華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

久しぶりにてんてこ舞い

2022年11月13日 19時19分57秒 | Weblog
今日は5日ぶりの出勤。午前シフト。
知ってはいたけどインチャージだった。
朝早くに病欠が出たらしくスタッフ数が足りてなかったので、私も患者さんを担当。2時間ほどしたら応援が来てくれたので、その人に担当患者さんをお任せして私はインチャージの仕事へ戻った。

5日間休んでいたので、何人かの患者さんの顔ぶれも変わっていたし、状況も多少は変わっている。さらに私はポート2での作業が続いていたので、ポート3の患者さんのことをあまり知らない。申し渡しをしなくてはならないので、過去数日分の看護記録を30名分読んでいた。
朝はバタバタしたけど、最も忙しい時間を終えたお昼ごろ。そろそろスタッフも交替で休憩に…という時間になって「ちょっと心配事が…」とフロアスタッフ。ある患者さんに熱があって、さらに少しだけど吐いたという。
言葉は悪いけど、その程度ならない話ではないので、解熱剤を投与して様子見…となるのが通常。でもこの患者さんは両足に静脈の血行障害による潰瘍を抱えている。難治性が高い傷で、悪化に伴い集中的な治療を受けるために入院している。その傷口からばい菌が入ったことによる発熱だとしたらそれはヤバい。
当直のドクターに連絡をした結果、救急外来への搬送決定。
救急車の手配、家族への連絡はインチャージの仕事。ドクターへの連絡はほかの看護師がやってくれた。

あぁ、バタバタしたねぇ。でも落ち着いたねぇ。

なんて言ってたのもつかの間、次は病棟中に鳴り響く緊急事態を告げるコール。何事かと部屋まで言ったら、患者さんがお手洗いで気を失っているという。えらいこっちゃと緊急事態に必要なものを準備。その間に患者さんが意識を取り戻したので、看護師3人がかりでベッドへ連れて行った。
うちへの入院理由は腕の骨折。頭もしっかりしていて、ひとりにしておくのもなんの問題もない人だった。でも患者さん曰く、トイレに行ったとき急に体が熱くなるのを感じてナースコールをプッシュ。呼ばれた看護師がお手洗いに入ったらすぐに気を失ったんだとか。
ベッドに連れて行った後は嘔吐と脱糞の繰り返し。私も現場に張り付きだったので、上司に来てもらってドクターへの連絡、救急車の手配、家族への報告をやってもらった。
合計で救急車は2台手配したことになる。この患者さんは循環器系に疾患を抱える人で、心電図に異常が見られたので先に救急外来へと搬送してもらった。

ちなみに先の患者さんとこの患者さんは同室。
後者の患者さんが搬送され、やれやれと病室を出ようとすると、2台目の救急車を待つ前者の患者さんが「冷たいお水をちょうだい」という。見るとすげーやばい顔色。ヴァイタルを取ったら恐ろしく血圧が下がっていた。解熱剤の効果も出ておらず高熱のまま。えらいこっちゃとまたまたバタバタ。とりあえず冷たいお水をガブガブ飲ませたあとは低血圧に対する処置。
その最中に2台目の救急車到着。バタバタと申し渡しやなんやらを終えて患者さんを送り出したときはもう午後シフトが始まる時間だった。

看護記録、全部読めてないし。

できる範囲で申し渡しをし、朝2時間だけ担当していた患者さんの看護記録を書き、その他もろもろをやっていたらあっという間に帰る時間になったわ。
午前シフトのインチャージなんて、半年に一回するかどうか。そんな日に2人も患者さんを搬送する羽目になるとは。ニントモカントモ。
なんにしても、ふたりとも大したことがないといいんだけど。

帰宅。
今日は雨が降ったり止んだり。Dに犬の散歩をお願いしておいたけど、Dの心の準備が整う頃に雨が降り始めたんだとか。
私が帰宅したときはパラパラ雨に変わっていたので、雨脚が強くならないことを願って犬の散歩へ。その間Dには夕食の準備をしてもらった。
今夜はステーキ。シェフDはお肉を焼くのがうまい。手作りのグレービーソースもおいしかった。お昼ご飯を食べそびれていたのでモリモリ食べたわ。

そのあとは眠気と戦いながらソファでゴロゴロ。寝ても良かったんだけど、一回寝たら勉強しないと思って起きていた。
夜になって一時間ほど課題に取り組んでいた。今度の授業まで一カ月ほどあるけど、長めのプレゼンテーションがあるのでしっかり準備をしなくてはならない。頑張らないと。

さて。
言われるまで忘れいていたけど、明日は隣町の病院で研修だった。テーマは糖尿病とインスリン注射について。午前シフトよりは朝ゆっくり眠れるので良かった。
でも研修中眠くならないように早めに寝る。楽しい研修でありますように。
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