チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

和裁?

2010年03月04日 13時45分44秒 | 日記
神奈川県菊名にある
矢澤服飾学校の理事をしているチャコちゃん先生
3日はその理事会に出席

和裁を学ぼうという生徒が最近は少なく
県の相談係で募集方法を話し合おうと思った校長
その担当者に
「和裁ってなにをするんですか?」
と問われ絶句して言葉が一瞬でなかったという

「着物を縫う技術です」
「はーあ・・??」
そういう技術がどうして今後必要なのか
さっぱり分からない顔をされたと苦笑していらした

其処が苦しい
誰もきものを着ないのなら
日本芸能もきもので表現しないのなら
着物は要らない
もちろん縫う人も要らない

時流を追っかけるのか
時流に外れても自分の道を行くのかーー

基本的に針と糸を持って何かを縫うという作業が皆無
運針などいまや全く出来ない人が大勢居る
家に針と糸のない家庭もアル

先日
きものを届けに行き
半衿をつけて差し上げようと針箱の針を見たら
頭が摩滅していて布を通らない
こんな針を売っている業者があるのだとビックリ

「どうしても縫えないと思ったら針が悪かったんですね」

今の鳩山総理
官邸の和室を洋室に直したと聞いた
何考えてんだろう?

本当だったらガッカリ
床を直したというだけならホッとするがーー
コメント
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