真髄は一つだと思う
今日は三の酉
江戸じゅうは大賑わいの時期なのだが
昭和の時代は三の酉まである年は「火事」が多いと言われていた
寒いし火鉢などの炭を使っていたので「火の用心」が出来ないと火事になりやすかった、風もぴゅーぴゅー
新宿に住んでいるので花園神社に行く
帰りには「おたこう」というおでん屋によって温まり「アゲイン」というバーで大騒ぎして帰る。二の酉しかない年は大騒ぎはない
そしていつも思っていた
ご本殿に近づくには多くの参道がある
表の参道は長い、横から、裏からの参道は短い
表の参道には見世物小屋が在ったりで店が並ぶ、裏の参道は暗くて何もない、脇の参道にも出店は並ぶが小屋はない
早くご本殿に近づくには裏街道だ「暗闇」
生き方もこれと似てるなと考える
ご本殿に近づくまでいろんなことを体験し見聞きしてエッコらショッとお賽銭箱の前に立つとありがたさが身にしむ
事の神髄にたどり着くというのもこれと同じかなと感じる
中にはご神殿にいきなりヘリコプターで降り立つ人もいるだろう
参道に入る前の道のりの過ごし方もいろいろ
山にぼるのも5合目までは車でという人も増えているが
下からてくてく上ることでいろんな景色と出会い一緒にいる人と感動を共有できる
近道を探す面白さは遠回りを経験した後でないとその醍醐味は味わえない
結果を焦る人が多いのでこんなことを考えてみた
結果あり
の過ごし方よりその道中の楽しみ方に重きを置きたいし置いてきた
結果は死の床についた時にわかるのであって、そんなに簡単に人生って結果は出ない
人生は時間だよ
一か月秒単位の自分の過ごし方を見てきて思う
自分自身の中の時間が一番正確、それを理解すると時間に余裕が出来、更に時間に無駄がない
エレベータを待つことも、バスを待つことも、電車を待つことも、会議の始まりを待つこともとにかくいっさい「待つ時間」が無くなる
時間がたっぷりあるので心がいつも落ち着き自分を俯瞰して眺められる
21日間、秒単位でご自分を追ってみると面白い明日が来る