チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

ロンドンオリンピック

2012年08月01日 15時45分25秒 | 日記
見ていてよく分からないような難度を追求する日本体操
片や初めと着地だけを丁寧に
つまり終わりよければすべてよしその思想の中国体操

見事なまでに明暗が分かれた

選手よりも良く分かっている審判員では無いので
瞬きの間に腰や足をひねってもその難度さなんて理解できない
そこを点数に加えられていないと注文を付けた日本が
「確かに」とうことで4着から2着の銀になった

チャコちゃん先生はまるで華僑と日本経済の違いだなあ
と思いながらテレヴィを見ていた
更に云えば日本文化と中国文化の相違かもしれない

着地は完璧であることは絶対条件なのだが
日本はその途中のプロセスの美を尊重する
だから
難度であればあるほど着地までに緊張感が途切れてしまう

いままでは
その難度の高い演技こそが尊いとされてきたが
今回のロンドンオリンピックの体操審査員はそこまで見る目がないようだ

荒削りで素人受けし着地さえきちんとしていれば
すべてが立派に見えているように思う
そのような流れをコーチが見抜かない限り
中国には永遠に勝てないと思う

「金をとる」
と言う明確な目標を定めた後は
どういう流れを作れば審査員に理解されるかがきちんと計算されている
まさしく中国は三国志の国、戦略戦術に長けている
そのうえ技術も良いので鬼に金棒

日本は難度を追求するあまり「体の極限の美」を見せる事を忘れている

日本の文化は結果を重要視するのでは無く
そのプロセスの中でいろんな事を味わい自分を高める事を由とする
その結果が最高になることをのぞむ

しかしそこを勝負の世界で分からせることの無理を今回痛感した

大味でも着地さへ完璧なら良いという風潮がいいとは思わないが
その流れを知った上で対策を練った方が良い

難度も着地も完璧というのが一番良いがーー

それにしてもあの方の脇毛は何とかならないの?
演技より気になるという人多いけどなあーー

コメント
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