華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

イライラを抑えたい

2023年09月08日 22時31分00秒 | Weblog
今日も午前シフト。
いつもは6時ぐらいに起きるんだけど、今日は5時ごろに目が覚めた。それから二度寝はできない。夜中に起こることなく眠れただけでいい方か。

出社。
今日はポート3で作業。
現在、病棟所属の看護師の数が圧倒的に足りず、毎日たくさんのカジュアルさんがくるし、誰かがダブルシフトをやっている。かく言う私も昨日は残業扱いの出社だった。
今日は研修中の新人正看とアシスタントさんと一緒。知らなかったけど、アシスタントさんは11時に終わることになっており、残りの4時間はふたりで15名の患者さんを見ることに。そんな中で認知症のおばあさんが絶好調。脳梗塞のせいもあって足元がおぼつかないので、ひとりで歩かせるわけにはいかず、何度も散歩に付き合ったけど、それをやっていたら作業が回らない。だから仮に転倒しても、人手不足のせいにすると決めた。幸い転ばなかったけど、なんて無責任な看護なんやと思ったわ。
シフトの終わりに問題行動のある患者さんが病院を抜け出したことが発覚。この人は何度もそれをやっていて、私などはドクターに「退院させろ」「病院はホテルじゃない」と何度も伝えたけど、結局何も決まらずじまい。
問題は、その後始末が看護師に回ってくること。ドクターたちが患者さんと話してくれないと看護師は身動きが取れないのに、こうやって抜け出しても電話一本もかけるわけでもない。なんで看護師が全部負わんといかんのやろう? ドクターも話してないわけじゃないけど、看護師のように四六時中一緒にいるわけじゃないから患者さんを止めることもできず、軽くあきらめ気味なんやろうな。それにしたって患者さんの身勝手な行動と医者の決断力のなさ、もしくは甘さの尻拭いは、看護師への負担が大きすぎると思うのよ。
この人が廊下で車椅子でいるところを見たけど、てっきりジムへリハビリへ行くものだと思っていた。ちょうど認知症の患者さんに付いていたこともあり、その後どこへ行くかを追うこともできなかった。あの時身動きが取れたら、出ていくところを捕まえられたら、と思うと帰ってからも超イライラしたわ。もちろん引き留めるつもりはない。自主退院の書類にサインをさせたかった。
どうせ夜にはシレッと戻ってきている。そして土日も外出するはず。そんなに帰れるのならばもう家にいればいいのに(この人は自己免疫疾患のせいで運動機能が落ちている)。
何が腹が立つって、リハビリの病室を待っている患者さんはたくさんいるのに、本当に必要な人に機会が与えられず、こんな適当な人が入院していること。公立病院の有料化に強く賛成はしないけど、ある程度患者さんにも負担を強いるべきじゃないかとすら考えてしまうわ。行動に問題がある患者さんが多い今は特にね。
明日も出社やけど、今から超憂うつ。

帰宅。
今日は研修医のお別れ会で、先輩が焼いたキッシュとドクターたちが買ってくれたピザを頂いてお腹いっぱい。Dが食べたいと言ったインディアンカレーは少し口を付けた程度。
ちなみに私が持って行った餃子は幸い好評だったようで、多くのスタッフに声をかけられた。レンジで温めて、酢醤油と一緒にナースステーションの人から見えないところに並べた。全部で80個ぐらい焼いて、Dに10個、お隣さんに10個ほど取ったので、50個以上はあったはず。だけどすぐになくなったみたい。ナースステーションのそばに行ったらニンニク臭がしてたわ。そういうのもオッケーな病棟ってすごいよね。
馴染みがない、だけど何となく見聞きしている食べものが意外と美味しかったというのが好評の理由かと思う。もしもよく知ってる食べ物ならここまで皆のリアクションは大きくなかったはず。私は餃子餡に味を付けるんだけど、今回わかりやすく濃いめにしといたのも良かったのかも。まぁ昨日の頑張りが報われたわ。

仲良くなった日本語ペラペラの研修医くんも今日でお別れ。日常的に日本語で話せる時間を持たない私には楽しい時間だったから、彼の異動はとても寂しい。なんか寮母さんのような気持ちで彼を見守っていた気がするわ。

明日は午後シフト。朝寝坊ができるのはありがたい。朝電話がかかってくる可能性はなくはないけどね。その時考えよ。

今夜はワンコたちがふたりともDと一緒に行ってしまった。私も寝ましょうかね。
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