お正月休み久し振りに「こけし」にあう
こけしはその筋の先駆者のような男
「今は10代の男の子に興味があるのよ」
と恐ろしい事を云う
最近週刊新潮で小説を発表した
もともと文芸春秋社からも2冊も小説を出している本格派だ
彼の文章は好き
新宿乃ホテルに藍大島のお対で現れた
いかにも高級そうなシャトーシュのマフラーを
「ああきものにマフラーってこういうふうにするのね」
「あら比佐子ちゃんともあろう御方が知らなかったの?」
「好い大島ね」
「うん月子チャンが選んでくれたのよ」
月子というのは銀座で呉服屋を経営していた女将
錚錚たる贔屓ばかりの呉服屋だった
「フーーんいいわよあれ中のチャンチャンコ」
「これねほらなんて言った?皇后が飼っているとかいっていた繭」
「ああ子石丸?」
「そうそうそれの真綿が入ってるのよ」
「暖かいでしょう?」
「ホラ裏も見てよ」
「あら午の柄だ」
「ね?」
「何頼むの?ワタシはビール比佐子ちゃん裏メニューでしょう?」
「ウンようわかったね、ホットチョコレート」
「だとおもった」
「ウン甘いな」
「甘い物は甘い方が良いのよネ」
つくった男に優しいこけし
だいたい最近の人は甘い物は甘く辛いものは辛くと云うことが分かっていない
哀しいときはなくワンワン泣けば良い
見てご覧ここらにいる女達
みんな男を従えている
だから男は「たたないのよ」
これ以上は書けませんな
こけしはその筋の先駆者のような男
「今は10代の男の子に興味があるのよ」
と恐ろしい事を云う
最近週刊新潮で小説を発表した
もともと文芸春秋社からも2冊も小説を出している本格派だ
彼の文章は好き
新宿乃ホテルに藍大島のお対で現れた
いかにも高級そうなシャトーシュのマフラーを
「ああきものにマフラーってこういうふうにするのね」
「あら比佐子ちゃんともあろう御方が知らなかったの?」
「好い大島ね」
「うん月子チャンが選んでくれたのよ」
月子というのは銀座で呉服屋を経営していた女将
錚錚たる贔屓ばかりの呉服屋だった
「フーーんいいわよあれ中のチャンチャンコ」
「これねほらなんて言った?皇后が飼っているとかいっていた繭」
「ああ子石丸?」
「そうそうそれの真綿が入ってるのよ」
「暖かいでしょう?」
「ホラ裏も見てよ」
「あら午の柄だ」
「ね?」
「何頼むの?ワタシはビール比佐子ちゃん裏メニューでしょう?」
「ウンようわかったね、ホットチョコレート」
「だとおもった」
「ウン甘いな」
「甘い物は甘い方が良いのよネ」
つくった男に優しいこけし
だいたい最近の人は甘い物は甘く辛いものは辛くと云うことが分かっていない
哀しいときはなくワンワン泣けば良い
見てご覧ここらにいる女達
みんな男を従えている
だから男は「たたないのよ」
これ以上は書けませんな