餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

餅の力

2017年01月03日 21時14分05秒 | 菓子について
栃木県の地方紙・下野新聞に、餅についての記事が載っていた。(12/29)


確かに、29日は「苦」につながると言ってこの辺では搗かない・・・・が、
ネットでも商売していると、実にありがたい日なのである。

正月間近い時にお餅を買いたいのは皆同じ・・・。
28日と30日に二分された餅つき日だが、中の29日は店頭での注文を受けない代わりに
ネット注文の餅を、29日に搗いて発送までしてしまうと
県外でも30日に届きお互いに便利な日になっている。

中には、中部のあるところでは、「29日」は「福餅」として注文が殺到するとも聞いた。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当店のお客様で、ここ3年位年末に餅を注文してくれるお客様がいる。

年齢的にも結構なおばーちゃんで、息子さんとの二人暮らしらしい。
その息子さんが、「食欲もなく段々元気がなくなって来た」と嘆いて、
「試しに餅でも食わせてみたらどうかな?と思って・・・」。

おばーちゃんの予想はピタリと当たり、餅のおかげで元気が出てきて
食欲も出てきて、夜遊びにも出掛けられる程元気になったと後日再注文に来た。

医者が病気を治したような気分になった私も、とてもうれしくなったものです。
最初の年が2升+2升、昨年も4升、今年は6升の注文があった。

味も淡泊な餅だが、私などは良くも飽きないで食べられると感心してしまうが、
病気がちな人には、命の綱である。

この親子から、
餅には命をつなぎ留める目に見えない力があることを教えてもらった。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年 今年もよろしくお願... | トップ | 栃木・矢板市産のみかん!? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

菓子について」カテゴリの最新記事