低気圧は近づくと体が膨らみ眠くなる
睡眠の質が問われる
睡眠って何だろう?
眠りを妨げられることが人間にとってもっとも拷問だろうなあ。少なくとも私は
5年位前だったか、
「僕全く眠れないんです。眠れない怖さって分かりますか?」
「わかりませーーん。私枕に頭をつけたら1分以内に寝てしまいますから」
「睡眠薬もお酒も効かないのです。夜中に友人たちに電話をするのですっかり嫌われています」
「お医者さんにご相談は?」
「体はどこもおかしいところはない、精神の問題かもしれないといわれて」
「精神科医に?」
「はいでも原因はわからない」
へーと思った、眠れないってことがどんなにつらいことかを知らないで過ごしている
年に二三回寝つきが悪い時があるが、とにかく横になっていれば体の疲れは取れると何かで読んだので、それを信じて横になっているといつの間にか朝が来ている。
という話をその男にしたら
「横になったら逆に目がさえてくるので、横になるのが怖い」
(やれやれしんどい男だ、速く用を切り上げて―――いやまて、なぜそうなったのか、解明してみたいという好奇心がむらむら)
「いつごろからなんですか?」
もうカウンセラースタイルのチャ子ちゃん先生
そして聞きだしたところによると
彼は国際結婚をしていて、相手は金遣いが荒い、嫉妬深い。それでめでたく離婚が成立。一人暮らしを始めた。相手は自分の国に帰ったので、自由を謳歌していた
ある時新しい日本人の恋人と箱根で遊んでいたら、かの国の団体と観光地巡りが一緒になり、その中に元妻の友人がいて、彼らの写真をバシャバシャ撮り、ラインですぐ元妻に教えた。
ここからが彼の不眠の始まりなのだと私は思った。さらに聞くと
元妻は明け方になると電話をしてくるようになった、自分の国に帰り夜の商売を始めたらしい
彼の恋人が彼の家にいるときはさらにひどく、一時間おきに電話のベルが鳴る
恋人はもう彼に家に来ないようになり、外であっていても電話が携帯に来る
携帯も替え、置き電話の番号も変えたが、数か月の電話攻勢にすっかり恐怖の幕が張り付いていて床に付いたら起こされるというトラウマに包まれてしまったのだと思った
日本の女性だとここまでの嫌がらせはできない。
バブルまっ盛りのころ、着物産地の男たちが、かの国にモノづくりの指導を兼ねた旅行をして、そこで関係した女達が、彼らの家庭をこわし、自殺者まで出した事柄を見ているので、この彼の置かれた立場が理解できた
「家も引っ越した方がいいですよ、それが安眠を生みますよきっと」
「えっ引っ越し?持ち家なんですよ」
「うったらいいでしょう?命まで持っていかれますよ」
その予感的中。電話連絡できなくなった元妻は直接彼の家に押しかけてきた
元妻にとって彼はATM、恋人ができると自分が手にする慰謝料の支払いが無くなるかもしれないという計算的行動だった
その後はーーーー
眠れない原因は自分が作っている
寝くれることに感謝
睡眠の質が問われる
睡眠って何だろう?
眠りを妨げられることが人間にとってもっとも拷問だろうなあ。少なくとも私は
5年位前だったか、
「僕全く眠れないんです。眠れない怖さって分かりますか?」
「わかりませーーん。私枕に頭をつけたら1分以内に寝てしまいますから」
「睡眠薬もお酒も効かないのです。夜中に友人たちに電話をするのですっかり嫌われています」
「お医者さんにご相談は?」
「体はどこもおかしいところはない、精神の問題かもしれないといわれて」
「精神科医に?」
「はいでも原因はわからない」
へーと思った、眠れないってことがどんなにつらいことかを知らないで過ごしている
年に二三回寝つきが悪い時があるが、とにかく横になっていれば体の疲れは取れると何かで読んだので、それを信じて横になっているといつの間にか朝が来ている。
という話をその男にしたら
「横になったら逆に目がさえてくるので、横になるのが怖い」
(やれやれしんどい男だ、速く用を切り上げて―――いやまて、なぜそうなったのか、解明してみたいという好奇心がむらむら)
「いつごろからなんですか?」
もうカウンセラースタイルのチャ子ちゃん先生
そして聞きだしたところによると
彼は国際結婚をしていて、相手は金遣いが荒い、嫉妬深い。それでめでたく離婚が成立。一人暮らしを始めた。相手は自分の国に帰ったので、自由を謳歌していた
ある時新しい日本人の恋人と箱根で遊んでいたら、かの国の団体と観光地巡りが一緒になり、その中に元妻の友人がいて、彼らの写真をバシャバシャ撮り、ラインですぐ元妻に教えた。
ここからが彼の不眠の始まりなのだと私は思った。さらに聞くと
元妻は明け方になると電話をしてくるようになった、自分の国に帰り夜の商売を始めたらしい
彼の恋人が彼の家にいるときはさらにひどく、一時間おきに電話のベルが鳴る
恋人はもう彼に家に来ないようになり、外であっていても電話が携帯に来る
携帯も替え、置き電話の番号も変えたが、数か月の電話攻勢にすっかり恐怖の幕が張り付いていて床に付いたら起こされるというトラウマに包まれてしまったのだと思った
日本の女性だとここまでの嫌がらせはできない。
バブルまっ盛りのころ、着物産地の男たちが、かの国にモノづくりの指導を兼ねた旅行をして、そこで関係した女達が、彼らの家庭をこわし、自殺者まで出した事柄を見ているので、この彼の置かれた立場が理解できた
「家も引っ越した方がいいですよ、それが安眠を生みますよきっと」
「えっ引っ越し?持ち家なんですよ」
「うったらいいでしょう?命まで持っていかれますよ」
その予感的中。電話連絡できなくなった元妻は直接彼の家に押しかけてきた
元妻にとって彼はATM、恋人ができると自分が手にする慰謝料の支払いが無くなるかもしれないという計算的行動だった
その後はーーーー
眠れない原因は自分が作っている
寝くれることに感謝