今日も疲れた

今日は午前シフト。そして午後からは精神科でのダブルシフトを言われて、結局一日中働いていた。
精神科は一般病棟に比べるとゆっくり時間が過ぎる。本日もしかり。こんなことはめったにないんだけど、ナースステーションで一瞬だけ眠りに落ちていた。コーヒーを飲んでも眠気は飛ばなかったなぁ。まだ疲れてんのかしら?　午前中は一般病棟で6名担当。全員自分のことはほぼ自分でできる人たちで「楽勝～♪」とか思っていたら、予想外の新規入院3名ですんごいバタバタした。そういうのもあってのダブルシフトやったから、やっぱり疲れてたんかも。

帰国後、病棟のボスに会うのは初めて。呼び止められて部屋に行ったら「はい、これ」と大きな封筒。契約更新の書類かな?と思って開けてみると“The Employee of the Month”の表彰状。これは野球でいうところの月間MVPみたいなもので、看護師に限らず、全スタッフ対象。どうやら4月に選ばれ、日本旅行中に発表があったようだった。こんな賞があること自体知らなかったのと英語の示す意味がわからなかったので中途半端な反応をしてしまい、ボスを少々困らせてしまった。遅れてやってくる感動。うちの病院はスタッフを喜ばせる企画がよくある。私のようなペーペーにも機会を与えてもらってありがたい。会社によくしてもらうともっと頑張ろうと思うもの。私はおだてられたら張り切って木に登る豚なので、こちらにお世話になる限りは一生懸命働こうと思う。

今夜帰宅したら、Dが嬉しそうに転がり出てきた。どうやら先日某社に送った企画書の反応がよく、近いうちに面接となるやもしれないらしい。どんな内容か私はまったく知らないけど、先方の望むものとDがやりたいことが合致しているようで、Dもかなりやる気を見せている。うまくいくといいなぁ。
そのD。「夜ご飯、何食べたのー?」と聞いたら、「えーっとね、冷凍保存していた餃子とステーキを焼いて食べた。それとね…」とここでおもむろに膝を付いてしがみついてくる。「実は告白があります!　“きのこの山”食べちゃった!!」。

なんどぇすってぇぇぇぇぇぇ～～～～

袋買いしたきのこの山を戸袋に隠してあったことを知っていたDは「そういえばチョコがあるんだった」と思って袋を開け、中に小袋が入っているのを発見。食べたらあかんで!と言われていたにも関わらず「ひとつだけ…」と思って開けたら、袋同士がつながっていたか何かで一気に2袋破けたという。「開いちゃったし」と2つとも食べたらそれで治まらず、「どうせ最初に食べたことで怒られるから」とあともう2袋食べたらしい。
Dがゴソゴソと自分のオモチャ（主にコンピュータのアクセサリー）を買い集めるように、私は日本の食べ物をせっせとスーツケースに詰め込んだ。そしてゆっくり時間をかけて楽しもうと思っていたのにこのありさま。無論いくつかはあげるつもりでいたけど、先に開けられたことに腹が立つ。DのTシャツをバッとめくり上げ、末端冷え性で凍えている手のひらと甲を腹と背中に押し付けの刑に処しておいた。残りは見えないところに隠しておかないと。
Dの家にいる時間の方が圧倒的に長いので、おいしいものはかなりの確率で持っていかれる。腹立つわー。あとでもう一回冷たい手を背中にいれてやる。

さて。
明日はまた精神科で午前シフト。一般病棟も派遣さんに来てもらわないといけないぐらい忙しい様子。明日はダブルって言われませんように。だって言われたら、守銭奴根性が出てきちゃって断れないだもん。

寒すぎて×3 つらいよ～♩

今日はお休み。だけど所要でシドニーへ行っていた。用事の合間にD友達に会って、お土産を渡しがてらランチ。それにしてもシドニーは寒い。ブリスベンは冬になってもダウンジャケットが必要だと思うほど寒くはなかった（特別冷え込んだ日は別として）。でもシドニーは寒い。今は秋の終わり。長袖ワンピースにブーツ、ストールで出かけたら失敗だった。初夏の陽気の国から戻ったばかりであることと、この地域2年目という経験値の低さが判断力を鈍らせてしまった。次から出かける時はあったかい格好しなくては。

今日は何かと電車移動が多かった。そして車内でうたた寝。私には珍しいこと。やっぱりまだ疲れてるのかなぁ。正直なところ、まだまだお休みモード。ダラダラした気持ちが続いている。明日あさっては苦手な午前シフト。これで身も心も引き締まるかな。ジムも再開しないと。

ところで。
日本滞在中、もちろん日本のテレビを見たわけやけど、Dが気に入ったCMがいくつかあった。そのうちのひとつがソフトバンク。お父さん犬がシッポをぐるぐるぐるぐる～と言って回す様子に毎回バカウケしていた。
私はその中に登場する、今日本で大人気だというゴールデンボンバーとやらに興味を引かれ、今更ながら彼らの姿をおなじみYoutubeで見ている。実はその前にTMが歌った「女々しくて」の映像を見ていて、気になるのは気になっていた。ちょっとダサい米米クラブみたいな感じ⁇ 一所懸命バカをやっている姿に好感を覚えている。今度、彼らのファンだという前職の後輩Mさんに講釈を頼んでみようかしらん。

恋するベッド

今日はお休み。ベッドの中をお昼前まで堪能。それから荷解きと片付け、洗濯に取り掛かった。
荷解き・片付けはいつもなら早く終わらせてしまうのだけど、今回は洋服、食材、その他と買い物の幅が広かったため片付けるのに手間取り、途中で何度も面倒くさくなって中断。Dは風邪がさらに悪化していて鼻をグズグズさせながらグッタリ（そのわりには私が買ってきた日本のチョコレートを勝手に食べていたけど）。なので片付け要員としてアテにできず、部屋がきれいになるのに結局夕方までかかった。それでも階下の人に悪いかな、と思って掃除機はできずじまい。明日やらないと。
寒くなっていることも手伝って動きが鈍くなっている。まじめダイエットの予定なんやし、こんなことではイカンなぁ。ちなみに今日はお休みだけどジムへは行かなかった。どうやらDから風邪をもらったみたいで私も頭痛&鼻グズグズ。明日ははずせない用事があるし、長い休暇の後で体調不良で休むわけにはいかないので、今日はおとなしくしていた。明日は寒くなるようやし、あったかくしてでかけよう。

というわけで今夜はもうベッドの中。日本に行く前は布団だけでよかったけど、昨夜から毛布も出している。もちろん電気毛布もオン。一番冷え込むのは6～7月。もう一枚ぐらい毛布があった方がいいかしらん。

話はちょっとそれるけど、昨年の6月末にこちらに引っ越してきた際、荷物が届くまでの最初の4日間ほどベッドがなかった。あったのはエアマットと布団。寝ている間に空気が抜けて、最終的には床で寝ているのも同然だった。寒さに耐え切れなくてマットレスを購入。そしてそのマットレスを今も使用中。後から届いたものはスペアルームに放り込んである。いやいや、懐かしい。マットレスやベッドをはじめ各電化製品やほかの荷物が届いて、それから少しずつ足りない家具を買い足していったんやった。当時はほんまにみかん箱の上にテレビ、みたいな状態やった。2人ともいい年なのに、若い貧乏夫婦みたいだったあの頃。今思い出してもなんか昭和の香りがするわ。あの頃を考えると今は落ち着いたなぁ。今は電気毛布まであるし。ま、貧乏だけは今でも変わらんねんけどさ。

ベッドの話のついでにもうひとつ余談。
エアマットレスを使用している間「君に寒い思いをさせるわけにはいかない!」とDが私を抱きかかえるようにして寝ていたんだけど、腕は重いし、動きにくいし、正直「寝苦しい…」と思っていた。このことは口が裂けても本人には言えない。Dよ、あなたは優しいオットです。

寒い日のベッドとは離れがたい。明日は冷え込むのに早起きをしないといけない。少しでも長くこのぬくもりを満喫すべく、もう寝るとしよう。

ふるさとパワー

昨日オーストラリアに戻った。
飛行機は7割程度の混み具合。おかげでDは4席独り占め。あまり眠れてなかったみたいやけど。大阪からケアンズ経由でシドニーまで。夜8時半発のフライトで、ケアンズまでは7時間強。ケアンズでは待ち時間が5時間の予定だったけど、たまたま早くチェックインできないか確認したところ、空き席があるとのことでひと便早いのに乗れた。シドニー空港からは電車に乗り換えて約2時間。家に着いたのはお昼ごろ。前に住んでいた所より遠くなって乗り換えも必要になったので、移動はどうしても一日仕事になってしまう。あぁ、しんど。
冷蔵庫を空にしていたので荷解きもそこそこにすぐに買出し。ただ料理をする気分ではまったくなかったので、すぐに食べられるものばかりを購入。帰宅してお腹を満たしたら即爆睡。Dは日本で買ったパソコンをしばらくいじっていたみたいだけど、私が目覚めたときはソファでグッスリ寝入っていた。夕食もそこそこにまたベッドへ。2週間離れていた間にすっかり朝晩冷え込むようになって、夜は電気毛布が必要だった。この間まで春のポカポカ陽気の中にいたのになぁ。
不思議なもので、日本に帰ったときは長く離れていたブランクなどあっという間になくなるのに、昨日こちらに戻ってきたときこの田舎町はなんだか知らないところみたいだった。去年の5月に下見に来て6月に引っ越したんだけど、そのときのように「以前来たんだけど、今はまだよく走らない街」という感覚。やっぱ故郷にはどこも勝てないのねぇ。

さて。
今日はさっそく仕事。午後シフト。2週間も空けるとみんながよそよそしくなっていたらどうしよう?とかちょっと心配したんだけど、そんなことはまったくなく、逆に「もう帰ってきたの?」と言われるぐらい。ずっと働いている側にとって2週間ってあっという間なんやろうなぁ。仕事は幸い忙しくなくて、少々鈍っている勘もゆっくり取り戻すことができた。良かった。
家に帰ったらDが風邪を悪化させていた。今朝からグズグズ言っていたので薬を持たせたのに机の上に置きっ放し。コッテリ叱りつけて飲ませた。片付けるといっていた荷物もそのまま。かろうじて食器を洗っていたぐらい。言葉が通じない国で2週間も過ごしたことでDも疲れが溜まったんやろうな。明日あさってはお休みなので、少しずつ片付けるとしよう。
私も疲れているはずなんだけど、昨日しっかり眠れたことと日本を満喫したことで心も体もリフレッシュできたよう。同僚からも「スッキリした顔してるねー」と言われた。ビバ☆ふるさとパワー。近いうちにまた帰れるように、頑張って働こうっと。それまでにまじめダイエットで減量もするぞ。

ニッポン・ラストナイト

いよいよ明日オーストラリアへ戻る。過ぎてしまえばアッという間やったけど、2週間、それなりにゆっくりできた。去年も2週間戻ってきたけど、食事会等があってかなりの強行軍やったもんなぁ。それに比べると随分マシ。

今日はバイト時代の友達と再会。いつ会っても楽しいし、心やすい。結婚や出産で状況が変わってもこうして昔と変わらず会えるのは本当にありがたい。私は本当にたくさんの素敵な友達に恵まれているとしみじみ。今回残念ながら会えない人もいた。それは次回のお楽しみにするとしよう。

ほんの2週間でスッカリ日本にいることがあまりにも当たり前になって、明後日からまたDと二人暮らしになることが想像しがたい。掃除や洗濯を自分でせんとアカンねんなぁ。やれやれ。そういえば今日、オーストラリアの病院の先輩がFBで「気温5度‼」と投稿していた。寒い街に戻るのねぇ。なんかブルーはいるわ。

滞在期間中、これでもか‼というくらい散財した。買い物もたくさんしたけど、食べ物もガッツリ。お寿司やお刺身に加え、甘いものもタップリ。神戸スィーツ最高。ただでさえ増量中なのに、ちょっとパワーアップしたみたい。ユニフォーム、キツくなってなきゃいいけど。オーストラリアに戻ったら本気のダイエットをせねば。

金曜日夕方に自宅着予定。土曜日はさっそく仕事が待っている。勘を取り戻すのに時間かかるかなぁ。こうして里帰りができるのも、仕事をもらえているからこそ。頑張って働こっと。そしてまた早く帰ってこよ。

明日は午後に家をでる。ニホン・ラストミニッツ。何したろかいな。

問題は先送り

今日、午前中は部屋の片付け。短期間留学で日本に戻るつもりでいたので、自分の部屋も荷物もほぼそのまま。いい加減片付けるように言われ続けて早6年。着なくなった服や靴、カバン等を引きずり出してきた。それらを眺めつつ、昔は持ち物にお金をかけていたのねぇとしみじみ。そして細かった。大枚はたいて買った一張羅も入りやしない。昔も太っていることを気にしていたけど、その頃に戻りたいと思うぐらいに大きく成長してしまった。悲しい。とりあえず近いうちに痩せるということで、まだ使えそうなものは残しておくことにした。

お昼の前に歯医者で歯石を取り除いてもらって、友人とランチ。ドリンクバーのあるお店で約3時間ほど粘った。お店にいる間にお客さんが総替わりしていたなぁ。
デザートまできっちり頂きお腹をいっぱいにして帰宅。そして母ゴハンもモリモリ。何を食べてもおいしいなぁ。痩せると決めたけど、それはオーストラリアに戻った後ということで。

夜は久しぶりにドラマ「ガリレオ」を見た。前回のシリーズのが面白かった。あの刑事役の女の子、浮いてるし、ちょっとジャマだった。柴崎コウが良かったなぁ。

さて。
明日も出かける予定。本屋に行く時間があるかなぁ。残り時間が減ってるので早く仕入れないと。

時間旅行

何かと毎日忙しい。
昨日お昼は神戸三宮へ。知り合いは多い方がいいからということで、父のお客さまでコンピュータ関係の仕事をされている方を紹介してもらい、一緒にランチを食べた。相手の方は英語も話せるので、私は話に介入することなく一緒に来られていた奥さんと世間話など。結果から書くと男2人の話はかなり盛り上がったようで、もしかすると今後仕事の話につながるかも、という感じらしい。良い方向に行くといいのだけど。
ランチの後は「神戸でお買い物ー‼」と張り切っていたけど、上記の通り、思いの外話が弾んだため時間があまりなく、ゆっくり回れずじまい。次の用事のため切り上げて一度帰宅。

夜は高校時代の部活の友達と近所のファミリー向け居酒屋で集合。通常、夏冬の年2回集まるんだけど、今回、私たちの帰国に合わせて集まってくれた。しばらく会わないうちに皆の子どもたちが大きくなっていてビックリ。「時が経つのは早いねぇ～」などとお決まりの文句を交わしながらも、あっという間に学生時代に戻って楽しい時間を過ごした。

今日は元同僚2人に会うために大阪梅田へ。毎回帰国時には会社に顔を出していたけど、増量中の今の姿で皆の前に出るのが恥ずかしく、今回は個人的に会うことになった。
梅田で働いていた頃は自分ちの庭とも言えるぐらい、世界レベルで複雑な梅田の地図が頭に入っていたけど、長年離れていた上、一気に多くの商業施設が立ち並んだ新しい梅田はもうダメ。同僚の後ろをチョコチョコついて行く「大阪だよ、おっかさん」状態。すごく変わってたなぁ、梅田。日曜日ということもあって、人出も結構な量。田舎暮らしに慣れた身分には辛い人混みだった。
そんなことはさておき、元同僚との再会。辞めてから6年が経つんだけど、そんな長い時間が経ったとは思えないほど。当時20代前半でピチピチしていた後輩の「もう30歳なんですよ～」という言葉でやっと時間の経過を感じた程度で（彼女の名誉のために書くけど、彼女は今も若く見える）、一緒に働いていた頃の思い出話でも、ついこの間起こったことであるかのように盛り上がりながら、これまたとても楽しい時間を過ごした。

昔話で盛り上がる時、同じネタで何度も笑えるのは何でなんやろうなぁ。オチがわかってるのにまたしゃべって笑う。まぁ、これが楽しくて仕方ないんやけどさ。

昨日も今日もDも参加。でも誰一人嫌な顔をすることなく、ほとんど日本語が話せないDとも快く接してもらえてとてもありがたかった。素敵な友達に恵まれていることは私の数少ない自慢のひとつ。「君の友達はみんなラブリーだね」というDに「そうでしょぉ～」大いに自慢しておいた。

日本滞在も残すところあと4日。そろそろ向こうに戻った後のことが頭をよぎる（帰国翌日は仕事やし）。でも、まだ別の友人たちと会う予定があるので、現実に戻るのはもう少し後回しにして、今しばらく時間旅行を楽しむとしよう。

ちんまりD

昨日は書けず。今回はゆったり日程にしてるつもりやけど、でも毎日出歩いているので疲れているらしい。

今日はお買い物デー。三田市にある大型ショッピングセンターへ行ってきた。前にも書いたことがあるけど、オーストラリアのファッションは私の好みではない。なので、季節が逆とは言え、洋装品を買うのは今回の大きな目的の一つ。なけなしのお小遣いを財布に詰めて母とDとお出かけ。
今年のダボっとした流行りにも関わらず、大好評増量中のためサイズを探すのが大変。かなり大きいショッピングセンターを、アレでもないコレでもないと散々歩き回り、何着かの洋服を買った。言葉もわからないし、買い物に興味もないDはベンチでボーッ。家に一人でいるのもつまらないから、と付いてきたけど、逆に疲れたのでは？というぐらいおとなしく待っていた。
明日は人に会うためまた神戸に出る。多少時間があるのでお買い物第2ラウンドを予定。インターネットがあればハッピーなD。ネカフェに放り込んでおこうかな。

夕方からは歯医者さんへ。私もDも健康保険はないんだけど、べらぼうに高いオーストラリアの歯医者に比べると実費で払っても安い。結果から書くとやはり安かった。
Dは10年以上歯医者に行ってないという。虫歯が山ほど…?と心配していたら、先生が「いい歯してるねぇ～」。虫歯になりにくい、硬く強い歯らしい。ただ歯垢がビッシリ付いていたので、歯周病予防のためにも綺麗に取り除いてもらった。あまりに量がありすぎて、私の診察時間がなくなるほど。2回に分けて取ることも提案されたけど、今日全部取ってもらった。歯に隙間を感じられるようになったDは「何かヘン‼」と言いつつも嬉しそう。良かった良かった。私は来週出直し。虫歯がありませんように。
それにしても。
言葉がわからないのでDと一緒に診察室へ。そこで診察台に座るDを見ていたけど、その診察台が小さく見えること。日本にいるDを見て、改めてサイズの大きさに気づくんやけど、小さなスペースにチンと窮屈そうに収まるDをみているとどうしてもおかしみが込み上げてくる。オーストラリアでも大きい方やもんなぁ。こちらでは当たり前か。

Dは待ちぼうけで疲れたかもしれないけど、私は人混みにやられて疲れた。頭痛が続いている。残りの時間、体調を崩さないようにしないとなぁ。早く寝よ。

ちょいと手抜き

今日は神戸・三宮へ。
友達に会ったほか、いくつかの書類・事務手続き等を済ませるなど、有意義な一日だった。

今回の帰国はだいぶ緩い日程にしてあるんだけど、それでも疲れる。冒険心のないDの世話が大変。今日は暑さと人ごみにもやられたのか、頭痛発生中。
今夜はこれにてドロン。

演歌と日本の風景

今日も引き続き延暦寺。
実は昨日訪れた際アクシデントがあって、肝心の国宝・根本中堂を見逃していた。それを見るために再びお寺へ。到着したらたまたま団体客も到着。一緒になって中へ入っていくと、お坊さんがお話を聞かせてくれるので座ってくださいとのこと。どうやら団体客さん用の説法だったようだけど、運よく一緒に聞くことができた。話の上手なお坊さんで、薬師如来さんのお話などは実に興味深く、楽しく拝聴させていただいた。こういう場所に来て独特の空気に触れると、本当に心がスッキリする気がするなぁ。内容はかなりはしょったけど、Dにも説明したら「すごいねぇ」と感激していた様子だった。

この後は京都北部へ。茅葺き屋根の里・美山町へと向かった。Dに少しでも日本の文化や歴史に触れさせようという父チョイスの観光地。こじんまりとした集落に茅葺き屋根を持った家が並んでいた。新緑が美しい閑静な山間の町。“ザ・ニホン”的な風景をDも楽しんでいたようだった。私は私で風景を楽しんでいたけど、中村美律子さんの「河内おとこ節」を大音量で流して走っていくワゴン車に心を奪われ、そちらをしばし聞き入っていた。あの日本昔ばなしにも出てきそうな穏やかな風景と、祭りでガヤガヤしている様子を思い出させる楽曲のミスマッチが衝撃的だった。演歌に反応してしまうのは以前の職業柄かなぁ。

茅葺き屋根の里を後にして篠山を経由して実家へ。篠山は黒枝豆が有名。季節外れでも黒枝豆やまた栗を扱ったお茶菓子等が見つかるのではないかと期待していた。
ところが。
Dがいびきをかき始めるのを見届けると私にも睡魔が。そして目覚めたらもう実家近くだった。私たちがあまりにもグッスリ寝ていたので、どこにも寄らずに帰ることにしたんだと両親。ほんまに寝てばっかりの旅となった。贅沢な時間を過ごさせてもらって感謝。

ところで。眠りに落ちる前に車内では「上海帰りのリル」が流れていた。頭の中で「リールゥ～」と歌いながら眠りへ。そして意識が戻ったときには三橋美智矢さんの「哀愁列車」。「あぁ、嶋三喜夫ってほんまに三橋先生と似てるんやなぁ」などと考えながら目を開けた。退職後6年経つけど、どうやらまだ少々演歌に反応する体質を継続させているらしい。いい仕事やったなぁ。なんで辞めようと思えたのか自分でもよくわからん。