チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 390

2020年11月27日 18時11分20秒 | 日記

女子会

本日は昔のスタッフのお招きで楽しい時間を過ごした

着物を通して時間を共有した人達。つまり同じ飯を食った仲間

一人は山縣かほりさん、365日着物に手を着て不動産や投資のプロなのだが、其れ以上に着物業界を元気付けたいといろんなイヴェントを立ち上げてくれている

「中谷比佐子の着物組」というムックを朝日新聞社から出版したとき、かほりさんの頭のきれ、人に接するおもてなしの心を見て「編集長」を命じあれこれ面倒見てもらった

執筆はチャ子ちゃん先生が全面的にするとしても、カメラマン、モデル、ヘアーメイク撮影場所の設定、レイアウト整理、お金の出入りなどなど、すべて完璧にやってくれた。徹夜もいやの顔せずみんなのお世話をしていた

その後は「着物を着て歌舞伎を見る会」などを立ち上げ、多くの女性たちの楽しみを着物に向かせる努力をしていた

そして今なお着物を365日着続けて30年になるという

 

本日はかほりさんの手料理をいただきながら、皇居や国会議事堂を眼下に見下ろして抱腹絶倒の時間を共有した

フルコースのお料理で食器も素晴らしいけど(多くがご実家の物だそう))お味がもう玄人。出される品の一つひとつの味がいい。おいしい美味しいとお腹が膨れていく

 

もう一人の元スタッフは狩谷久美子さん、実家はかの有名な高級きものの販売を手掛け、店の全国展開の先駆者を父に持つ。チャ子ちゃん先生は狩谷社長に可愛がっていただき、いいインタビューをいつもさせていただいた。そのころご自宅に伺うと少女の久美子さんがいて「きれいなお嬢様ですね」というとお父上は目を細めて、「いつか鍛えてくださいよ」とよくおっしゃった

 

その後狩谷社長もなくなりご縁が切れたのだがある日「旅立ちの祝い衣」展示会をしている会場に久美子さんが現れ

「父が着物のことは中谷さんのところで勉強するように」と言っていたので、本格的に鍛えてくださいと飛び込んできた

そして後に二子多摩川に呉服屋を開き多くのお客様に愛されている

 

二人ともにチャ子ちゃん先生が選んだ着物を身に付けて出迎えてくれた

胸が熱くなる

 

食後はさすが人を美しくする仕事をしているだけあって、いかに常に美しくいきていられるかに熱の入った体験談が続く

フアンデーションの色、塗り方、細胞の活性化を図るなどなど話題は尽きず、爆笑の連続。満腹のお腹の消化が進みデザートにも手が伸びる

 

こうやって着物文化がちゃんとつながっていることに嬉しい一日を送る。感謝しかない

 

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