を見た彼は「いい車じゃないですか!」と気に入ってくれた様子。乗ってみたいというので、一応私は隣に座り、運転してもらってみた。するとなんだか様子がおかしい。10キロほどのスピードでのろのろと小道を走るのはいいけど、道路を出るときに左右は確認しないわ、ブレーキも踏まない。

このままでは死んでしまう。

あとで気づいたけどサイドブレーキも降ろしてなかった。
「とりあえず止まろう」と提案。そしたら道のど真ん中で止まった。車両の少ない道路で、一台も車が通らなかったのが幸い。そして私が運転席に戻って彼の家まで戻った。運転距離50メートルほど。

よくよく話を聞いて見ると、免許証を持ってないことが判明。自国では持っているけどオーストラリアの免許証はまだだという。だったら書き換えたら済むだけやん、と思ったのもつかの間、自国でも運転は2度ほどしかしたことがないという。なんでやねん!? だったら欲しがるなよ!
買うとしても運転の練習をして、免許証を書き換えてからなので、早くても1月になるという。「ちょっと売ること自体を考えさせて」といって帰ってきた。
なんだか理解しがたいことを経験した気分。私の期待(欲しいというからには気に入ったら即買い。免許証はいわずもがな)はそこまで変なものだったのかしら?

さて。
午後からは仕事。先の3日間と同じ患者さんなので、お互いすでに知り合い同士、みたいな感じ。日曜日の午後、6名担当。うち5名は介助いらず。いいシフトやった。
介助のいるおばあさんは近頃一気に混乱具合が進み、ナースコールを連打する…というかナースコールを押しっぱなし。いくら止めてもすぐに鳴る。そして興奮具合もなんだか今日は高い。会話はこんな感じ。

「どこにいるのかわからない」
○○病院よー
「わかっているわよ! でもどこにいるかわからないの!」
え、いやだから…

夜ご飯がくるからねー
「えぇ、でもまだ朝ごはんを食べてない」
もう食べたよー。今は夕方の5時で夕食の時間だからね
「でも朝食を摂らないと!」
あー…えーと…

「7チャンネルが見たい」
オッケー(と設定を合わせる)
「ゴルフなんて見たくない!(たまたまゴルフが放映中)」
じゃぁ他のチャネル見る?
「7チャンネルが見たい」
えーでもゴルフだよ?
「ゴルフなんて見たくない!」
テレビの内容まで変えられないよ…

成り立たない会話が続く。一体このループからいつ抜け出そうかタイミングを見つけるのが大変やった。
結局軽い鎮静剤を投与。そしたらよく効いたみたいで、しばらくしたら落ち着き、あとは食後は早々に眠りに落ちてくれた。やれやれ。

こんな感じやったけど、結果的にはゆっくりしたシフト。先輩たちとテイクアウトのタイ料理を一緒に囲む時間もあった。

これで4連勤終了。忙しくなくても疲れるもんは疲れる。
今回は2日間お休み。特に用事はなく、家の片付けに終始し、あとはゆっくりするだけかな。シェフDがおいしいご飯を作ってくれているけど、たまにはキッチンに立とうかなぁと思ってみなくもない。
まぁ、あした考えよ。
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