必死になっておせちを作っていた30年間
考えたら味はすべて母の味
姑の味ではなかった
しかし私の味もだせない
幼いころの舌の感覚というのは一生消えないのだと思う
明け方暗いうちから起きて家族全員で初詣(これが遠い、そして寒い)
父の習慣なのでみんな家長に従う
かえってお屠蘇を頂き
晴れ着に着替え挨拶を受ける
私達子供は羽子板付きや凧揚げ
夜はみんなでカルタ取り(百人一首)
私はずるいので姉兄の「おはこ」を必死で覚えて
ピーーンと指で弾く
悔しがる姉や兄の顔が面白かった
どうせ何枚も取れないのだからそれだけ取っておしまい
結婚したあとも10年位はカルタ取りで遊んだ
負けず嫌いの夫は私より取った枚数が少ないとご機嫌が悪いので
私は詠み人に回る
お陰で今でも百人一首は暗記できている
ここのところのお正月休みは
専ら年賀状書きとテレヴィ三昧
時代は確実に変わってしまった
朝寝してごろごろするのが正月休みになってしまった
考えたら味はすべて母の味
姑の味ではなかった
しかし私の味もだせない
幼いころの舌の感覚というのは一生消えないのだと思う
明け方暗いうちから起きて家族全員で初詣(これが遠い、そして寒い)
父の習慣なのでみんな家長に従う
かえってお屠蘇を頂き
晴れ着に着替え挨拶を受ける
私達子供は羽子板付きや凧揚げ
夜はみんなでカルタ取り(百人一首)
私はずるいので姉兄の「おはこ」を必死で覚えて
ピーーンと指で弾く
悔しがる姉や兄の顔が面白かった
どうせ何枚も取れないのだからそれだけ取っておしまい
結婚したあとも10年位はカルタ取りで遊んだ
負けず嫌いの夫は私より取った枚数が少ないとご機嫌が悪いので
私は詠み人に回る
お陰で今でも百人一首は暗記できている
ここのところのお正月休みは
専ら年賀状書きとテレヴィ三昧
時代は確実に変わってしまった
朝寝してごろごろするのが正月休みになってしまった